176件目 御坊地裁 〜COURT WARS!〜
僕の彼女を紹介します。
僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。
その名前は、御坊地裁。和歌山地方裁判所御坊支部。
というわけで、僕の彼女を紹介します。
改め、
御坊地裁を紹介します。
裁判所のHPによると、御坊地裁へは「JR御坊駅から南西約1.3km。JR御坊駅から御坊南海バス「財部」バス停下車徒歩約2分」とのこと。
というわけで、JR紀勢本線「御坊」駅か
紀州鉄道「紀伊御坊」駅からスタート。
御坊地裁に到着したい方は「続きを読む」から。
全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」(該当ページへ)からどうぞ。
暑ぃ〜。撮影のときじゃなくて、まさに今のことね。
よく、今年は去年に比べて暑いだ寒いだ言う人いますけど、ホントに前年の体感温度なんて覚えているんですかね?私は常に今を生きていますので、「今暑いから仕事サボりたい」考えているのはこれだけです。
撮影時はそんなじゃなかったけど、今の季節で撮影に行ったら道中暑さでおかしくなっちゃうかもと思う道のりの御坊地裁編です。
前回の田辺地裁(該当ページへ)からはそんな遠くなかったと思うけど、今回の最終目的地の御坊に到着。裁判所のHPではこのJRの駅からのアクセスしか書いていなかったけど、地図を見たら、ドローカルな紀州鉄道というのを使えば近い場合もありそうなのでそちらからも紹介します。まぁ普通の人はJR「御坊」駅から向かってもらえばいいと思います。
来年には国体が控えているという和歌山県、どれほどの方がこの和歌山を訪れることになるのでしょうか。
改札を出ると置かれているこのイラスト。この地区も安易な萌えキャラを立てて盛り上げようとしているんかいなと思ったら、この地出身の歴史上の人物だそうですね。宮子姫といって、文武天皇のお妃さんで聖武天皇の産みの親だそうですね。歴史上、かなり重要な人ですね。
それにしてもこんな可愛らしく書かれちゃって、本物はどんな感じだったのかしらとググってみたら、
あら可愛らしい///
この宮子姫を産んだこの地のこと、きっと平成の宮子姫に会えるに違いない!と意気揚々と駅を出ました。
いやぁ、これまた宮子姫どころか人がいねぇんだわ。車はそこそこ停まってんだけどね、歩いている人ってのはほぼほぼ皆無。
今回はバスルートと徒歩ルートがあります。
駅出て左前方にバス停がいくつかあって、その中の
「御坊南海バス前」方面か
パーク線というのに乗って「財部」バス停を目指します。それでは、またバス停でお会いしましょう。
徒歩で行く方は、バス停の先に
ローソンがありますから、それを目安にし
ローソンのちょい先に右へ曲がる道があるので、そこを曲がります。第一生命の営業所みたいなのがあるので、そこを目安にしてもいいかもしれません。
実は駅から見えるところにコンビニがあったのが、この旅初めて。キオスクが駅の中にあることが多いので、それで事足りちゃうのかな。
進む先はこんな感じの道。綺麗に舗装はされていますが、特に日差しを遮るものもなく撮影のときもかなり暑さを感じたことを覚えています。
右に見える立派な建物、これは病院だそうです。しかも整形外科。整形外科単体でここまで大きいのも珍しいのでは。学生のときはスポーツで腰とか色々やっちゃってたので、整形外科はいくつか通ってましたね。それにしてもこの建物は立派。
この立派な建物や綺麗に舗装された道を見て、意外とこの御坊って街は栄えているのか?と感じるやもしれませんが、
あとで紹介する紀州鉄道はこの木々の間を走るドローカルな路線ですし、
畑を耕したりするであろう車輌も普通に道路を走っていたりなど、長閑な地域特性は隠せるはずもありません。
やたら立派なお寺を過ぎたところにあります
「斎橋南」交差点を左に曲がります。この交差点は大きいのですぐにわかるかと思います。曲がった先もゴルフ練習場があったりと目立ちます。
少し歩くと御坊に来て二軒目のコンビニ「ファミリーマート」があります。この地のコンビニ率はなんだ?そんなに人がいるって感じでもないのに。
人はそんないなくともお店はあります。しらす屋さんに八百屋さん。しらす屋は初めて聞きました。その土地土地で、何かに特化したお店を見つけるのは楽しいものです。
そうこうする内にバス組が降りる「財部」バス停に到着です。御坊駅からバスに乗ってきた方は進行方向と同じ方向、逆から来た方は逆方向に進んで行ってください。
すぐ右側に「財部会館」というなんかの出張所みたいな建物がある辺りに
裁判所を示す矢印がありますので、その通り右に曲がります。
と、ここでもう一つの紀州鉄道を使ってくる人たちを待つことにします。
では、ここで一曲。
...ふぅ、もう曲切っていいですよ。なんともかんとも凄い雰囲気の電車に乗ってしまいました。
たまたま地図を見ていたら、こっちの駅を使う方が近いじゃんと乗った紀州鉄道ではありますが、ふとWikipediaで調べたら日本で最も営業係数が悪い数値である列車であるということが判明。営業係数ってのは、100円を稼ぐのにいくらかかっているかという指数で、この紀州鉄道はそれが367.8だそうです。つまり100円稼ぐのに367円使っているという経営真っ赤っか電車。でも廃止の話は全くないんだってさ。どうなっとるんじゃ、いったい。
あ、そうそう前回のラストでこの地で死ぬかと思った経験したって書いたんだけど覚えている人いるかな?実はその体験が、この電車に関してでさぁ。
車内で座席についたはいいけれど、運転席近くから進行方向の景色の撮影が出来ると知って、運転中だったので行儀悪くはあったんだけど立ち上がって席を移動しようとしたんだわ。で、かなりの田舎道を走っているから凄い揺れててさ、途中ちょっと大きく揺れたから車体に手をつこうとしたんだけどさ...
この車輌の窓が古いからなのか、結構窓が開くんだよ。で、その窓が普通の家のカーテンみたいなのがかかっていたから開いていたことに気づかなくてさ、窓ら辺に手をつこうとしたらスカッと空振りしてそのまま車輌の外へ!
となりそうなところを反対の手でがっつり支えることができてほっと一安心。窓が結構空くと言っても大の大人が投げ出されるほどは開かないんだけど、結構近くを電信柱も立ってるし最悪は...と想像出来る感じ。こんな地方の名も知らない列車で命落とすなんて死んでも死にきれないよ。
皆さん、電車が動いている最中は静かに座っていましょう。普通おじさんと約束だぞ☆
そんな訳で今回の副題はヘッポコ大人気アニメとして絶賛放映中「RAIL WARS!」。友人言わく、原作は非常に面白いそうです。アニメをどう捉えるかは自己責任で。
俺の死にかけ話はいいんだよ、早く裁判所行くぞ。
妙にしっかりした待合室を抜け外に。外に出たら左へ進み、
30秒も歩けば、道路とぶつかりますので、そこをまた左に曲がってください。
少ししたら線路を越えます。左を見ると先ほどの「紀伊御坊」駅のホームが見えるのですが、正直とても稼働しているとは思えない雰囲気の駅です。まぁこんな感じの駅いくらでも使ってきてますがね。
ずいずいと進んでいきますと、
急に右側に大きな建物が!これも病院だそうです。先ほどのJR近くにある病院もそうですが、どうしてこの地にはこんな病院が...と思っていたら、
またもコンビニ発見!さすが大都市・御坊。コンビニと病院には困らないぜ。
右手に見える大きなパチンコ屋を過ぎた辺りで、
JR組と同じように裁判所を示す矢印が。こちらは左を曲がります。ここまで7〜8分ってところかな。これでJR組と合流やね。
ここまで来たらあとちょっと。
こんな感じの道を歩いていたら
裁判所の看板がありますので正面に回りましょう。
到着〜!!
所要時間はJR御坊駅から15分弱、バス停から3分程度、紀州御坊駅から10分弱といったところでしょうか。
地図で表すとこんな感じ。写真をクリックしていただくともう少し大きく表示されます。
といった訳で今回は延長撮影はなしでさっそく締め。
和歌山の中でも知名度は決して高くないと思っていたけどなかなかどうして、コンビニと病院はやたらあるし、赤字ながらも存続してくれている足としての鉄道はあるし、歴史的にも高名な人を輩出などさらに魅力を掘り下げられそうな御坊市の御坊地裁
お薦めです!
という訳で、熊野から始まった今回の工程も無事に終了〜!!今回で三重県に次いで和歌山県の地裁も完全攻略なり。
これにて近畿地方の残るは2軒。今年の目標である完全制覇の地方を3つ作るの最初の餌食となるのかな...。