1件目 静岡県

なんとか来年中に全国253軒の地方裁判所へ到達しようとしているこのブログ。5ヶ年計画など立てて、毎年年末にその年の進捗なんかを確認して裁判所への道のりなんかを思い出したりするけど、それだけじゃもったいない気がしてきました。


都道府県の思い出も文書で残していきたい!!
ということで新しいコーナーを立ち上げました。




『国内ラボ』
ごめん、やっぱ俺恋愛ラボ大好きなんだ。詳しくは2013年度版アニメ総括の記事を参照(該当ページへ)
ちょっと今回の企画はこれをモジることにするわ。

まぁ裁判所紹介のこと僕の彼女を紹介しますとか言ってるし、痛さでは変わらないでしょ。


ここでは、あくまで裁判所が目的だけど、それなりに国内を満喫している僕ならではの都道府県の思い出などを語っていければなと思っています。紹介するのは、その都道府県内の地方裁判所を全部紹介し終えた順番でいきます。
という訳で1回目は


「たくさんの“初めて”を捧げた静岡県」

静岡地方裁判所(09年5月22日更新)改装後再訪問(14年2月2日更新)
静岡地方裁判所下田支部(09年5月21日更新)
静岡地方裁判所沼津支部(09年5月21日更新)
静岡地方裁判所富士支部(09年5月22日更新)
静岡地方裁判所掛川支部(09年5月24日更新)
静岡地方裁判所浜松支部(09年5月24日更新)


詳しくは「続きを読む」からどうぞ。
全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」該当ページへ)からどうぞ。


裁判所の撮影を始めてみたはいいけれども、全国くまなく行ってやろうなんて気は当初はもちろんなく、家の近所や仕事の出張ついでに撮影する程度。それが、この静岡県攻略編から大きく様変わり


裁判所を撮影するために旅行の予定を立てる。僕の人生が狂ってきたのはこの静岡県の撮影を組んでからでした。
理由は単に家からちょうどいい距離だったから。裁判所の撮影だけのためにお金かけたり、何泊もするのもねぇ...とその時はまだ残っていた人間らしい感情を尊重し、関東から抜けるのにちょうどよく、地裁の配置もちょうどよかった静岡県がターゲットに。学生時代は部活続きで旅行なんてロクにしてこなかったんで、こんな旅程でもテンションが上がっていたのを今でも覚えています。


静岡県といえばどんな県でしょうか。
富士山お茶の産地ちびまるこちゃん観光地の伊豆など割と有名なものが多いですよね。ただ、僕の周りでは行ったことがあるという人をあんま聞いたことがないんですよね。微妙に関東から近くて遠出するって感じでもないのか、富士山登るのは辛そうだし見るだけなら新幹線乗ってれば見えるし、若い時分伊豆の温泉や落ち着いた雰囲気の楽しみ方を知らなかったなどがあるのでしょうか。
関西の方にとってはどうなんでしょう。やっぱね、新幹線の「のぞみ」が停まらないのは結構デカいと思いますよ。そりゃ名古屋で乗り換えればいいんでしょうけど、新幹線って椅子を確保したらぐで〜っとしたいものだと思うし。いっそ伊豆くらいまでならかなり遠出感があって保養に使われたりするのかもね。
最近知ったんだけど、静岡って空港があるんだね。でも新千歳と福岡、鹿児島、沖縄便のみという、羽田と大阪空港に行かない微妙な空港。そりゃ俺も知らん訳だ。
そんな訳で、撮影に行く前のイメージとしては、面積も大きくて人口も多い県なんだろうけど、いまいちよく知らない場所って感じだったと思います。


この旅で大いに役立ったのが、

この名古屋市内までの乗車券。結構知らない人が多いんですが、この乗車券を持っていれば該当区間で逆走さえしなければ規定の期間内で途中下車し放題なのです。またそれを可能としたのが、

静岡県の裁判所の位置関係。一箇所を除き名古屋方面に向かう東海道線上に裁判所が位置しているので、ルートも決めやすいしこういうお得切符が効力を発揮しやすいのです。
ただ、その唯一、東海道線から外れている下田地裁に行くのは大変だった。ってか静岡県の思い出の大半はこの下田地裁へ向かうので占められます。

下田地裁への最寄駅である伊豆急行線の終点、伊豆急下田に到着したのは家を出発してから4時間以上経ってからゴールデンウィークということで電車はかなり混んでいたし、観光地である熱海で乗り換え、そこから駅前に明らかに温泉施設がある地域などをシカトし続けるなど初めての旅にしてはダメージが大きすぎ。思った以上に大変な旅を企画してしまったのかもと行きの時点の多少不安に思ったのを覚えています。
こんな弾丸ツアーをドM企画と呼ぶ人もいるんですが、企画しているのは私。つまり企画時点ではドSな私で、遂行するのはドMな私。これぞSMの真骨頂なのではないでしょうか。かつて僕が傍聴した裁判での被告人で「SとはサービスのS」と発言していた奴がいましたが、確かに言いたいことが多少わかる気がします。犯罪はもちろんダメですが。
ちなみに、当時のブログで監禁王子と呼んでいたこの被告人、調べたところによると2012年にようやく懲役14年が確定したらしく、未決日数を含めるとあと数年で出てくることに。8年ほど前の僕が大学生だったころに傍聴した裁判なのでホント長いことやってたんですね。


って監禁王子のことはどうでもいいんだよ。
 
着いたのは、駅の段階からどう見ても観光地。この地で人は観光以外に何の選択肢があるんでしょうか。そんな高ぶる僕をドSな企画者が邪魔をします。日程の関係上、40分程度でこの地を去らねばならないことに

裁判所を撮影したはいいものの、下田といえば幕末は黒船が来航したように港町。そんなスポットを随所に感じ、食事処も海鮮が前面に推されている中、早々に帰りの電車に乗ることに。
有人改札なので駅員さんは驚いたでしょうね。旅行バック持った大男が来て観光かなと温かい目で見てくれたでしょうに、1時間も経たないでまた帰ってくるんですから。試合なのにユニフォームを忘れた息子に届けに来たお父さん、もしくはDVDの返却にだけ来た人などと思われたかもしれません。
いろんな地区を旅していると、どうしても時間がなくて遊びきれず、また来たいと思う場所に多々出会いますが、その地区第一号がこの下田ですね。町としての観光ポイントの推し方などかなりレベル高かった記憶があります。まぁもう6年も前の話なのですが。




車窓を見ると、温泉地帯が嫌でも目に入るのでひたすら写真の整理などしてまたもJR熱海駅に到着。東海道線のルートを再開します。

次に向かったのは津地裁。今気づきましたが、隣の駅は新幹線も停る「三島」駅なんですね。地名としては沼津のほうが有名な気がしますけど。

もうここいらはちょちょいといきますよ。裁判所も到着。街としては駅前に立派な建物なんかも建っていて、住んだりする分にはあんま不自由がない感じ。静岡の地裁がある最寄り駅は軒並みそんな感じでしたね。下田を除いては。

続いて降りた富士ではちょっとした事件が
富士という地名で皆さん何を思い浮かべますか?まぁ普通に考えて富士山ですよね。でも僕は裁判所の最寄駅としてのみこの富士駅を考えていたので、

歩いている最中、富士周辺を歩いているというのに急に富士山が現れて大慌て。当時撮影に使っていた携帯電話のカメラではこれが限界でしたけど、東京の方で「天気が良ければはっきり富士山が見える」とかいうのとは段違いではっきり綺麗に富士山を拝むことができました。富士駅の名前はあるけれども、富士山の登山口に別に近いわけでもなく駅前にそういった装飾がなかったのも原因でしょうね。


あとこの富士地裁編で初めて撮影にバスを使いました。初めての連続ですね。
今でもたまに話題にしますけど、地方のバスってのはホントわかりにくいね。本数が少ないのはしょうがないけど、ホームページ見てもいまいち見方がわからない、同じバス停からたくさん路線がある割には、そのバス路線は詳細にバス停に明記されている訳ではないとか。何度、旅中に明らかに地元のお婆ちゃんからバスの行き先を訊ねられたことか。ちなみに、この富士のバスではすぐ近くに案内所があったので迷わずに乗ることができました。

ここの地裁もバスさえちゃんと乗れれば迷うことはなかったと思います。
 
またの初めてをいうと、2つの最寄駅から裁判所のルートを示したりもしました岳南鉄道というかなりのローカル線。収益悪化を背景に、2013年に岳南鉄道の運営から岳南電車による運営に変わったそうです。何が違うのかさっぱりですが。
こちらで使った最寄駅のジヤトコ前」駅の「ジヤトコ」ですが、これは自動車部品メーカーであるジヤトコ株式会社のことのようです。自動車部品メーカーということもあってみんな車で来るんでしょうね、会社の前の駅だというのに1日の利用者は40人弱で岳南鉄道線の駅の中で一番少ないそうです


ハイパーローカル線を乗ったあとは、

静岡県の県庁所在地がある、静岡駅に到着。ここはこの撮影時は

こんな感じで改修工事中だったので、昨年も再訪しましたね。

それにしても静岡県の都市ってのはホントいい具合に発達していますよね。静岡駅前は特に文句なしといった感じです。だから逆に観光地として来にくい部分があるかも...?
 
県庁や市役所もアホかってほど立派なんですけど、それは観光目的にもなりませんしね。それならば静岡らしさを推すために、

こんな像も駅前にポツリと建っていますが、徳川家康推しが正解じゃないっすかね。歴女のパワーってのもなかなかなものがありますからね。静岡市葵区ってのがある時点で歴史が好きな人なら葵の御紋だ!ってニンマリしてしまいそうですけどね。僕はそこまで好きじゃないんでニンマリはしませんね、おっ!ってなるくらいです。
さて裁判所はというと、道のりは県内の地裁の中で一番歩きます。20分近く駅から続くメインとなる通りを歩いて行きます。先ほど紹介した県庁や市役所など立派な建物の前を通り、裁判所へ向かうために最後に曲がる交差点が、

信号が無くすごくわかりにくい。初めての人は携帯のナビみたりしながらでないと絶対に迷います。もしくは僕のブログを参考にしてね。そんなこんなで改装前の写真はさっき紹介したので、改装後の裁判所がこちら。

メッチャ立派wwwブログ的には個性を出してくれるのは大変嬉しいんだけど、個人的にはレトロな造りだったり、厳かな雰囲気なんかを多少残しててくれたらなぁって思わなくもない。まぁこんな立派な建物にちゃちゃ入れるのも僕くらいでしょうな。


って、この都道府県語りってのもなかなか難しいなぁ。初めてってことで自分の中の方針も定まってなく、皆さんを退屈させちゃってるかもしれませんね。まぁ今回、ひと繋ぎの旅で制覇しちゃった県だから、どうしても過去の旅をなぞる形になるだけなんだよね。
そういう意味では次の町はさくっといけますよ。

掛川駅です。
時間的にこの駅で泊まることとなり、夜も散策し、新幹線駅という期待もあったのですが、ホントに何も見つからなかった印象があります。夜とか街頭もなく凄く恐かったですし、朝は朝で5時半に起きて撮影に出かけちゃったから店はやってないし、会うのは散歩のお爺ちゃんだけだし。
ってか5時半起きって改めてバカだな。この日は7軒撮影しなきゃいけなかったんでしょうがないんでしょうけど、最近だと多くても3軒とかですからね。もちろん電車の本数もとかもあるんですが、改めて裁判所が東海道線沿いに集中していることを感じさせます。

裁判所も駅から5分ほどで到着。とくに町を見る余裕もなくあっさり次の地へ。
今、改めてこの地に来るとしたらどんなものを見つけるのかな。昔やってたサッカー漫画の「シュート!」って掛川が舞台じゃなかったっけ?シュート!と言えば、SMAPが映画をやっていた気が...。

YouTubeはホントすげぇな、こんなSMAP黒歴史みたいなものでもジャニーズの削除対象から逃れているんだから。映画は94年公開なんだと。僕だと10歳ですね、そりゃ全く記憶にないわけだ。
まぁ多分僕は掛川に訪れる機会はないと思いますが、もし皆さんが行くことがあれば面白いところを教えてくれると幸いです。それでも多分行かないけど。


そんで静岡県最後になるのが、

この浜松。静岡県なら浜松というイメージを持っている人もいるかもしれないね。
県庁所在地とそれに次ぐ町の争いってのはここでもあるのかね。相手を堕とすのは好きじゃないけど、自分たちが住んでいるところが一番だ!強く主張するのは聞いててあんま嫌いじゃないんだよね。明らかにそりゃ無理があるだろって場所出身の人が県内一位を主張したりする時は鼻で笑うけど。
最近だと長野県の長野と松本の話なんかしたけど、この静岡と浜松ってのもなんかあってもおかしくないね。

駅前はホント立派だったしね。
でも、ホントこの浜松の記憶ってないんだよね。まぁ6年前の記憶ほじくり返しているんだから許してよ。

そんな訳で裁判所の写真貼って浜松の話はオシマイ。
静岡のことけなしてやろうと浜松のいいところ言ってくれるの待っていた浜松市民はこの扱いに激怒だろうな。だって本当に印象にないんだもん。だったら駅前に大きな楽器の模型の一つでも置いといてよ、ヤマハって確か浜松でしょ、よく知らんけど。
このブログを昔からご覧頂いている方ならお気づきかもしれませんが、僕まぁまぁしっかりしている位の町ってだけじゃそんなテンション上がんないんですよね。僕が生まれ育った亀戸や錦糸町駅ってのは東京の人にとっては微妙な場所かもしれないですけど、まぁまぁしっかりした駅なんですよ。だから建物の立派さなどで人口が多いというより、文化的、歴史的などの意味合いで人が集まる場所なんてのに惹かれちゃうんだよね。




まぁそんな感じで普段通り結構長くなっちゃったなぁ。まとめるか。
町として特に不自由しなそうな都市が多く、アクセスもJR東海道線沿いに連なり容易。富士山だけに留まらず、まだまだ観光スポットも掘り起こすことで魅力を発信できそうな静岡県




お薦めです!
こんな感じで一発目どうだろ。どうしてもしばらくは昔の記憶引っ張る感じになるから曖昧になるかもだけど、適度にまとめられればいいかな。
とりあえず基本は裁判所紹介ってのは崩さないんで、またネタに詰まったときにでも書いてみます。