最終回の撮影に挑む前に

やっとと言うか、遂にと言うかこの時がやってまいりました。 仙台地方裁判所の撮影を持って、全国253軒の地方裁判所とその支部の撮影をコンプする日が来たのです。 ひとまず仙台地裁の撮影までにいろんなことがありましたので、まずはそれらを片付けてから最終回を迎えたいと思います。 11月24日金曜日、19:45 伊丹空港から仙台行きの最終便へ搭乗。ちなみに撮影は明後日26日の予定でしたが、2日も前乗りしちゃいました。 最終目的地を仙台に定めてから、仙台へのアクセスをいろいろと考えていて、本当は一番使いたかったのがフェリー。 >> 太平洋フェリーHPへ  << 名古屋-仙台-苫小牧を結んでいるこのフェリー。最安6,700円で乗船可能で、船内設備もなかなかに豪華と早々と目をつけていたのですが、隔日運行が響き乗船ならず。これは本当にショックがデカかった。 なので飛行機で向かいます。もう仙台空港は飽きたんだよ...。 いまいち何を表しているか分からん地図に迎えられ仙台空港到着。東北の地図と新幹線の路線なんだろうけど、こんなデカデカとやることかね。 この日は新千歳空港での管制トラブルがあった日で、時間は21時を軽く過ぎていたにも関わらず凄い人の列。この日前後は仙台市内のホテルは全然空きがなかったし、この人たちはどうしたのか今になって気になってきた。 >> 北海道管制トラブル 新千歳など10以上の空港に一時影響毎日新聞)←ニュースへ飛びます。  << 初めて仙台空港を利用したのは3年近く前の福島県に行った相馬地裁編該当ページへ)。このときもこのキャラはいたんだけど、駅でも凄く扱いは小さくて、ブログにも掲載していなかったんだけど(一応、写真は撮っていた)、   今やグッズを販売していたり、アニメWake Up, Girls!とコラボしたりしていた。随分と立派になったもんだね。 仙台空港駅から電車に乗車。もう21時を過ぎているし、ホテルのある仙台市内に直行しても良かったんだけど、なんたって今回は地裁の完全制覇。少し思い出に浸りたくもなり、 大河原駅に到着。ここ大河原には7年前大河原地裁該当ページへ)の撮影のために訪れました。撮影の順番でいうと36番目、写真の枚数は11枚と前回の網走該当ページへ)が50枚以上だったことを考えると、この7年の変化は進化というべきか退化というべきか。 大河原にあるから「orga」と名付けている以外ありえない建物も健在。前回の訪問の際はショッピングセンター?と書いていましたが、図書館やイベントホールなどの公共施設のようです。昔の僕は調べるということを知らんかったようですね。 本当は地裁まで行こうかなとも思ったんだけど、見ての通り結構暗そうな町並みと小雨が降っていたことから断念。あとここまで来ておいて面倒になったので という訳で仙台に到着。この日はそのまま一泊。 11月25日土曜日 翌日の午前は撮影の下準備などしつつ、午後に今回の撮影に同行してもらう大学時代の後輩と合流。地裁の撮影はその翌日なので、この日は普通に観光です。レンタカーで何も言わずに拉致した先は、   懐かしの定義とうふ店築館簡裁該当ページへ)の後に足を伸ばして行ったところですね。築館のときは2月だったから雪が積もっているのは納得いったけど、この撮影は11月だからね、ここがどんだけ山の上にあるかがわかるかと思います。仙台の中心地は全くそういった気配なかったので。 あれ、萎んだ?とりあえず前回同様、ここ名物を油揚げを購入。後輩らも「昼飯は抜いてこいよ」と言われて、まさか油揚げを出されるとは思わなかったでしょうが、がっついてましたし、   焼きおにぎり玉こんにゃく揚げまんじゅうと外しようのないメニューを堪能。後輩の一人は玉こんにゃくを大分気に入ったようで「僕の中の玉こんにゃく順位で一位になりました!」と言っていたが、二位以下を把握しているのかは不明です。   お参りし、最後の旅も無事に終えられるよう祈願。まぁ個人的には、前回の網走で熊に襲われないかだけが完全制覇の最後の障壁だと思っていたので、もうもらったようなもんすわ。 それにしても何度見ても立派なお寺ですし、この彫りの手のかかり具合も異常。   本堂にお参りし、五重塔を見るというもはや鉄板のルート。後輩の寒い寒いには耳も貸さず喜色満面で後にしました。 次に向かったのは、大観密寺というこれまたお寺へ。 この八正堂の前にかけられている暖簾みたいな色は、笑点メンバーの着物の色におおいに関係していることで有名なお寺......というのは今思いついたでして、   縁結びの神様としてとても有名なのです......というのも本格的な目的とは違います。神頼みでもなんでもいいから孫の顔を見させて〜という親の嘆きはいつものように無視しまして、ここで有名なこちらです! デデン!! この大きな観音様でございます。周りの木と比べても大きいと感じると思いますが、その高さなんと100メートル。日本では茨城県牛久大仏に次いで二番目の大きさだそうです。 近くだと大きさや全体像が掴みにくいので、 数百メートル離れたイオンの駐車場に停める必要があります。 この観音はこの辺りのレジャー施設等を開発していた実業家さんが、事業が成功したのは日ごろから信仰していた観音のお陰として建てたものとのこと。このバカでかい観音によって電波障害が発生しているため、当初対策として中継局を設置していたもののアナログ放送の終了に伴い廃止されたとのこと。なんともスケールの大きな話です。 観音の足から中に入ることができます。目の前の池は汚らしいので、定期的な掃除をお願いします。500円だかの拝観料を払って中へ。   まずはグルッと一周、様々な仏様やら銅像やらが並べられています。ただ残念ながら、この観音もデカいから興味があった訳で、特に信心があるわけでもないのでこの辺りは早歩きです。 ここは思わず足を止めてしまいました。詳しくは忘れましたが1980年代とかの雑誌やら商品やら。懐かしいという感情より、こんな時代もあったのかという世代ですから最初は単なる好奇心で見ていたのですが、後輩の一人がやたら熱心に読んでいます。 覗き込んでみると、なんと女性の裸体が載っているではありませんか!しかも「あなたの近所の名所で脱いでみました」なんていう、なんとも不埒なタイトル。他にも同様のものがあったら、信仰心が強くこの観音に参った人の心に邪念が浮かんじゃうじゃないですか、だからね私が全部読んで業を背負ってやりましたよ!! 下らん物言いはさておき、でも昔の雑誌って結構ぱっぱか脱いでいたんですなぁ。時代を感じます。 一階部分を一周したら、次は上まで登ります。エレベーターで登れますからご安心を。   ところどころ小窓がついていて外を見ることができます。これほど遠くを見渡せることからも、この高さを実感していただきたいところです。 螺旋状の階段を下っていき、   それぞれのフロアには仏像が。このとき後輩はきっともっと見たかったのでしょうが、僕の飽きたという気持ちを察したんでしょうね、途中からフロアには立ち寄らず降りることに専念。よく出来た後輩たちです。ただひたすら下るんで、ちょっとしたトレーニングになってしまいました。 突如表れたきんさんぎんさんの手形。百三才って書かれてるけど、ここに来たってこと?何を百三才にさせてんだよ。それにしても、相当久々にこの名前を見たけど、亡くなったのってきんさんが2000年で、ぎんさんが2001年なんだね。懐かしいなぁ。 大観音を出たら外は真っ暗。だからといって、ただ帰って寝るなんて野暮なことはしませんよ。やっぱ仙台に来たからには、夜は牛タンでしょ。ということで 居酒屋大集合!! 左手前から時計回りに、ヒルナンデスよりタレントの南原清隆さん、そしてチャイニーズマフィアさん、「さよなら絶望先生」より普通こと咲-saki-より姉帯豊音さん、だーじりんさん、佐隈りん子さん、フランス代表の元サッカー選手エリック・カントナさんと豪華メンバー。限定させていただいて申し訳なかったのですが、古くからTwitterでお付き合いさせていただいている変人素敵な方々と、明日のゴールは一緒にしようということで決起集会をしました。俺だって、まさかナンちゃんの画像検索して拡大して切り取る年末なんて想像だにしてなかったさ。 僕はお酒の場では飲むことに集中しちゃうので、写真はこれだけですが、ブログを読んでいただけるようになったきっかけや、僕自身の印象的な裁判所の話などかなりマニアックな夜を過ごすことが出来、とても楽しかったです。 また当日は残念ながらお越しいただけませんでしたが、「@sujicco」さんからは素敵なプレゼント>も。本当にありがとうございます。みんなも見習って、プレゼントか現金を送るように。主に現金で頼むぞ  さらに館山地裁編該当ページへ)にも同行してもらった大学時代からの親友からは、私の好みを熟知しての立派な日本酒をいただきました。こちらもありがとうございます。みんなは現金を頼むぞ。 と、そんな楽しい時間もあっという間に過ぎ、最終決戦の時間が刻一刻と近づいてくるのでした。 〔仙台地裁編へ〕