235件目 沖縄地裁 〜裁判所だけがある街〜

僕の彼女を紹介します 僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。 その名前は、沖縄地裁那覇地方裁判所沖縄。 というわけで、僕の彼女を紹介します
僕の彼女を紹介します [DVD]

僕の彼女を紹介します [DVD]

  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: DVD
改め、 沖縄地裁を紹介します。 裁判所のHPによると、沖縄地裁へは「法務局前バス停から徒歩1分」とのこと。 というわけで、沖縄都市モノレール線「旭橋」駅からスタート。 全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」該当ページへ)からどうぞ。 このブログでは、結果的にバス情報がはっきりせず、「最後は君たちの目で確かめてくれ」的な、ゲーム攻略本の最後みたいな投げっぱなしをすることも多いですが、それはあくまで徒歩で行くことが容易で、バスでも行くことも出来ますよ的な場所の時の話。前回該当ページへ)同様、バスが唯一の交通手段の場合はしっかりと調べます。しかもわざわざ沖縄県まで来て外れを引いたせいで再訪なんてなったら大変ですから、事前にしっかりと調べます。 珍しく本題から入っておりますが、今回のバスでの目的地は「法務局前」。しかし、そこへの行き方を調べようとすると、大変なことがわかります。 「法務局前」バス停は廃止されている...。過去にも麻生地裁該当ページへ)、美馬地裁該当ページへ)など、最寄りのバス停が廃止されたケースはありましたが、それらはその時点で裁判所のHPは更新されていましたし(確か)、そしてバスがなくても多少の交通機関はありますから麻生地裁へはたったの8km、美馬地裁は約4km程度の散歩をすれば着くということもわかっていました。 しかし、沖縄県には電車が那覇市内しか通っていません。一番沖縄地裁に近いと思われる、ゆいレール終点の首里駅からは直線距離でも18kmほどあります。これはどうにもならんと思い、裁判所へ電話します。沖縄着いてからじゃなくて、もっと事前の段階でね。 >> 裁「もしもし、那覇地方裁判所沖縄支部です」 俺「すみません、そちらにお邪魔したいと思っておる(変質者な)のですが、今HPを拝見しているところ、最寄りのバス停となっている「法務局前」バス停というのが廃止になっているようなんですよ」 裁「あ〜そうですか」 俺「(そうですが、じゃないが)ですので、他に行き方がないか伺えればと思いまして」 裁「ちょっと調べますので、少々お待ちください」 (保留音) 裁「お待たせいたしました。「知花」というバス停があるのですが、そこから裁判所まで700mほどでお越しになれると思います。」 俺「ありがとうございます。ちなみに、その知花バス停というのは、那覇のバスターミナルから直通で行けるのでしょうか」 裁「恐らく、大丈夫だと思いますよ」 俺「(ありがとうございました)恐らくじゃ困るんだけどなぁ」 裁「逆ゥー!!」 << といったことがあったのが、訪問のひと月ほど前。ここから知花バス停へ行くための時刻表やらと睨めっこするのですが、何故か大手のナビサイト等を使ってもなかなか有用な情報にヒットしない沖縄のバス情報。それでもなんとか、恐らく行けるという算段は着いたので裁判所に向かうとします。 ところで話変わりますが、県庁所在地の知名度が高いところってあるじゃないですか。例えば、北海道の札幌市宮城県仙台市、神奈川県の横浜市、愛知県の名古屋市、石川県の金沢市、そして沖縄県那覇市。 今挙げたところと沖縄県との大きな違いが、県名そのままの市があるということ。宮城市、神奈川市、愛知市、石川市というのはありませんが(無いのに何故か変換はできる)、沖縄市というのは存在します。これは結構知られていないんじゃないですかね。 そう考えると、都道府県名ってどのようにしてつけられたのかなど調べてみると意外と面白いのかもしれません。学生のときにこの勉強意欲がついていれば、と思うのはここ数年幾度となくあります。 ちなみに人口は県内2番目、鉄道が通っていない市という意味では日本で1番多いそうですよ。 それでは裁判所に向かいます。と、その前にちゃんと「知花」バス停に向かわなければなりません。 ゆいレール旭橋駅に到着です。今回、次回とこのモノレールに何度か乗るので、 1日乗車券を購入。特徴的なのが、1日と言いつつその日のみというものが多い中、これは買ってから24時間有効。だいたい3〜4回乗ればもとがとれます。 真ん中下にQRコードみたいなのがついていますが、 それはこの自動改札を使うときに、タッチ画面に当てて使います。1日乗車券に限らず、すべての切符がそうなので、改札には吸い込み口はついていません。 ただ、外国人観光客も多いですし戸惑う方も多いんでしょうね、駅員さんは常に改札横にいて、困った人がいたらすぐ教えられるようにしています。そしてその指導は観光客だけに留まらず、明らかに地元の人でも迷ってらっしゃるので、駅員さんは休むことがなさそうです。なんのための自動改札だ。 そんな新しい感じの改札ですが、通り抜けると乗車券の回収箱が設置されています。確かに吸い込むものがないので、手元に切符が残るわけですから、それを再利用したりするってことなんですかね。デジタルとアナログが融合した珍しい改札です。 駅には観光客を出迎えるパネルが。前回も言いましたけど、「めんそ〜れ」って、そんな地元の人も頻繁に使う言葉なんでしょうか。北海道の方が別れのときなどにいう「したっけ〜」とどっちが頻度としては多いのでしょうか。
僕だけがいない街 上(完全生産限定版) [DVD]

僕だけがいない街 上(完全生産限定版) [DVD]

  • 発売日: 2016/03/23
  • メディア: DVD
そんな訳で、「したっけ」という言葉を知るきっかけとなった僕だけがいない街が今回のサブタイの元ネタ。昨日一昨日で一気見しました。この作品については、2016年版アニメ感想の回で触れざるを得ないでしょうから、感想はその時にでも。映画は知らん! この旭橋駅というのは、ほぼ川の上に建っていて幾重にも渡る歩道橋がかかっているから、ちと説明が面倒なんだけど 東口の那覇バスターミナル」方面へ向かってください。 歩道橋を渡って下に降ります。ここで細かい降り口とか説明してもよかったんですけど、どうやらバスターミナルは改修工事をしており、情報も変わりそうなのでなんとなくの場所だけお伝えしておきます。   バス乗り場一覧がどこにあるでもないのに、この表記は不親切だよなと思いながら、「バス乗り場C」を目指します。   知花バス停を目指している我々にとっては朗報、12番乗り場「知花線」というまさにな路線があります。1時間に3本ほどはあり、向かうことも比較的容易です。 なんとか目的地へ行けそうだと腰を下ろそうとしたベンチに 何故か血圧計の忘れ物が。そんな持ち運ぶものでも、忘れていくものでもないだろうと思いますが、もし心当たりがある方は那覇バスターミナルまで。 無事にバスに乗れてから気付くのは、走ってすぐは割とモノレールの高架下(?)付近を走るので、モノレール駅前のバス停がいくつかある。少なくとも「県庁前駅」「おもろまち駅」「古島駅」に関しては、その駅前にバス停があるご様子。 たまたまそのうちの一つおもろまち駅付近に宿をとっていたので、この駅のバス停くらいは紹介しましょうか。おもろまちって名前にも惹かれるし。   駅名標を撮り忘れたとは不覚!平仮名で「おもろまち」って書かれている駅名標だけでも価値がありそうなのに。とりあえず、駅は西口から出ます。 バス停には階段を下っていけばいいんですけど、下らずにそのまま広場に出ますと、 まぁなんともおもろまち感」が全くない立派な街が広がっていて驚きます。 この辺りは那覇新都心などとも呼ばれ、1987年に返還された米軍牧港住宅地区の跡地をショッピングセンターや総合運動公園などに造成した地域だそうです。 ホテルまで結構歩きましたが、その道中もショッピングビルが途切れることもなく、自分の中の沖縄像がいい意味で壊されました。シーサーも青い海も全然見えません。   バス停が非常に多いので迷いやすいですが、モノレールの路線沿いにあることを目印に見つけてください。 ちなみにこの駅から歩いて10分ほど、バスで同じく知花線に乗って1つか2つ先の停留所に 興南高校バス停があり、その名前の通り、   興南高校が建っています。 この学校の卒業生が日本ハムファイターズに入ったなんて書いてありますが、非常に野球が盛んな高校で、2010年には甲子園で春夏連続優勝したことを覚えている方も多いでしょう。全国の地裁巡りが終わったら、甲子園で優勝したことある高校巡りでもするかな...、まぁ明徳義塾で割と詰む可能性があるけど。詳しくは地図をご参照あれ。 さて、話は大分脱線しましたが、那覇バスターミナルから1時間ちょい乗車したでしょうか、 果たしてここが本当に正しいか怪しいですが、「知花」バス停に到着しました。 左側に「がじゅマル整骨院というのが見えます。 がじゅマルとは、日本では屋久島以南などで植栽されている、防風林、街路樹、生垣などに使われるクワ科の樹木だそうです。がじゅマルで検索すると、いろんなお店などもヒットするので、地元の方にはポピュラーなものなのでしょうね。「けやき整骨院」みたいなものですね。それは今、適当に考えた名前ですが。 隣の捻挫のイラストはわかりやすいですが、その隣の絵は何を表しているのでしょう。そして下の「スポーツ害障」という言葉もなんでしょう。障害?外傷?Google先生でもご存知ない言葉のようでした。 道路挟んだところには、どうしてこうなった?と思わざるを得ない文具店が。シャッターはもともとそうなのか、ズレてそうなったのかはわかりませんが、あまり近づきたくはないですね。 左側に「がじゅマル整骨院」がある向きで進んで行きます。   最初の交差点です。「知花」交差点に曲がります。 進む先は見事なまでに知らない知名ばかりですが、一番先にある伊計島を地図で見てみるとなかなか面白いことに気がつきます。 沖縄地裁のある沖縄市からうるま市を通って平安座島伊計島に行くのですが、地図で見ても明らかに分かる海上に造られた道路沖縄県道10号の一部分であり、5.2kmある海中道路だそうです。産業道路として建設されましたが、こんな土地環境ですから、今ではレジャースポットとしても人気の場所だそうです。 あまり知られていない(少なくとも僕には)場所でも、こういった観光資源があるのですから沖縄に何度も通いたくなる人の気持ちってのが少しわかった気がします。 今進んでいる道は「さいばんしょ通り」というそうなので、道として間違っていないようです。これで裁判所にたどり着けなかったら驚きです。僕的にはありがたいですけど、あんま目印にされるような建物でもない気がして、少し複雑な気持ち。   何かいい匂いがしてきたと思ったら、鶏肉が焼かれていました。いわゆる鶏の丸焼きと呼ばれる形状のものが、外からも見えるオーブンみたいな奴でぐーるぐーる回っていました。沖縄の人にとっては年中食べるものなのでしょうか。     個人的には悪く言ってるつもりはないんだけど、おもろまち周辺の綺麗な感じより、こういった建物のほうが沖縄っぽい。北海道も地名という意味では昔ながらのものが残っているけど、沖縄はそれに加えて建物も昔の名残があるから今沖縄にいる感というのは強く感じる。 そうこうするうちに目的地に到着です。左側に見えてきます。 到着〜!! 所要時間は知花バス停から7分といったところでしょうか。那覇方面からだと知花まで行くのに多少時間はかかりますけれども、まぁバスでのんびりどうぞ。 地図で表すとこんな感じ。バス停を降りてからの進む方向さえ間違えなきゃ、まず大丈夫でしょう。 沖縄地裁周辺での撮影はこんなもん。帰りのバスまで少し時間があるので、ちょっと歩いてみます。 普段は撮らない花なんかも、なんとなく南国っぽくてそういう気分に浸れていいもんだねと無事に撮影を終えて上機嫌。 すると、目の前になんとバス停を発見裁判所からは300mくらいの距離でしょうか。知花バス停からは700mほど歩いたので、なんだもっと近いバス停あったんじゃんと思い、バス停に近づいてみると、 「法務局入口」というバス停。あれ、廃止になったんじゃなかったっけ?と調べ直してみると、廃止になったのは「法務局前」バス停で、こちらの「法務局入口」バス停はまだまだ健在のご様子。紛らわしい...。 どうやらゆいレール牧志」駅からなら、このバス停に直通が出ているらしい。まぁでも、今さら情報をごっちゃにしても面倒なので、皆さんは知花バス停のご利用を是非。 ある程度歩いて、じゃあバスでも待つかいねと腰を下ろそうとしたところ、そうはさせるかと目に飛び込んできたのが、 なんとも古風でありファンシーな商店街。中へ入ってみると、   どう良く捉えても、一見様お断りな雰囲気。でも、こういうところはその地に住む人の空気を感じられていいやね。 最後に明日に役立たない雑学を言うけど、日本初のショッピングモールって沖縄県にあるらしいよ。言ったところで行くわけでもないけど、ただ知識をひけらかしたくなっただけですよ。なんかgdgdだな、今日...。その普段はgdgdじゃないけどみたいな言い方もやめろよ、いつも後輩が言ったら怒るタイプの言葉じゃんか。 そんな訳で、海とは多少離れていても、沖縄の人や文化を十分に感じることができる、沖縄県で2番目に人口が多い都市だからみんなも覚えよう沖縄市の沖縄地裁 お薦めです! 海中道路とか初めて聞いたし、沖縄でレンタカー借りてなんのあてもなく走り続けるってのも面白そうだな。なんか名護の海にしてもいい具合に癒されちゃって、沖縄の海でのんびりしたい欲が多少あるんだよね。疲れてるのかな...。 〔那覇地裁編へ〕 全国制覇まで残り18軒