おでかけ導入編

もう近場の裁判所もあんま残ってないので基本的には遠出の報告になるんですけど、今回行ったところはちょっと特殊な地域なので、導入編から始めます。


出かけたのはGWの後半の5月3日
  
新幹線は仕事でしょっちゅう乗るけど、「こだま」に乗るのは久しぶり。途中の「岐阜羽島」駅でドアに挟まったおばさんのせいで5分ほど遅れたりもしたけど豊橋」駅に到着。ちなみにドアに挟まったというより、車内に忘れた荷物をとるために閉まるドアに無理やり体をねじこむという悪質な手口だった...。まぁそんなのはいいか。
 
そんで豊橋駅から乗り換えてJR「飯田線に乗り込みます。飯田線と聞いてピンと来た方はなかなかですね。
今回、この飯田線に乗車するというのが実は結構なポイントなのです。何をそんな強調してるかと言いますと...


詳しくは「続きを読む」からで。


私、別に特別鉄道好きとかではなかったんですけど、このコーナーで全国各地に行くことになって、行き方を調べたりしているうちに興味を持つようになってきておるのです。そんな中でも特に秘境駅というジャンルにはまっているんですね。
秘境駅ってのは、人が使ってるのかわからんような寂れたところにある駅のことでして、興味のある方は関連書籍なども多数出ておりますので読んでみてください、面白いですよ。

すごい駅! (ナレッジエンタ読本 3)

すごい駅! (ナレッジエンタ読本 3)

そんでここからが本題ですが、この飯田線」というのが秘境駅」の宝庫なのです。

駅にこんなポスターも貼られていますしね。
なので私自身、この「飯田線」に興味がありましたし、そんでこのブログ的にも飯田線沿いにも裁判所があるということなので、これは行くしかあるめぇということになったのです。


じゃあとりあえず、Wikipedia先生から「飯田線」について適当に抜粋しますね。

飯田線とは愛知県の「豊橋」駅と長野県の「辰野」駅を結ぶ路線全長約200kmの路線。ダイアによっては、「豊橋」駅から「辰野」駅まで一度も乗り換えなく行くことができるが、約6時間かかる。地方路線としては駅間距離がとても短いのが特徴で全部で94の駅、平均駅間距離は約2.1kmと大都市の市街地並みである。
天竜川の険しい渓谷を縫うように走る車窓風景や、小和田駅や田本駅などのいわゆる秘境駅の存在から鉄道ファンや旅行者に人気のある路線である。
Wikipedia飯田線」の項目より一部加筆修正して抜粋)

こんな感じかね。
そんで、さっそく乗り込む訳なんだが、

GWということもあり、やはり鉄道ファンの方だったり里帰りの方なのでしょう、2両編成の電車は超満員。朝早くの出発なので座ってのんびりなんて希望はむなしくも崩れ落ちました。


あくまで目的は裁判所撮影なので秘境駅等には降りません。最初の目的地に着くまで気になった駅をいくつか紹介。車内から撮影なので、多少ぶれている写真もありますがご容赦ください。

とは言っても先ほど紹介した通り駅の数が非常に多い飯田線。最初の目的地に向かうまでこんだけあります...。しかもこれでも全景を納めていないのが恐ろしい。赤線つけてんのが、いじっていく駅ね。


さっそく駅を紹介していきます。まず気になったのが、豊橋駅から約50分かかった

東新町」駅です。この東海界隈は駅の下に(愛知県新城市)とか記載があるのが嬉しい。いくつか県をまたぐ列車だからね。
ここは別に秘境駅の類ではないんだけど、ニコニコ動画で私が一時期ガチではまり、そして私を電車好きにした一つの要因である「駅名しりとりの旅をやってみた」という神動画の中で出てくる駅なので記念に撮影。
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皆様、こちらもお暇でしたら是非。電車が得意でない人でもきっと楽しめると思います。


さて、お次です。先ほどの「東新町」駅から20分弱、

長篠城」駅です。ここはまぁピンと来るでしょう、日本史の長篠の戦などで有名な土地ですね。まぁ正直、長篠の戦は有名だとは思いますが、長篠城というのは初めて聞きました。この駅から徒歩で10分弱で行けるそうです。

そして隣の本長篠」駅で反対列車を待つために停車。反対列車が遅れているとかで20分以上停まったのでいろいろと撮影。
 
こんな感じで自然に溢れている駅です。
 
駅員さんにお願いして、切符切らずに外から撮影。恐らく自然公園やらお城とかの類だとは思いますが、観光スポットも多いようなので機会があれば是非。


電車に戻りまして、さらに10分ほど進んでいくと山だけでなく川が綺麗な地域に。
 
浅いこともありますが、水が綺麗なので水底がはっきりと見えます。釣りをしている人や家族でキャッキャウフフやってる姿などを見ることが出来ました。
 
豊橋駅を出て2時間が経ちました。駅舎がユニークな東栄」駅です。豊橋を出発して最後の愛知県の駅だそうです。この駅舎は東栄町で行われる「花祭」で使用される鬼の面をモチーフにしているそうです。駅舎には地域文化の拠点として「ふるさと文化交流館」が併設されていて、2011年にはこの館内にカフェも開業したんだとさ。


東栄駅から3つ目、

浦川」駅。ここには何があるかというと、電車が走りだしてからの撮影で見にくい写真ですが、

「ゆっくりしてけね」という謎の看板があります。それだけです、はい。


そしてちょっとドキドキして参りました、

これも走り出しなんでゴメンね、難読駅として名高い「大嵐(おおぞれ)」駅を出ますと、その次は秘境駅として名高い
 
「小和田」駅だーーーーー!!ってGWだからって人がようさんおる!!
2011年度の一日平均乗車人は6人、駅周辺は徒歩道のみで徒歩20分ほどでようやく人家が1軒、駅周辺に自動車などが通れる道がないため、郵便配達や警察官などはこの列車を使うしかないのだとか。一日の乗車のほとんどそういった人なのでは...。
この駅は単に秘境駅としてだけでなく、皇太子妃雅子様の旧姓である小和田(おわだ)と同表記であることから、皇太子とご結婚された1993年には下車する人が多数いて、ここで結婚式をやった猛者もいるとかでも有名


テンション上がってだいぶ尺とったな。頑張ってさくさく行くね。「小和田」駅の隣も有名な

中井侍」駅秘境駅ではあるんだけど、

駅前に茶畑が広がっていることでも有名。


そして個人的にはここが気に入った

これまた難読の為栗(してぐり)」駅難読駅にしてここも秘境駅です。
何が気に入ったって、
 
駅の目の前に見える天竜川がすげぇキレイ!!ホントだったらちょっと駅降りて散策なんてしたいけど、安易に降りたら3時間は電車がないのでよほどの覚悟がなければダメです。
カメラ持った8歳くらい男の子とお父さんが乗車してきて、「やった!為栗も制覇だね!」とニコニコしていたのも印象的だった。


そんでもってここもすごかった、為栗駅から2つめ

「田本」駅。ここは場所的な秘境度もすごいらしいんだけど、

ホームに落ちてきそうな岩をコンクリートが固めていることで有名。この写真だとわかりにくいけどこれだけだと、なんか微妙に壁から出っ張ってる部分のことね。


そんでここは駅名標を撮っただけだけど、

ここも秘境駅として名高い「千代」駅2010年の一日の乗車は3人だったとか。ここもさっき紹介した動画で扱われていた駅なので軽く一人で興奮。

そんで隣の天竜峡」駅。ここは私のツイッターのフォロワーさんの出身地だそうで、この飯田線を旅している最中に言ってくれたので思わず一枚撮りました。

そして最後に紹介するのが、これまた難読「鼎(かなえ)」駅。この駅は「願いをかなえる」という語呂から入場券をお守りとして持つ人が多いんだってさ。いいね、そういう記念は。


そして、ようやく...豊橋駅から約4時間半かけて目的地の駅に到着したのでした...。
皆さん、改めて言いますけどこのブログは裁判ブログであって、鉄道紹介ブログじゃないですからね。


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