217件目 竹田地裁 〜はらふとし〜
僕の彼女を紹介します。
僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。
その名前は、竹田地裁。大分地方裁判所竹田支部。
というわけで、僕の彼女を紹介します。
改め、
竹田地裁を紹介します。
裁判所のHPによると、竹田地裁へは「JR豊肥本線豊後竹田駅南東徒歩15分」とのこと。
というわけで、JR豊肥本線「豊後竹田」駅からスタート。
全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」(該当ページへ)からどうぞ。
大学の後輩の出身地なんすよ、ここ。
でも、多少地理に詳しかったとは言え、大分県の地名なんてほとんど知らないですからね、誰もしっかりと覚えてあげてなかったんじゃないかな。裁判所を巡るようになって少し親近感湧いていたけど、駅着くまでずっと「たけだ」だと思っていたけど
「たけた」が正解なんだね。確かに、何度か訂正されてた気がするわ...。
という訳で、阿蘇地裁の撮影を終えましてこれからは大分県の侵略へと進んでいきます。それじゃあ先週しなかった今回の一連のルートでも見てみましょうか。
熊本県に入って阿蘇地裁を終了後、今いるのが竹田。そこから県庁所在地の大分を目指します。2日目は別府、杵築、豊後と大分県の北部を攻めてまた大分に戻ります。最終日はまた内陸を進んでいき日田、そして福岡県のうきはへ行くという予定になっております。大分がメインですが、熊本県と福岡もルート的に行けそうなら予定に組み込む、これがプロの仕事です。
さてそんな訳でこれから歩いていく竹田の町ですが、ホームに立ってびっくり。
駅から滝が見えます。なんと落差は60メートル。駅から滝が見えるなんてかなり珍しいと思うんですけどね、Wikipediaにもこの情報は載っていないのが不思議。Wikipediaにみんなちゃんと寄付しないから、情報の漏れがあるんじゃないですか?もちろん僕もしていませんが。
なんとも心がざわつく絵に、ようこそと言われてしまいました。まるで小林画伯の絵を見ているようです。仮に小林画伯を知らない人がいたら、知らない方が幸せだから絶対調べちゃダメだからな、絶対だからな。
改札のところにこんな掲示が。次に向かう大分駅がイルミネーションで鮮やかになっているとのこと。1月いっぱいまでとのことだったので、今のうちにお知らせしてあげようという僕の優しさです。
駅から出ました。まぁ静かな駅前ですよ。
正面には日本百選という「名水の庭」があります。この百選、たまに駅で取り上げることはありますが、いろんなものがあるそうです。ここは「庭百選」なんかなと思っていたら、それには選ばれておらず(庭百選というもの自体はある)、「名水百選」の方に選ばれていました。わかりにくいわ。
駅舎。かっこいいですね。この地域は滝廉太郎とゆかりがあるそうで、「荒城の月」にちなんで武家屋敷風にしているとのこと。ちなみにこの駅の発車メロディーは「荒城の月」でございます。
なんなんでしょうか、これ。車とかじゃなくて電車を使ってというならまだしも、往復切符を買えと言ったり、ちょっとした工作の域ですね。まぁよく見せたいという意欲は買いましょうか。僕の会社のキャラがゆるキャラグランプリにエントリーしたことあるんですが、せめて「社員は1日1回投票」みたいな通達していれば、あんな悲惨な結果にならなくて済んだのに...と思うと、なんとかしたいという意欲はちゃんと伝える必要があるんだなぁと思います。
それでは裁判所を目指します。駅を出て真っ直ぐ進みます。
歩いて早々に橋を渡ります。
この辺、改めて地図で見てみると小さい川がたくさん流れていて、名水かは知りませんが確かに水にゆかりがある地であるとは感じます。竹田ダムなんてものもあるそうです。
とGoogleマップに書かれていた通りに、竹田ダムを紹介しましたが調べてみると、ダムと呼ぶにしては河川法の基準を満たしていないそうです。それに正式名称は白水溜池堰堤というそうです。もう何がなにやら。しかし研究者さんによっては、日本一美しいダムと表する方もいるんだってさ。まぁダムじゃないんだけど。
橋を過ぎると、こんな感じの道を通ります。駅舎が武家屋敷風だったこともあるのか、なんかこの通りもそれに馴染んでいる気がします。しかし、驚くほどに人がいません。
竹田名物という「姫だるま」。なんか以前、「彼岸島」にこんな敵いましたよね。あの漫画、ストーリーとかはホント酷いのに、たまに敵のキャラ画だけ本気出すときあるからなぁ。ギャグ漫画なんだから、ちゃんとそれらしいキャラで統一してくれないと。
割と珍しいと思うんだけど、塗料屋さん。ペンキやスプレーなどの塗料や、作業するときの軍手などが売っています。しかし左の棚にはズラリとカピバラさんの人形が。まぁなんでもありっぽいです。
押し花工房「いちりん草」さんは、お休み中。各種カード使えるみたいですけど、押し花屋でいかほどのカード需要があるのか...。
5分ほど歩いたでしょうか、ちょうど商店街の終わりの交差点を右に曲がります。
歩いて早々、こんなちょいとお洒落なレストランなんかもあるのですが残念ながら閉まっていました。この辺り、お店はちょこちょこあったりしますね。
竹田名物の「はら太」というお菓子を売っている生長堂さん。HPより画像も転載させていただきます。見るからに飲み物が欲しくなりそうなタイプですね。ちなみに名前の由来は、昔これを食べ過ぎて「腹が太くなった」と喜んだバカな殿様がいたというのが元のようです。
そんな訳で今回のサブタイの元ネタは、今期アニメでとりあえず話題は話題の「だがしかし」から。内容の面白さはさておき、出てくる女の子は可愛いと思います、はい。
なんだかここまで、ほとんど人とすれ違うことはなかったのですが
外観はいい感じのお店が多かったんですよね。住んでる分には、デイリーストアと中国・九州限定のサンリブがあるくらいなんで退屈かもしれませんが、僕みたいにちょろりと遊びに来るにはちょうどいい町かもしれません。
竹田市立歴史資料館がある、この交差点というか三叉路というのかを左に曲がります。
進む先には僕の好きな武家屋敷や礼拝堂などちょっと気になるものがあるみたいです。
過去には日南(該当ページへ)や島原(該当ページへ)といった九州で武家屋敷を見てきましたが、もちろん九州だけでなく全国的にあるらしい。国内の武家屋敷をまとめたページとかはなかったんで正確ではないかもしれませんが、でも九州含めた西日本に武家屋敷はどうやら多いみたい。裁判所をまとめるサイトはあるのに、武家屋敷はないんだね。
久々、犬のマナー看板。お前ドヤっている顔しているけど、お前がしたフンの話してるんやで。
ボケてのこれを思い出したわ。何、人事のように言ってんだwww
名水の町ならではの、水飲み場を発見。どうぞ味わってくださいと言われても、水が出ている訳でもないし、ここに溜まっている水を飲むのはどう考えても不衛生かと...。
突き当たりとなります、ここに来ましたら右へ進みます。すぐ右が、
裁判所となっています。ということで、入口まで進みまして、
到着〜!!
敷地外から撮るのは、この角度が限界だった。所要時間は徒歩15分ってとこですかね。
地図で表すとこんな感じ。2度ほど曲がりますが、まぁそれなりに大きな道を進んでいきますので、分かりやすいとは思います。
散歩タイム。まずは武家屋敷や礼拝堂を目指すことにします。
ここから進む道が武家屋敷とのことなのですが、
まぁ確かにところどころそれっぽい感じではあるのですが、
ほかの地区に比べると、やや力不足感は否めないかな...。もしかしたら見る場所間違えていたのかもしれないけど、時間がなかったので早々にここは切り上げ。
看板通りに細い道を通って進んだ先は、
なんだか、夜には絶対来てはいけない感じの場所。何がなにやら分かりませんが、数人の方が僕の前後にいたのでここが目的地なのでしょう。僕の前を歩いていた人は、ここを一通り見たあと首をかしげてから、どっか行ってしまいましたが。
どうやらここが礼拝堂らしい。内部は3メートル四方となっていて、奥の壁には祭壇が彫り込まれていたとのこと。戦国、江戸時代のキリシタン狩りの時期を経ながら、こういった礼拝堂が残されているということは非常に貴重なんだって。
中を覗いてみると、空洞になっていて何があるって訳じゃないんだけど、ただ一点
……
……
缶コーヒーが置かれてた。皆さん、歴史的意義のあるものには、例え興味がないとしても一定の敬意は示しましょう。
もう少し時間がありますのでブラブラします。
民家の間に急に現れたのは「廉太郎トンネル」というもの。廉太郎というのは、もちろん滝廉太郎のこと。
ここに解説があったのですが、滝廉太郎が竹田で過ごしたのは十二歳から十四歳までの間らしい。あっ、割と短い...。
というのも父は地方官僚で、生まれは東京の新橋あたりも、そこから神奈川、富山など移り住んでいたらしい。なので竹田駅の発車メロディーに使われていることは書きましたが、箱根登山鉄道や浅草駅などで、またかつては上野駅でも音楽として流されていたらしい。う〜む、多感な時期を過ごしたとは言え、ここまで廉太郎プッシュをするのもなぁと思いながら、
トンネルをくぐると、なんとも不気味な音楽が。(:.;゚;Д;゚;.:)コワイコワイ
どうやらここで流れているのが「荒城の月」のよう。入口に人が来たら流れる仕組みらしいです。小さい時に聞いたことある気がするけどすっかり忘れていました。いや、でも明るいポップな音楽ならまだしも、薄暗い洞窟でいきなり暗めの音楽流れてきたら誰でもビビるわ。わかったよ、竹田市は立派な縁の地として認めますよ。
時間も来たのでそろそろ駅へ。行きと違う道で帰ってみると、
先ほど大分駅のイルミネーションの話をしましたが、ここ竹田でも恐らくライトアップされたりするんでしょうね。地名にちなんででしょう、竹を使っているというのもなかなかシャレてて良いと思います。
本日の西日本大寒波は大丈夫なのでしょうか。薬局のコイツも暖かそうにしています。それにしても元のコイツの性別は知りませんが、こんな服を着ると途端にババァ感がするんで、服ってのはエライもんですな。
九州の心配もですが、大阪も大概寒いんで、ここらで筆を置いて明日の会社の心配でもしますかね。普通さん、まっじめ〜。
という訳で、滝廉太郎が育ったこの地はその文化を前面に押し出しつつも、武家屋敷、礼拝堂、昔からのお菓子と多くの文化を楽しむことができる竹田市の竹田地裁
お薦めです!
という訳で、お次に向かうはルー大柴的に言うと、
おおいたシティへ向かうぜ!!
〔大分地裁編へ〕
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