173件目 熊野地裁 〜クマノキル〜
僕の彼女を紹介します。
僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。
その名前は、熊野地裁。津地方裁判所熊野支部。
というわけで、僕の彼女を紹介します。
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改め、
熊野地裁を紹介します。
裁判所のHPによると、熊野地裁へは「JR紀勢本線熊野市駅徒歩15分」とのこと。
というわけで、JR紀勢本線「熊野市」駅からスタート。
熊野地裁に到着したい方は「続きを読む」から。
全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」からどうぞ。
社会人になって金銭的な意味から飛行機を交通手段の一候補と出来るようになり、国内で行きにくい場所ってのはかなり減ったと感じてます。羽田と伊丹からなら国内ほとんどの空港をカバー出来るから、むしろ行くのに大変なのは、距離的には割と近いから飛行機の便はないんだけど、電車で行くとなると凄い不便って場所。それがまさしく今回の熊野であるわけで。
朝の9時前に最寄駅を出発し、
大阪のコリアタウンとして有名な「鶴橋」駅で近鉄電車に乗り換え。
三重県の中心地である、「津」駅に到着。隣の「津新町」駅は津地方裁判所(該当ページへ)の最寄駅ですね。乗り換えに多少時間があったので駅前を多少探索して、
閻魔堂っていったいなんなんだろう...?と思いながら、
JRに乗り換え。平仮名一文字で「つ」と書かれるとこの上なく間抜けな感じです。
田園風景やら海岸を眺めながら、心が洗われるぅぅぅぅぅ!!とか叫びながら着きましたのが、
今回探索する「熊野市」駅でございます。
文章にするとこんなものですが、乗車時間は実に4時間強。同じ近畿圏内で特急を駆使してこの時間。
ちなみに三重の隣接権である愛知県名古屋駅から特急を飛ばしても3時間強、東京からだと新幹線使うとなると名古屋まで単純に1時間半かかりますし、隣の和歌山県に空港もありますが便数が少ないですし、その空港からでも2時間半はかかるとのこと。
以前、行った宮崎県の居酒屋で「宮崎は陸の孤島だ」と延々と愚痴をこぼされたのですが、是非この地の人とバトルしてもらいたいですね。僕は熊野推しでいきます。あー疲れた。
さて今回の熊野市ですが、全く聞いたことがない人もいるとは思いますが、「熊野古道」という名称でご存知の方も多いでしょう。
熊野古道は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へと通じる参詣道の総称。紀伊半島に位置し、道は三重県、奈良県、和歌山県、大阪府に跨る。
熊野古道とは、主に5つの道を指し、これらの多くは200年に「熊野参詣道」として国の史跡に指定され、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界遺産(文化遺産における「遺跡および文化的景観」)として登録された。
(Wikipedia「熊野古道」より一部引用、修正)
正直僕もこれだけでは理解しきれていないのですが、
とりあえず駅の作りは観光客さんいらっしゃ〜いという感じになっています。
駅を出るとお土産屋などは見えますが基本的な静かな感じです。タクシーは多く停まっており、実際僕と一緒に観光目当てっぽい人が多く降りていました。
駅舎はこんな感じ。別段、立派という訳ではありませんが、今まで通過してきた駅がなかなかな感じの場所が多かったのでこれほどの造りならば十分な感じでしょう。
それでは裁判所に向かいましょう。とりあえずまた駅前に戻りまして、
駅の反対側へ行かなければならないので、左にある
歩道橋を使って反対側に向かいます。
降りたら、駅が左側にある向きでこの道を進んでいきます。駅とこの道の間には細い川が流れているのですが、
こんな感じで、町ぐるみできれいな川を維持しようとしているみたいです。
次に曲がるポイントを撮り損ねていてちょっと難しいのですが、左に見えている駅のホームが途切れそうな
こんな感じのポイントで、右に曲がると
割と広めの道となるので、ここを真っ直ぐ進んでいきます。
謎の倉庫みたいな場所だったり、自動販売機に阪神ロゴが。この辺りは虎党なんですかね。
このロゴが僕の頭を困惑させているのですが、三重って結局関西圏なのですか、東海圏なのかわからないですよね。地区割りってのは明確な規定がないらしいのですが、確か地理の授業では近畿地方って習った気がするし、個人的にも近畿の方が場所的に収まりがいいような気がする。
でも、名古屋の方がアクセスはいいし、スポーツの大会などは東海地区に分類されますよね。裁判所的な考えで言うと、津地方裁判所管内の高等裁判所は名古屋となりますしね。まぁ正直どっちでもいいんですけど。
この道を5〜6分も歩いていけば、
ときたま表れるこの裁判所を示す看板が見えます。遠くからでも分かるので、地味にこの看板役に立つんですよね。そんな訳で、
到着〜!!
わざわざ斜めに撮っているのは別に構図的な意味じゃなく、
正面からだと植物が邪魔して、かわいいお顔が見えなくなっちゃうからなのん♪
所要時間は裁判所によると15分だったけど、実際は10分程度じゃないかな。正直、最初駅の反対側だってわからなくて、すげぇ探索しちゃったんだけどね。
地図で表すとこんな感じ。写真をクリックしていただくともう少し大きく表示されます。
さて、撮影は終わったものの次の電車までは3時間強。熊野古道とはなんたるかは今でもよくわかってないので深追いはしないとして、適当に散策。駅周りを探索しながら隣の駅を目指すことにしました。
駅を出て右に向かうと「文化交流センター」があります。図書館が入っていたり、地元の情報共有スペースになっていたり。
掲示板に貼られていた興味深い2枚のポスター。
1枚は熊野で一番面白い人を決めるというコンテスト。賞金も出るみたいですし意外とポスター見ると概要やらしっかりしています。第1回ということですが、ちゃんと2回3回と続いていってほしいですね。
もう1枚は市内のスタジアムでの高校野球の招待試合の予定。なんと相手は高校野球界のトップを引っ張る大阪桐蔭高校と横浜高校。大丈夫ですかね、熊野の皆さんトラウマを抱えることになるんじゃ...。まぁ桐蔭にしても横浜にしても、この地に来るだけでその遠さに軽いトラウマを抱えることになりそうですが...。
続いて駅正面から続くこの道を進んでいきます。「ようこそ」と入口のようになっていますが、特にこの先に商店が連なっているとかはありません。じゃあ、先に進んで何があるかというと、
電車からも見えますが一面に広がる海でございます。
今回の熊野をスタートとして、次回以降和歌山県を攻めていくのですが、これらの都市はすべての海沿いに集中しており定期的に海景色を見ることができます。地図で見ていただければわかるのですが、それを一つずつ攻めていく様はあご髭を撫で回す姿のようでございます。
そういや、海に入る近くに救命器具としてこの棒が置かれていたんだけど、これどういうものなの?プカプカ浮くんかな?
熊野市駅周辺はこれくらいにして、隣の駅に向かうまでにいろいろあるらしいこともわかったので、
海が見えるこの道をひたすら歩いていくことにします。なかなかいい眺めです。
ご丁寧に手書きのガイドまであるんだから大したもんだ。
まず見つけたのがこちら「獅子岩」でございます。
「獅子岩」とは、海岸の隆起と海蝕現象によって生まれた、高さ25m、周囲約210mの巨岩があたかも熊野灘に向かってほえる獅子のように見えるものだそうです。それがこちら!
あ〜、確かに見える見える。獅子かどうかは別にしても、確かに海に向かって怖い顔した何かがほえているように見えるわ。ってか、ここまで波が来て岩を削るとかあるんだな、やっぱ波ってすげぇわ。
そういうこともあってか、熊野からこれから巡るの都市のいたるところにこういった津波を警報する看板が設置されていました。常日頃からの防災意識ってのは大事だよね。
次に向かったのは「花の窟神社」です。ここは何が凄いって、
この神社の一番奥にあるこの巨岩。これ自体が御神体(?)なんだってさ。さっきの獅子岩にしてもそうだけど、この周辺ってのは「岩」と共に歩んできた歴史があるんだろうね。
この「花の窟神社」にも観光客、参拝客はそこそこいて、
「ようこそ熊野へ」なんて書かれているものがあって旅に来ているなぁと実感を沸かせる一方でその裏面には、
「祝 高速開通」なんて書かれていて急に俗っぽくなったり。まぁもちろんこの辺の住んでる人にとっちゃ重要な情報だわな。
そしてせっかくなので、おみくじを買うことに。以前出雲大社に行ったとき(該当ページへ)にも買って「大吉」だったにも関わらずなんも変化がないので、この手のものに信心はないのですが...
2回連続で「大吉」FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!
僕、初詣とか行かないので出雲以来のおみくじですが、まさかの連続大吉。このくじ運で運を使い果たして死んでしまうかもしれませんが、それはそれでいいでしょう。
え〜となになに、
- 旅行…利益あり。行きて吉
- 相場…買え。今がよい
- 恋愛…積極的にせよ
- 縁談…思うに任す。高ぶりて破れる恐れがあります
旅が利益ありってことは、どんどん撮影旅行進めろってことだな。さてはJRやANAとかと組んでいやがるな。
そんで、相場ってのは何のことかよくわからんけど、買うのがいいってことなので、
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それと恋愛は無視するとして、縁談もいいらしい。でも「高ぶりて破れる恐れがあります」という言葉に思わずドキリ!こ、このおみくじ当たるやもしれん。
そんな訳で、歴史情緒溢れる熊野の町をのんびりと歩いてみませんか。時間かけて来る価値はあると思いますよ。そんな熊野市の熊野地裁
お薦めです!
あ、まだおみくじで見落としている部分があったわ。
酒に狂えば凶なり
余計なお世話じゃ!!俺は今日も飲んでやるからな〜!!