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今年最後のブログ更新は裁判所撮影に遠征してきた話です。
ちょいと東京に行く用事があったこともあり、まぁついでなら溜まった有給を1日使い、帰る前にどっか裁判所の撮影にでも寄るべやと思ったのが今回の計画の始まり。
そんなこんなで12月8日の木曜日夜11時、翌日の金曜日に有給をいただいた僕は仕事をマッハで終わらせ、着がえやら荷物の準備をしこの地に立ちました。

大阪駅です。


この大阪からどこに向かうのかについては「続きを読む」からどうぞ。


まぁせっかく1日使えるですから、しっかり回ろうと意気込んだ僕。この企画で難しいのは最初の目的に何時に着けるかということ。日が出ているうちに撮影を終えなきゃいけませんからね。
そのために朝早起きしたり、深夜バスに乗ったりと色々としてきましたけど、今回は使ったのはこちら。

「夜行急行列車きたぐにです。「きたぐに(列車)」とは←Wikipediaページにリンク。
夜の間に大阪を出発し朝に新潟に着くこの列車を使って今回の旅はスタートします。
大阪駅発は23時27分、そして新潟駅着は8時29分とまぁ随分な長丁場。さぁ、これから9時間僕とともにする寝台列車の中をご覧いただきましょう。

通路狭っ。
一番安いB寝台というのにしたので多少は覚悟していましたが、なかなかきつい。ベッドの様子を撮ろうとしたのですが、うまいアングルが掴めず

とりあえず僕の足でもどうぞ。
ベッドは3段になっていて、あぐらをかくと頭がガチでぶつかるため荷物の整理やらは大変でした。

カーテンを開ければ、普通列車を待つホームがすぐ近くに。とりあえずふざけて、映画「シャイニング」のカバーみたいにカーテンの隙間だけ顔だけ出している状態で列車は発車。

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ホームで電車を待っている人が何人か気付いて、その度にぎょっとしてました。驚かしてごめんなさい…。




さて、この急行きたぐにが面白いのが、異様に停車する駅が多いということ。僕が調べたところによると、

大阪-新大坂-京都-大津-彦根-米原-長浜-敦賀-武生-福井-小松-金沢-高岡-富山-滑川-魚津-黒部-入善-泊-糸魚川-直江津-柿崎-柏崎-来迎寺-長岡-見附-東三条-加茂-新津-亀田-新潟

これらの駅に停まります。
しかもさっき書いた通り、大阪駅の出発は23時27分なんで、途中の福井や金沢だったりっていうのに停まるのは午前2時とか3時とかなんですよ。そんな訳で金沢とかの観光にはあまり向かない列車なのかもしれません。特に土地勘の無い人が冬に降りたるするのは自殺行為かと。


ちなみに車内販売の類はありません。途中駅で長く停まることがあるので自販機で飲み物くらいは買えると思いますが、食べ物は事前に買わないとどうにもなりません。
それくらいの下調べはしておいたので、お菓子とお酒をつまみながらぼけ〜っとしていると大津駅に到着。
よし、またシャイニングごっこでもしようかと思ったら、

もうホームには誰もいない時間に。
つまらないなぁと思いながらも、列車の中歩いてもしょうがないし、ベッドは狭くてあんま寝れなそうだしなぁ...と思ってたら爆睡してました。

目が覚めて、カーテンを開けたら既にこんな風景。シャイニングごっこなんかしても誰も見てやくれません




なんやかんやで定刻通りに新潟駅に到着。駅に降りて、軽く伸びをしたあと、固くなった体をほぐそうと左右にブルンブルンしてたら異様なまでにバキバキッとなったのでビクッとなりましたが、眠気は吹っ飛びましたね。
新潟駅で乗り換えをして、鈍行に揺られること30分ほど大阪駅を出てから10時間弱経った9時9分に最初の目的地へ着いたのでした。


〔新発田地裁編へ〕