186件目 敦賀地裁 〜鉄道街の裁判所さん〜

僕の彼女を紹介します。 僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。 その名前は、敦賀地裁。福井地方裁判所敦賀支部。 というわけで、僕の彼女を紹介します。

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改め、 敦賀地裁を紹介します。 裁判所のHPによると、敦賀地裁への行き先説明は特になし...。 というわけで、JR各線「敦賀」駅からスタート。 敦賀地裁に到着したい方は「続きを読む」から。 全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」（該当ページへ）からどうぞ。 なんだか今年はホント天気に恵まれないなぁ。 天気予報は晴れだったのに電車の外は大雨。かと思ったら晴れたりと不規則で、家に折りたたみ傘を置いてきたことを後悔。そんな中、車窓には 綺麗な虹が。ここで「二次」と変換される僕のPCにはほとほと嫌気が差しながらも、この虹が指し示すのは明るい未来か、それとも波乱の幕開けなのか。 そんな訳で着いたのが福井県の「敦賀」駅。大阪駅からは新快速電車に乗れば2時間半程度で着くことができます。ちょうど特急料金を払うには渋りたくなる距離だね。東京の人向けに言うと、東京駅から鈍行で熱海のちょい先を目指すくらいだね。 ホームに降りたと思ったら、多数の撮り鉄がお出迎え。トワイライトエクスプレスの切り離しのポイントなのかなんなのか、ホントに多くの人がカメラ構えたり走り回ったりしていました。はっきり言うわ、迷惑だったわ。 考えてみたら、敦賀の手前の「新疋田」駅のホームに こんな看板が貼ってあったのも、この辺りは撮り鉄にとってネタの宝庫なのかもなぁと思ったり。珍しいと思って、思わずシャッターを押した自分ファインプレーです。 まぁ駅に「鉄道と港の街」って書かれているから、多少はそういう人が集まるのも仕方ないのかな。 ちなみに、この敦賀駅はJR北陸本線とJR小浜線というのが走っています。小浜線の小浜と言えば、アメリカのオバマ大統領が初当選したときに読み方が同じということで少し話題になった土地です。 この小浜線に乗ると、京都の東舞鶴駅まで約2時間かけて運んでくれます。東舞鶴といえば、ず〜っと前に行った舞鶴地裁（該当ページへ）の最寄駅の西舞鶴駅の隣駅。なんか舞鶴という響きがものすごく懐かしかったので思わず撮ってしまいました。 駅構内で最後にもう一つ。 　 敦賀名産のかまぼこの板を使ったモザイク壁画の気比神宮という作品。何度か言っていますが、僕はホント美術の才能がないのでこういう作品にもいつも驚かされてしまいます。地図で調べたら、この気比神宮ってのも通り道のようなので時間があったら寄ってみましょう。 さて、それでは裁判所に向かいます。福井県の裁判所は、どこも裁判所のHPに行き方などが書いていないのですが、多分今回紹介するので間違いはないはずです。 いざ駅を出ようとすると、目の前は工事用の白い壁に覆われています。平成27年出来予定で、駅前工事中だそうです。 今回、バスルート、徒歩ルートがあるのですがバスを使う方は左のバス乗り場へ。徒歩で行く方は右側をぐるりと回ってください。徒歩だと20分強はかかるので、歩くのしんどい方はバスルートがお薦めです。 まずはバスでの行き方を説明します。 果たしてどんな出来になるのか工事横をとっとこ歩いていき、 開けたところにバス停やタクシー乗り場があります。 このバス停がいい具合にバラけていて探すのが面倒ではあるのですが、3つの行き方があります。 まず1つが2番バス停の 　 「右回り」か「松葉町方面」行きのバス。 お次が4番バス停の 　 「常宮線」か「松原線」。 そして最後が5番バス停からの 　 「金山線（市立病院経由）」か「山・公文名線」を使ってください。 どれも本数はあまり多くないですが、まぁ1時間に1〜2本はあると思います。そして、どの路線を使う方も「敦賀病院前」バス停で降りてください。乗車時間は10分程度、運賃は200円です。 それではここから徒歩ルートの紹介です。 方向としては真っ直ぐなんだけど、出口目の前にこんな壁があるんで右からぐるりと回り込みます。 回り込んだらちょいとしたアーケード街となっています。ここで振り返って駅を見てみます。 駅の建物自体はガラス張りになってたりと新しさを感じる作りだけに、その真ん前にある工事現場がなんとももったいない。工事の完成を楽しみにしましょう。 先ほど紹介しましたが敦賀は港町でもあります。ここは越前がにの名店だそうです。美味しい魚って食べる機会は色々とあるけど、カニの美味しいのってあんま食べた記憶ないな。この旅をやっている間に一度くらいは食べてみたいなぁ。 そんな頭がカニでたくさんになっているところで、 急遽現れた、メーテル。何事かとこの先も歩を進めていくと、 　 　 出るわ出るわ、松本零士作品。 松本零士の出身が敦賀なのかなと思ったら、敦賀市が鉄道の町なもんでなんかの機会にこの鉄道に造詣の深い「銀河鉄道999」と「宇宙戦艦ヤマト」の像を設置することになったんだとか。

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そんな訳で今回のサブタイは、999でもヤマトからでもなく「デンキ街の本屋さん」を参考にさせていただきました。まぁこのアニメ自体に特筆すべき点はないです、はい。 駅から3分くらいでしょうか、 　 交差点の一角が「平和堂」になっているのが目印です。「白銀」交差点を右に曲がります。この先はシャッターが降りているところが多いので少し寂しいですが、そんな時には松本零士作品の銅像がいたるところにありますので、それを目当てに歩いてみてください。全部で28体並んでいるらしいです。 普段なら気にせずスルーするであろう北陸電力の事務所もここ敦賀だと、敦賀原発がある地であることを少し思い出したり。 先ほどの白銀交差点から10分ほど歩きまして、 　 「気比神宮」交差点を左に曲がります。ちなみに気比神宮交差点の名の通り、交差点を曲がらず右前方を見てみると 気比神宮を見つけることが出来ます。思ったよりも立派そうなので、撮影が終わったら行ってみること決定。 裁判所へは曲がった道を真っ直ぐ行けば着くことができます。それにしてもずっと屋根がついている道で良かった。実はここにいたるまで、屋根が途切れる信号を渡るのをためらわれるほどの豪雨に2度ほど遭遇。降っちゃ晴れ降っちゃ晴れを繰り返し正直精神はかなりやられ気味。 　 そんな中、突如左に現れた善妙寺。とりあえずこれ以上天気が悪くならないように手を合わせてお祈りいたしました。 交差点の一角に現れた謎の大きな建物。これが何かは忘れましたが、ここから歩道の屋根が途切れたのでドキドキです。 　 タオル屋があったり、結納店という珍しい店があったり結構退屈しないで歩くことができます。 　 またも左に現れたお寺にちょっと寄り道。雨が怖いとか言ってるなら寄り道しなければいいのにと思うのは今パソコンの前にいるから。実際、行ってみればついつい気になるもんだって。 別にお寺や神社にそんな興味がある訳でもないんだよ、 でも、この日は何故だか寺や神社の表記に心動かされちゃったんだよなぁ。またも寄り道して八幡神社へ向かいます。 　 いつも通り裁判所全国制覇の祈願と、裁判所ではなく人間の女性とのご縁があるように祈ります。そんな長い時間いるわけでもなかったし、別に広い場所でもなかったんだけど、この神社は少し気が落ち着いた気がする。別に神社巡りをしている女性へのアピールじゃないよ/// 道を戻しまして、 急に右側に薬局が3軒ほど連なるポイントがあります。法律事務所などが増えてきたら裁判所があるように、薬局が多く建っているところには病院が、ということで左側に 大きな市立敦賀病院が建っています。RGに裁判所あるある歌い上げて欲しいなぁ。曲は今井美樹の「プライド」あたりで。 それはともかく、病院の目の前には （45） 「敦賀病院前」バス停がありますので、ここでバス組と合流になります。バスを降りた人はバスの進行方向と同じ、敦賀病院が左手にある向きで進んで行ってください。 ここから150mも歩けば右側に目的地が見えてきます。 到着〜!! 所要時間は徒歩で20分強、バスだと乗車10分の徒歩2分といったところでしょうか。徒歩の場合、比較的大きな交差点を曲がるだけなのでわかりやすいかな。バスだと乗るバスの路線と時刻表にだけ気をつけてね。 地図で表すとこんな感じ。写真をクリックしていただくともう少し大きく表示されます。 さて撮影も終了。 気比神宮もいいけど、敦賀と聞けば今年の夏の甲子園でも大活躍だった敦賀気比高校も高校野球ヲタとしては気になるところ。地図で調べるとメチャクチャ遠いけど、歩いていけないわけでもない距離。いざ出発！と思ったら、本日何度目かの大雨。雨宿りで難を逃れたものの、これから長距離歩くのは危ないと思い、結局気比神宮のお参りだけで済ませることに。 改めて目の前に立つとかなり立派。そもそも「神宮」という名の定義はなんなのか、Wikiを見てもよくわからなかったのですが、全国各地にある神宮という名のものでも、分霊であったりと本来の意味（？）とは違うものもあるっぽい。多分だけど、本流の神宮は日本に24ヶ所あって、気比神宮もそれに入ってるらしい。 　 では、さっそく中へ。 出雲大社や伊勢神宮と比べちゃいかんのかも知れないけど、それらと比べると中はかなり小さい。参拝客もちらほらといった感じだけど、神主さんらしき人が掃き掃除なんかをしてて挨拶してくれた。 メインと思われるところで、定例のお祈り。毎回同じお祈りをしているので、スラスラと言葉が出るようになってる。 さらに奥に行けそうなところがあったんだけど時間の都合でカット。 さて帰るかと思ったら、急にお婆ちゃんに声をかけられた。大阪から来たことを告げると、気比神宮を見に大阪から来たもんと思ったらしく大層喜んでくれた。そこで気比神宮では9月にお祭りがあって身動きがとれないほど人が集まることや、ここに眠る神様の話などをしてくれた。そして強引に連れられて、 ちょっと目立たないところにあるこのスポットに来た。なんでも、この水は「長命水」と言って飲むと寿命が伸びるんだとか。名物の一つらしいんだけど、端っこにあるせいか通り過ぎてしまう人が多いらしい。 飲んでみと薦められて一口飲んで、どうだ美味いだろ？としつこいので、とても家で飲んでるヴォルヴィックの方が美味いと言えず、はい美味しいですと一言。その一言に満足したのか婆さんは、それじゃあと1枚の紙を押し付けて帰っていった。なんじゃいなと思い紙を見てみると、 宗教の勧誘だった...。 チクショウと思いつつも、帰りの電車で気比神宮について調べてみたら、長命水やら9月のお祭りのことなんかは正しい情報らしいのでホッと一安心。のんびりと帰りの電車に揺られました。 そんな訳で、関西からもギリギリ鈍行で来れる距離で、海産物や鉄道、神社など見所が多く、駅前整備で今後さらなる発展が期待される敦賀市の敦賀地裁 お薦めです！ そういや撮影した日は雨が降ってたこともあって凄い寒かったんだけど、町でタンクトップのオッサンとすれ違ったわ。地元の人にとっては、なんてことない気温だったのかな。