198件目 名瀬地裁 〜人の裁判を笑うな〜
僕の彼女を紹介します。
僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。
その名前は、名瀬地裁。鹿児島地方裁判所名瀬支部。
というわけで、僕の彼女を紹介します。
改め、
名瀬地裁を紹介します。
裁判所のHPによると、名瀬地裁へは「道の島交通ウェストコート前バス停から徒歩約1分、名瀬新港から徒歩約10分」とのこと。
というわけで、「ウェストコート前」バス停か
名瀬新港からスタート。
名瀬地裁に到着したい方は「続きを読む」から。
全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」(該当ページへ)からどうぞ。
前回(該当ページへ)の宮古空港から那覇空港を経由して奄美空港へ。名瀬地裁と聞いてもどこかわかりにくいですが、空港の名前にもあるように奄美のことですわ。奄美市の中心地が名瀬というらしい。関東の人が戸惑う、大阪と梅田の違いみたいなもんだね。
今まで乗ってきた中で一番小さかったかもしれないプロペラ機。
そういえば初めて飛行機の乗り継ぎってのを経験したんだけど、時間ギリギリでヒヤヒヤだったわ。乗る飛行機の到着が遅れて搭乗自体も遅れたのに、出発間際に初めて見たんだけど不具合が出たんか座席を1つまんま取り替える作業でさらに先延ばしに。遠くて詳しくはわかんなかったけど。
んで那覇空港に到着だと思ったら、降下していた飛行機が急上昇。空港側から着陸するなって指示が出たらしく、なんか大きく旋回して時間潰してた。近くの人の話を聞いただけだけど、米軍(?)の飛行機がいきなりちょいちょい飛ぶとかで、既存の飛行機の予定が狂わされることがあるとかないとか。
なんやかんや言っても結局乗り継ぎもうまくいき、無事に奄美へ。小型機だと飛行機出てからこうやって歩くことってあるけど、ここ割と無防備だよね。滑走路をわーっとか言いながら走ってみたいな。まぁ首根っこ掴まれてポイだろうけど。
大きな水槽が。ここ奄美で見ることができる魚たちなのでしょうか。水槽内の海老が脱皮したらしくそれも展示されてました。ここまで全身まるっと脱皮するんですね。
空港からバスに乗って奄美地裁を目指します。
名瀬行きに乗ってください。時刻表も撮ってあるんだけど、3月だけの謎時刻表だったようなのでここでは紹介しませんが、基本的には飛行機の到着に併せてくれるらしいです。名瀬行きに乗ってりゃ間違いないんだけど、念のため「ウェストコート前」まで行くか聞いてもらうと安全。
で、ここから1時間くらいバス乗ってなきゃいけないんだよ。石垣空港から市街地まで40分ってのも遠く感じたけど、1時間はやりすぎだろ。飛ぶにあたって山が邪魔とかあるんだろうけど空港の立地ってのは観光するうえでいろいろ考えるとこあるよね。
とは言え1時間もバスに乗っていればいろいろ見るところも多いです。海の近くを通ったり、南国チックな植物に囲まれたりとバスでなくてレンタカーでの移動だったらちょいちょい途中で停ったりが楽しそうです。
すげぇ名前のバス停を通り過ぎあたりでちょいとお疲れ。目的地のウェストコートまでしばしの仮眠。
初めての地の電車やらバスで寝るのってまぁまぁ緊張するけど、裁判所絡みでは寝過ごしたことはありません。二日酔いで大幅に予定を変えたことはあったけど...。この時も( ゚ω゚)カッと目を覚ましたと思ったら、
そこが「ウェストコート前」バス停でした。危ね〜。電車ならまだしもバスだとコースがわかんないし、目的地はまだなのか乗り過ごしたのかさっぱりわかんないんだよね。なら寝るなよって話ですが。
バス停の名前にもなっている「ウェストコート」というのはホテルの名前です。このホテルが左手側にある向きで裁判所に向けてスタートです。
すると、このバス停に他の路線のバスがやってきました。
まさかのベイスターズペイントのバス。何故に?と思ったら、どうやらベイスターズはこの奄美をキャンプ地にしているようです。僕が泊まったホテルも
ベイスグッズがたくさんフロントに。僕が泊まった部屋も誰か選手が使ったんでしょうか。
野球好きをちょいちょい公言している僕ですが、実はそれは学生野球の話でプロの贔屓ってあんまないんですよね。でも、その中ではベイスターズは好きな方かな。なんつうか、夢がある。
そんなメンツを見ても上手い選手が揃ってる訳でもないけど(超失礼)、その中で勝利に向かって模索している感じが見てて応援したくなるんだよね。中畑監督になってから、とりあえず何かしよう!ってのを感じるようになってより好きになりましたね。
んで、そのベイスで今エース張ってる井納ってピッチャーがいるんだけど、
そうそうコイツ。彼ね、地元が僕と一緒で、中学のとき僕が所属していた野球チームの練習を見に来たことがあったようななかったような...。多分だけどね、井納って苗字が比較的珍しいからなんとなく覚えているような気がするだけなんだけどね。
別に井納選手の先輩ヅラしてもしょうがないので、裁判所を目指すとします。あっちがプロ野球で頑張るなら、こっちはプロ裁判所探索変質者として頑張るまでだ!
先ほど紹介したように、ウェストコートホテルが左側にある向きでこんな感じで進んでいきます。実は真っ直ぐ行けばもう裁判所だったりもします。
航空旅行会社の窓口。この奄美にももちろんフェリーという手段はあるんだけど、那覇に行くにも約12時間、鹿児島に行くにも約12時間ということで飛行機を使うのが一般的。それなら、空港をもっと近くに作ってもらいたいものだけど...。
町の小さな本屋さん。本屋さんが年々減っているのは知っているけど、ほかの場所に買い物に行きにくい地域では出来るだけこういった業態のお店は残ってもらいたいもの。流通上のコストやらの問題で、教科書なんかも電子化が進んでいたりもするんだろうけど、僕はやっぱ紙の本がまだ好きだな。古臭い人間ですみません。
左側に検察庁がありましたら、その奥にあるのが目的地です。
それじゃあここで、もう一つのルートである名瀬新港からのルートを紹介しましょうかね。
着いたフェリーの待合室はこんな感じで灯りもあんまついておらず静か。地元の人の憩いの場となっている感すらあります。
お店の類も全くやっておらず、今日の運行は全て終わったのかなと思ったら、
まだ2便も残っていました。それでこの静かさはなかなか。
ってか明朝3時に大阪行くやつがある!これは凄いと調べてみたら、約2日もかかるらしい...。誰か一緒に行ってくれる人がいればまだしもですが、仮に一人だと2日間船上でどうやって過ごせばいいのかな。本読んでてもそんなずっと読んでいられるわけでもないし、携帯いじってるといっても船上だと制限あるだろうし。気になるなぁ、誰かレポしてくんないかなぁ、チラッ。
そういや2日はさすがに乗らないけど、裁判所目指す上で長距離フェリー乗る予定あったわ。それ、確か丸1日は乗るはずだったはず。いつになるかわからないけど、その時まで皆さん是非このブログをよろしくお願いしますね。
出口は2箇所くらいあるけど、この南側出口から出てください。まぁどっちから出てもあんま変わらんけど。
駐車場の奥に見える大きな敷地は中学校のグラウンドです。その中学校が右にある向きで進んでいってください。
ちなみにそのグラウンドには土俵が。そこで私、気づいたんです。以前も撮影の道中に土俵を見つけたことがあることを。こういう記憶の断片から思い出そうとする作業って面白いんだよ、そのときの町の雰囲気とかを思い出したりしてね。正解は下関地裁(該当ページへ)で約3年前の話でした。んで、ここから九州新幹線全駅踏破の旅につながっていくんだよなぁ。
こうやって過去の記事を振り返るたびに読み返しちゃうから下書きが進まないんだけどね...。
中学校の角にあたる交差点を右に曲がります。曲がったらすぐにある左側がドラッグストアになっている交差点を左に曲がります。
こんな感じの道だね。1車線だけですが、たぶんメインの通りになるんだと思う。交通量は結構多め。
しばらくメインの道を進んでいくんだけど、裁判所へは1本右側の道に入っていかなきゃダメ。曲がれるポイントはいくつかあるからどこでもいいんだけど、せっかく鹿児島にいるんだし、
鹿児島の焼酎として名高い「れんと」の看板が立っている
ここで右に曲がりましょうか。んで建物沿いにすぐ左に曲がって、
この道を進んでいきましょう。
「れんと」の建物が過ぎたんで振り返ってみたら、
観光会社の建物でした。やっぱ「れんと」は顔なんだね。
この観光会社の建物から2分も歩けば目的地です。こちらのルートからの人には右側に見えます。
到着〜!!
所要時間はウェストコート前バス停からだと徒歩2分、名瀬新港から徒歩10分程度ってとこかな。大阪港からフェリーで来た人はフェリー2日と徒歩10分だね。港からの人はメインの通りから1本中に入るから注意が必要だね。
ちなみにこんな接近して撮影して全景が撮れてないのは、
裁判所の前の道が異様に狭いんだよね。頑張ったけど、この写真が限界でした。
地図で表すとこんな感じ。写真をクリックしていただくともう少し大きく表示されます。
さぁて、では少し散策するとしますか。
この裁判狂にも物怖じしないネコに見送られて向かった先は、
奄美観光ハブセンターです。奄美といえばハブでも有名ですよね。
とりあえず中に入ったのですが、実は閉館間際だったことが判明。でも、もし見るのならいいですよと電気を消していた部屋なども再度開けてくれました。じゃあお好きに見てくださいと展示スペースに一人残されたのですが、実は俺ヘビとかすごい苦手。奄美といえばハブだろという軽い気持ちで入ってしまったことにすごく後悔。
ハブの出現マップ。
脇に小さく「夜草むら歩く人、ハブの怖さを忘れるな」って標語があるんですけど、確かに怖いですよね。変態さんが、夜真っ裸の上にコートだけ来てうりゃ〜ってやろうと待ち伏せしている最中、女性だけでなくハブについても注意を怠ってはいけないってことですもんね。しかもコートの下は裸ですから、噛まれたら直ですからね、考えるだけで恐ろしい。奄美は変態さんに厳しい町なんですね、気をつけましょう。
僕を通してくれた館長さん(?)による大きなハブの紹介。でっけぇwwwもっとハブに関心を向けたいんだけど、隣の「酸素」って書かれた昔のスーパードライみたいな広告が気になっちゃって集中できない。
「ハブにのまれた奄美の小動物たち」の紹介。なんかゲスい週刊誌で落ちぶれた芸能人を取り上げるときにありがちな「私を抱いた男たち」的な見出しみたいで少し笑ってしまった。ってか、小動物的なのはわかるけど、フクロウとか猫みたいなのも食われちまってるのは全然笑えないな。
べっ、別にライオンの性器ってなんて見たくないんだからね///って、どういうことだよ、ここハブセンターじゃないのかよ。
やめてあげて〜。セックス中の蛇の捕獲とかやめてあげてよ〜。そんなことしてるから、人を襲うようになってんじゃねぇの?
という訳で今回のサブタイの元ネタはこちら。なんとなくタイトルのインパクトが強いから覚えていたけど内容は知りません。別に笑ったりはしませんので、もっと見…(以下、自重)。
ここまでいたずらで入ってやろうという気をなくす文言もないですよね。広告大賞入賞必至だね。
さて、ここから蛇とか苦手な人は【閲覧注意】です。リアルな蛇ちゃんが登場しますからね。
…(;^ω^)
……(((;^ω^)))
………((((;゙゚'ω゚'))))
うげぇぇぇぇ、もう無理もう無理。蛇が苦手な人間にとってはもう耐えられない。
ほかにも噛まれた人の傷口の写真とかもあったんだけど、それはホント写真撮る気にすらならんかった。
時間によってはハブとマングースのショーも見ることができるとのことなので、興味のある方は是非。
ホントに蛇とかの類は嫌いなんで終始イヤ〜な気持ちでしたけど、奄美といえばってとこでもありますし、非常に興味深い内容ではあったので楽しめるのは間違いないです。
いやぁそれにしても精神やられたなぁ。なんかリフレッシュできる画像とかないかなと探していたらホテルの部屋にいいのがあった。
題名「にがうり」。わかるわ!これで「過去との決別」とかいうタイトルだったら芸術品っぽいんだけど、まだまだだね。
でも、少し気も落ち着いたのでもう少しだけお付き合いを。
空港から名瀬方面にバスで20分ほど、
「屋入(やにゅう)」バス停で降ります。ここで向かうのは、
「けいはん ひさ倉」。降りたバス停にも小さく「ひさ倉前」と書かれているので、この店の人気が伺えるところ。
まぁ単に周りに目印になるものが何もないからかもしれませんが。
この店に入っていただくのは、奄美の名物である
鶏飯(けいはん)です。白飯の上に、錦糸卵やらを乗せていき、そこに鶏でとったスープをかけて食べる料理。天皇皇后両陛下が奄美にいらした際に、ここでこの鶏飯を召し上がったそうです。
それでは私もひとくち
なるほど!!
と思わず言ってしまったのが最初の感想。ご飯にかける鶏のスープが薄めなんだけど、しっかりと味がついていて上に乗せるトッピングとの相性が抜群なんだよね。サラサラといただけちゃうから、これならいくらでも食べられる気がするよ。飲んだあとにも最適。
いやぁ美味しかったです、ごちそうさまでした!
鶏飯だけでなく玉子焼にもこだわりがありそう。2,000円の玉子焼とはなんぞ!?また来るときの楽しみが増えますね。
このあとも適当散歩を続け、
焼酎の工場を見つけたり、
大島紬発祥の地という龍郷町の公民館をプラプラしたりしたけど、ここで時間切れとなりました。
そんな訳で、鹿児島県唯一の離島地域にある裁判所ですが、焼酎やハブ、そして天皇皇后も訪れた鶏飯の店など名所に囲まれている奄美市の名瀬地裁
お薦めです!!
この記事で一連の離島地区の撮影は終了。今回も無事に予定通り撮影を終えることができました。今までぶるって撮影を渋っていたのが嘘のようです。
さらばだ奄美!お前、なかなかのいい好敵手(ライバル)だったぜ、次は裁判所抜きでまた会おう。