地獄の行軍 〜相模原編〜

さて、6時間ちょいかけて目的の駅まで行き、そこから3分かけて本来の目的地へ着いた感慨もそこそこに、すぐに次なる目的地へ。
とにかく、撮影するための時間(日没不可)という縛りもあるし、無駄にたらたらやってたら体力的な問題も生じる可能性があるし、そしてここに来て更なる問題点が浮上!


とりあえず、続きは「続きを読む」からどうぞ。


次なる目的地は「相模原」駅。

横須賀地裁からの距離はおよそ50km。そりゃあ70kmは走破したけれども、体力の問題もあるし、決して楽な距離でないのは明白。
ってか、そもそも70kmにしても50kmにしてもママチャリで走る距離じゃねぇし。
しかし僕は急がなきゃいけなかったんですね。というのも、前回の記事でもわかるんですけど、




雲行きが結構やべぇ
この旅の雲行きが…的な話じゃなくて、リアルな天気の話ね。まぁもともと雨の予想もそれなりにあったからしょうがないんだけど、自転車で雨とかマジ勘弁草食系とかマジ勘弁とか言ってみたりする。

Amazonレビューが最悪な歌はさておいて、一度歩きを挟んで乳酸が溜まったんだか知りませんけど、自転車を漕ぐ力が明らかに弱くなっている。
しかも、道が国道16号から環状4号という道に抜けていったんだけど、その道が


どう評価しても“山”なのよ。
バスとか車の通りはそれなりにあるんだけど、自転車どころか歩いている人なんてほとんどいなくてさ。で、最初は上り坂をなんとか登っていたんだけど、途中からそれもいかなくなって、しばらくは


平面以上の傾斜があると漕げないくらい疲弊してしまいました。
飲み物と体力回復のチョコはまだあったので、途中ストレッチを繰り返したりで休み休み行ったんだけど、本当にここはきつかった。1時間半くらいはずっと同じ道だったのかな。
そしてここで、企画当初は考えもしなかった、新たなこの旅の難しさを知ることに。


途中で帰れない
今までの出張企画でも朝早いのとかもあったけどさ、変な話「もう、や〜めたっ!」って言っちゃったら、どうにでもなったわけよ。でも、今回は自転車を置いて帰れないし、ってかそもそも辞めるって言ってもここ山だしで、ひたすら進み続けるしかない。
まさにタイトル通り、死の行軍。



そんなんだから、駅を見つけたときは本当にうれしかったよ。
恐らく二度と来ることはないけど、この本郷台駅を見つけたときの喜びといったらないね。もう一度言いましょうか、本郷台駅本郷台駅です。こんだけ告知すれば十分でしょう。


喜んだのもほどほどに旅はまだまだ続きます。
この辺りが疲れがかなり来てるんで、写真の数は激減します。写真を撮るために、漕ぐ力を止めるのはバカバカしいと思ったんで。
ひたすら漕いで漕いで着いたのは戸塚駅。戸塚って初めて来たと思うんだけど、



駅がデカイ。これは驚いた。
人もね、今回通り過ぎた駅の中では一番多かったんじゃないかな。そして、もう一つ特徴。


女の子がかわいい
ってかマジでさ、神奈川の女の子ってかわいくないっすか?疲れてたってことは無いと思うんだよなぁ。もしくは、裁判の神様が遣わした天使ちゃんなのかも知れぬ……とかキモいことを思ったからなのかなんなのかは知らんがどしゃ降り
もう、自転車置いて、帰ることも考えました。ってか、そうしたかった。
高速かなんか道路の下で30分ほど待機。でも、全く止む気配もないので、とりあえず近くの駅まで漕いで、その駅の駐輪場に停めて帰ろうと。
でもね、通る駅がね見事なまでに駐輪場がないんだ。だから仕方なく漕ぎ続けたら、気づいたら雨は止むし、




小学校のときに過ごした瀬谷駅へと到着。
もう10年以上前なんでね、全く覚えてなかったけど、意図せず漕ぎ続けていたら着いてしまうという奇跡。あるんだね、こんなこと。
元気が1mmくらい回復したところで、また漕いでたら



ついに目的の相模原市へ。ただね、ここからが長かったんだ。
距離はさほどのはずだったんだけどね、尻が限界。座ると痛ぇっていう。で、立ち漕ぎするんだけど雨でたまにツルっと滑って、体勢崩してマジで泣きそうになる。
そんな中、脳内再生されてたのがこの曲。


もうどれほど漕いだのかはわかりません。完全にハイになっちゃってるんで、不謹慎な議員に言わせれば完全に「漕ぐ機械」となっていた俺。
ただ、目標があるってのはいいですね、一応ゴールがありますから。というわけで、




相模原駅、到着〜!!
もう何も語るまい。本当に着けてよかった。
一つだけ、相模原駅のいいとこを言わせてくれ。


自転車置き場がすげぇある
これなら不法駐輪は起きねぇよ。というわけで、相模原駅


お薦めです!!
ふぅ……。



〔相模原地裁編へ〕