番外編 ソウル地裁 〜裁判長!ここは罰金500ウォンでどうすか〜

僕の彼女を紹介します
僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。
その名前は、ソウル地裁ソウル地方裁判所
というわけで、僕の彼女を紹介します

僕の彼女を紹介します [DVD]

僕の彼女を紹介します [DVD]


改め、
ソウル地裁を紹介します。

まだ見せてあげませ〜んwww
裁判所のHPによると、ソウル地裁へは「2, 3호선 교대역 ?번 출구 강남고속버스터미널방향(도보로 5분 소요) 」とのこと。
あ〜なるほどね、割と行きやすいねってわかるか!!


というわけで、ソウルメトロ2号線、3号線「教大(キョデ、교대)」駅からスタート。


ソウル地裁に到着したい方は「続きを読む」から。
全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」からどうぞ。


大事なことなので最初にお伝えします。日本でいう裁判所ってのは韓国では「法院」というらしいです。ですが、この記事上では今まで通り「裁判所」「地裁」と表現させていただきます。


皆さん、アンニョンハセヨー!カムサハムニダ!!......え〜っとそれしか覚えてねぇや。あと知ってる言葉ってマンギョンボン号くらいだもんな。まっいいか。
さて、さっきまでソウル市内観光の様子を少しお伝えしてきましたが、あれはツアーでのこと。ここからはいつも通りの正真正銘1人での撮影です。初めての海外旅行でこれは恐い。
とりあえずガイドさんに、電車の乗り方裁判所はどこにあるのか裁判所をハングルで紙に書いてもらう(これマジ重要)などをして準備完了。ガイドさんに「なぜ裁判所に行くのか」としつこく聞かれたのを「ビジネス!!」の一言で片付け、目的地へ向かいます。


まず最初の難関は電車に乗ること。普通くん29歳、泣かずにちゃんと目当ての電車に乗れるかな〜?

ソウル市内の地下鉄路線図です。東京並にごちゃーとしています。ただ東京の地下鉄同様、各駅には数字が割り振られていまして(東京の人間で知らない人いたんだけど常識だよね?)、それを目指せばいいようにはなっています。ちなみに目指す「教大」駅地下鉄2号線を使えば「223」3号線を使えば「340」となります。
次に切符を買います

どの駅にもこのようなタッチパネル式の券売機がありますので、写真では赤く囲った日本語をタッチします。英語や中国語がいいなら勝手にどうぞ。

すると日本語表記のこんな画面になりますので、左から2番目のボタンをタッチします。

駅を選択します。駅名検索ではアルファベット表記での検索となりわかりにくいので、上の駅コード検索でさっき示したように駅の番号を入力します。僕の場合は2号線を使ったので「223」と入力。

そんで枚数を指定しましたら金額が表示されます。ちなみに一律500ウォンの保証金というのを支払う必要があります。この保証金は戻ってくるのでご心配なく。

お金を払ったら出てくるのがこの電子カード。駅によっては凄く乱暴に出てくるので笑えます
 
そんでそのカードを読み取り機にタッチすれば、このバーを自分で動かせるようになるので中に入ることができます。俺、親切過ぎるな。

全駅かは知りませんが、ホームはこのようにドアでロックされており電車が来るまでは開きません。三田線の白金台だかどこだかのホームを思い出します。路線にもよるでしょうが、電車は5分も待てば来ると思います。

車内はかなり混んでいました。車内アナウンスは何を言ってるかわかりませんが、駅番号が振られているおかげで、なんとか目的の駅で降りることができました。

それがこの「教大」駅です。ソウルの中心地からはやや離れたところにあります。泊まっていたホテルからは30分近くかかりましたかね。

案内を見ても何を書いてあるかわかりませんが、「11」番出口を目指してください。本当に数字というのは有能であると改めて感じますね。路線が2つある駅なので、使った電車によっては少し歩くかもしれませんが、ちゃんと出口表記はされているので心配ないかと。
あ、そうだ出口を目指す前にまずは改札を出ないと。行きと同じように切符をタッチして改札を出たら、

この機械を探してください。日本語で「保証金払い戻し機」と書いてあり安心です。ここに使った切符を入れると

購入のときに保証金として支払った、一時期日本の自販機でよく見られたとされる500ウォンが帰ってきます。あれが相次いで今の500円のデザインに変わったんだよね、懐かしいね。

裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

という訳で今日のサブタイの元ネタはこれ。


それなりに大きな駅なのでしばらく歩いている中で、いくつか気になる広告も。

サムスンの広告。やっぱ韓国といえばサムスンだよね。あとこの人もメガネかけていますね、やはり韓国製なのかな。あと、韓国だと一般的だと言われている
 
言葉はわからなくてもそうだとわかる整形の広告。こんなに大々的にビフォーアフターを掲載するのは日本じゃ見かけることはないですよね。

南大門市場で見かけた割とタイプなこの広告の子らも整形してるんかなぁ?美意識について強く持つこと自体は悪いこととは思いませんけどね。

ようやく「11」番出口に到着。階段を上っていきますと街がお目見え。

立派wwwまぁ韓国の中心都市ソウルの裁判所だからね、その地も立派じゃなきゃ困るけど、なかなか驚き。ちなみに「教大」駅の名の通り、ソウル教育大学というのが近くにあるらしいのですが、どこにあるのかはさっぱり分かりません。
Wikiさんによると2011年の「教大」駅の一日平均乗車数は5万5千人強関東でいうと千葉の市川駅くらい、関西だと大阪の高槻駅より少なくて兵庫の明石駅より多いくらいだと思ってください。市川がドンピシャなのが少し笑ってしまった。

階段を上がったそのままの向きというか、やや左前方となるのかな上り坂となっているこの道を進んでいきます。○○の建物が目印!と言えないところがキツいですが。とりあえず道の左側を歩いていてくださいね。

バーガーキングを発見。日本でもだいぶ増えましたよね。今回の撮影とは関係ないですが、この後に行ったソウル駅ではマクドロッテリアもありました。

携帯ショップ。ガイドさんによると、韓国の人のアンドロイド搭載のスマホ保有率は世界一なんだとか。なんでも9割を超えてるんだと。さすがサムスンの国。
とまぁ2分ほど歩いたところで、左側にそれらしき建物が。でもガイドさんが書いてくれた文字となんか違う気がするので、道行く人に

俺「えくすきゅーずみー」
俺「(ガイドさんに書かれた文字を指差し、その後建物を指差し)でぃすわん?」
親切な人「Yes! See you〜」

と教えてもらったので間違いないのでしょう。




到着〜!!ただ、このアングルだとうまく全景が撮れないので裏に回りまして

これでどうだ〜、ってデカいな、おい!!
HPでも建物を確認したので、恐らくここで間違いないのかと。駅から徒歩3分もかからず行けます。駅からは簡単だけど、電車やらなんやらで到達難易度は今までで一番だったな。
行ったのは平日だったので、中にも入れたんだけど、さすがに韓国の法廷のルールもわからないし建物の周りをうろちょろする不審者っぷりだけを発揮して帰りました。ちなみにガイドさんによると、以前日本から法律関係を仕事とする一行が来て裁判所に連れて行き、一緒に裁判を傍聴したこともあったとのこと。さすがにそれが無きゃ言葉もわからん建物の中入れないよ。

地図で表すとこんな感じ。写真をクリックしていただくともう少し大きく表示されます。


さて、地裁の撮影は終わりましたが、もう少しお付き合いを。そこからまた電車に乗りまして、

駅番号「914」のこの駅に到着。漢字で行き先がわかっちゃうので、ちょっとボカさせてもらいました。

そんで改札を出たら保証金払い戻し機で悪名高き500ウォンを忘れずにとって...ってしつこいか。
 
お次は6番出口を目指します。大江戸線ばりの長いエスカレーターを登った先は、

こんな感じになっております。登ってきた向きからUターンする形で30秒ほど歩けば左側に次の目的地が見えてきます。

国会議事堂です。こちらも警備の人がたくさんいて撮影していいのか迷いましたが、周りに結構カメラ構えている人もいたので大丈夫そうです。

ちなみに降りた駅はその名の通り「国会議事堂」駅といいます。日本で国会議事堂があるのは「国会議事堂前」駅です。Wiki先生はさすがですね、「国会議事堂駅」と入力したらちゃんと韓国のこの駅が出て「国会議事堂前駅とは違います」って表記もされるんだもん。この国会議事堂に関しては、ガイド本に名前が書いてあったのを見ただけでどんな場所かも全く調べもしなかったので、とりあえず撮影しただけで帰りました。




最後にハイスピードで残りの紹介したい写真をいくつか。
 
バスで移動してたんでどこだかはわからんが、ホテルの近くで食べたビビンバ。これが意外にも韓国で食べたものの中で一番美味しかった!日本のものとは違う感じで、単純に美味いなぁと感じた。

国会議事堂の近くの公園で売ってたたこ焼きの移動式屋台。この写真を見せられて韓国だとわかる人はいまい。

韓国には書店が少ないらしいんだけど、ソウル駅構内で見つけた書店。もちろん棚の割振もわからないんだけど、韓国語で書かれた日本語の語学書でもあったら面白いなと思ったけど見つからず、代わりにじゃないけど

何故か縦横直せんかったけど、何度もこのブログで出していますが、麻雀漫画「咲 –saki-」の翻訳本を発見し記念に購入。お値段は4,500ウォン(約450円)。その他にも、「ワンピース」「はじめの一歩」などの有名作品からかんなぎ」「ばらかもん」などもありチョイスがよくわからん感じになってました。



2ちゃんまとめなどで話題になりました、ソウル市役所の新庁舎。なんで話題になったかはご自身でお調べください。確かに生で見るとなかなか...。

その市役所の近くの大漢門で何かのイベントが。見物の人はかなり多かったです。

そのイベント会場の周りを囲ってた花壇。さすがに雰囲気悪くしちゃいけんからガイドさんに聞いたりしなかったけど、「独島」って文字を生で見ると考えるものがあるね。

10mはゆうに超えるであろうとバカデカい李舜臣

ホテルの周りを何か声を出しながら歩き回ってた連中。ガイドさんによると、ほぼ毎週なんかしらのデモやらストライキやらが行われているらしい。日本国旗が掲げられているとかでもなかったので一安心。何枚か写真を撮ってガイドさんに見せたら、どうやらサムスン写真の待遇改善を求めるものだったらしい。ちょい冷や汗。
 
屋台で買った海苔巻きみたいなの。屋台の人が「ここで食べてく?」って日本語で聞いてきたのに驚いた。
そして最後の一枚は、

市内に何店舗かあるという外国人専用のカジノ「Seven Luck」。パスポートを提示すると中に入ることが出来ます。中にはスロット、ルーレット、ブラックジャック、あと名前わからんけどハイ&ローみたいなのがありました。
僕はスロットだけやったのですが、なんと50,000ウォン(約5,000円)くらいの浮き。そんなに大きな勝ちじゃないですけど、ドツボにはまる前に抜けられたので良かったのかなと。




最後に2泊3日ソウルにいて感じたこと、知ったこと。

良かったこと

  • 外国語に堪能な人が多い。観光地はもちろんのこと、その辺の露天の人まで簡単な日本語が喋れるのは驚き。あと道端とかお店とかで英語で話しかけてみたんだけど、すごく流暢に返してくる人が多かった。触れた人だけだと明らかに日本より上。
  • 年上を大事にしている。電車の中で席を譲るのマナーって以前に当然って感じだった。まぁ譲る側が当然って顔するのはいいけど、譲られる側がさも当然のように譲った人のことを見もせず座るのはちょっと感じ悪かったけど。なので皆さんも韓国の地下鉄では席を譲ってあげてね
  • 妙にモテた。オバさん方からやたらペタペタされた。ペタペタと何処に財布があるか確認されてただけなのかもしれないけど。

日本と違って戸惑ったこと

  • 多分車のマナーが悪い。クラクション鳴りまくりだし、結構危ないなと思うこともあった。
  • 信号が変わるタイミングが独特。場所によるんだろうけど、常に点滅してるのとかあるんだよね。で、急に赤になるんだな。これは最後まで慣れなかった。
  • タクシーが普通にぼったくってくる。初めて乗ったタクシーで見事にぼられまして、ぼられたことに気付かず、その次に乗ったタクシーが凄く安くてそこで気付いた。日本でも遠回りしてぼったくる奴とかいるし、これは一緒か。
  • キムチは日本の方が美味い。これどっちが上とかじゃなくて料理としての違いで、日本のキムチは日本人の舌向けに作ってるんだろうな。何店舗かで食べたんだけど酸っぱ辛いんだよね。


まぁ3日程度の滞在じゃ何もわからないし、ある程度いい場所に連れられてのことだったとは思うんですが総合的に見るとまぁ楽しかったかな。僕もネットの地下住人なんで色々と思うところもありますが、今後は余計な色メガネは極力かけずに、その代わりに韓国のメガネをかけつつこの国と接していければなと
そんなソウル特別市のソウル地裁




お薦めです!!
皆さま長文お疲れ様でした。なんせ初めての海外だったんで色々と書きたいこともあったんでね、まだ書き足りないけど。まぁ皆さんも韓国について知りたいことがあったら、韓国マスターの私が答えますからなんでも聞いてくださいよwww
それにしても、「裁判所へはどうやって行ったらいいのか」と聞いた時のガイドさんの意味がわからんって顔は面白かったな。


まぁ今後、もし海外旅行する機会があればまたやるかも...?