201件目 島原地裁 〜鬼灯の傍聴〜

僕の彼女を紹介します 僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。 その名前は、島原地裁長崎地方裁判所島原支部。 というわけで、僕の彼女を紹介します
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改め、 島原地裁を紹介します。 裁判所のHPによると、島原地裁へは島原鉄道島原駅徒歩5分、島鉄バス大手バス停徒歩1分」とのこと。 というわけで、島原鉄道「島原」駅からスタート。 全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」該当ページへ)からどうぞ。 前回まで熊本県にいたはずなのに、今回は何故に長崎県の島原?と脳内に地図を浮かべていただける方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。 長崎県と言えば、九州地方の西端で、熊本県から行くには福岡県、佐賀県を経由しなければなりません。皆さん試しに乗り換え案内で熊本駅」発「島原駅」着で検索をかけてみてください。軽く3時間半はかかると思います。しかし、裁判所のこととなったら西村京太郎も真っ青なトリックを思い浮かぶ私、今回もやってやりました。 いやぁホンマ便利な素材やでぇ、これ。 実際地図で見てみましょうか。 青で囲った熊本市島原市を鉄道で行くには、赤で線を引いたルートを通る必要があります。そう鉄道ならね。もう、この位置関係を見て、勘がいい方ならわかったでしょう。 熊本市島原市はフェリーの航路があって、そこで行き来が可能なのです。乗船時間は30分程度で1日6便ほどあるという便利な手段なのです。このブログ的にも、フェリーなどいろんな画を撮りたい、正直島原の鉄道を往復するのはしんどいと思っていたので、この航路を発見したときガッツポーズが出ましたね。 そんな訳で7時半の始発に乗るために、港までのバス時刻表をチェックしていたのにまんまと寝坊した僕はタクシーで港へ。思いのほか遠かったので財布は厳しかったけど、運ちゃんからフェリーの利用者の話やその時噴煙などで話題になっていた阿蘇山の地元の人ならではの話が聞けたので良しとすることに。詳しい内容は忘れたけど。 熊本港フェリーターミナルに到着。チケットは車無しなら片道1,000円ですが、バスの切符がついていたり、団体割引などいろいろ料金設定があるそうなので詳しくは熊本フェリーHP該当ページへ)でご確認ください。 時間も割とギリギリだったのでせっせとフェリーに向かい、フェリーとようやくご対面。 割とでけぇ!! 石垣地裁該当ページへ)に行った後の竹富島へのフェリーが少人数でしたし、30分の航路のためにどれほどの大きさかわからなかったのですが、実際近くで見ると大きさに驚くと思います。   中も立派です。7時半の便にしては人が多く、このフェリーの必要性を感じていたところ、 まだまだ乗ろうとする車がズラリ。出航するころには、座席は全て乗船率140%くらいの混雑率でした。観光で行く人も多かったですが、少年野球の遠征試合で早くから出るという人も多かったようです。 船尾から海を撮ってみたものの、あまりの風で寒さを感じて早々に撤退。座席でのんびりしていたところ、あっという間に港に到着とのこと。出口がつながる瞬間を見てみようと外に出てみることに。   最初はキャッキャはしゃいでいた子どもたちも、アナログな接続方法にここでふざけたらマジで怒られるやつだと感じ取ったのか静かに陸との接続を見つめ島原港に到着しました。   熱い島原歓迎モード。天草といえば天草・島原の乱くらいしか知らなかったのですが、観光スポットは多そうでした。 島原港から裁判所の最寄りの島原駅までは電車で向かいます。というかバスという選択肢があることを知らなかったので。裁判所のHPにはバスルートの行き方も書かれていましたが、今回の記事ではバスの紹介はありません。申し訳ありません。 島原港ターミナル。なんだこの形。建てるとき、形の説明するの苦労したろうな。 島原港から電車の島原外港駅までは歩いて5分ほど。あんま案内とかはないですが、人の流れに乗っていれば多分着くはず。裁判所以外は道案内をしない徹底ぶり。   足湯を発見!したものの掃除中のためお湯が入っていなく残念な気持ちに。 これはアカン。勝手に名前使ったら、浦安・島原の乱が始まってまう。 とまぁなんやかんやで、   島原外港に到着。 幸せを運んでくれそうなこの黄色い電車に乗って、島原駅を目指します。まぁ目指すと言ってもたった3駅で着くんですけどね。 ようやく冒頭に戻ることができます。 島原駅に到着し、裁判所への道スタートです。前フリ長い!! ジオパークとは、地球科学的に見て重要な自然の遺産を含む、自然に親しむための公園のこと。ユネスコの支援により世界ジオパークネットワークが発足し、ジオパークを審査して認証する仕組みができたとのこと。 この島原半島を始め2009年8月に北海道の洞爺湖有珠山新潟県糸魚川が日本初のジオパーク認定された場所となりました。ちなみに他に国内では、山陰海岸、室戸、隠岐阿蘇ジオパークに認定されているんだってさ。これはもう少し前に知っておけば時間もとれたのに残念...。 競艇場って行ったことないんだよなぁ。蛭子能収のせいであんまいいイメージ持ってないんだよなぁ...。まぁ人の悩みを全て競艇に繋げちゃう蛭子さんは面白いけどな。 映画「まぼろしの邪馬台国」の舞台だそうです。調べてみたところ、宮崎康平さんによる1967年の書籍が元だそうでして、この人の半生と邪馬台国が島原にあるという学説を同時に記した作品で、あのWikipedia先生でも「分類が難しい」作品らしい。映画は2008年に吉永小百合主演で上映されたらしい。 邪馬台国があった場所は近畿と九州と2つの説があるそうで、それまでは学者間のみで語られていたらしんだけど、この作品がきっかけで一般にまで議論の幅が広がったらしい。俺、学生のころはなんて教わったかなぁ、なんとなく近畿にあるって教わった気がするけど覚えていないや。 さて駅から出ましょうか。 なんとも静かな駅です。この写真でわかるかな、正面奥に島原城が見えるんだけど、そこに向かって目の前の真っすぐの道を歩いて行きます 自動車学校の案内。色んなイベント盛り沢山って書いてあるけど、自動車教習受けているのなんて基本知らない奴らだし、別にバーベキューとかやりたくないんだけど。よくそういう感情が湧くもんだ。 これで思い出すのが、バイきんぐのこの動画かな。 これ初見のとき、すごい笑ったわ。今見ても笑えるけど。 歩き始めたところで駅舎を見てみます。 これはなかなか風情があるね。城も近くにあるし、ここが観光地であることをパッと分からせてくれるいい駅ですな。   進む道もいい感じ。こんな雰囲気の理髪店で髪を整えてもらいたいものです。   島原城のお堀にぶつかったら、に曲がります。   100メートルほど歩いたら、病院があるのでそこを道なりに右に曲がって、病院沿いにすぐ左に曲がります。そうしたら100メートルくらいで右側に目的地が見えてきます。 前置きがすごく長かったくせに、裁判所へはあっという間です。 到着〜!! 所要時間は5分程度だね。城が目印だから最初はわかりやすいけど、最後に曲がるポイントだけは見落としやすいかもだから気をつけてください。 地図で表すとこんな感じ。写真をクリックしていただくともう少し大きく表示されます。 それじゃいつも通り、散策タイムといきましょうか。時間の早いフェリーに乗ったおかげで、撮影が終わってもまだ9時過ぎ。だけど、逆に早すぎたのか、 商店街はガラン。いまだにこのミスするのは直らんなぁ。 市役所に掲げられた有明海にひらく湧水あふれる火山と歴史の田園都市って、詰め込み過ぎて何を言いたいのかよくわからんなぁ。 まず目指したのは、この清流亭。9時からやっていてホント良かった。   館内いたるところにが泳いでいます。というのも島原は鯉が泳ぐ町として有名だそうでして、この清流亭に限らず、町のいたるところに鯉がいるのでそれを探すのも楽しみです。 エサをやるなってのは分かるけど、放流しちゃう人もいるのね。飼ってるうちに収拾つかなくなっちゃったパティーンだね。 鯉がのんびり泳ぐのを眺めながらこちらも心を落ち着かせたところで次の目的地へ。。 駅からも見えていた島原城を目指します。   かなり緑に囲まれた道を歩き続けて、   島原城天守に到着。なんか入口のところでコスプレできるみたいです。 いきなり音楽が流れ始めたと思ったら、 観光地としてのプロ意識の高い方々が踊り出しました。地元の人にとっては珍しくないのか、もしくはこの人たちが裁判所が生んだ妖精で僕にしか見えないのか、観光客はたくさんいるのに写真撮ってる人は皆無。でも頑張っている人を無視できない性格なので、ひたすらにシャッターを押し続けました。 天守閣は登らず周りをぐるり。 ちょうど裏側にあたるところにたくさんの像が並んでいました。いくつか紹介。 馬の躍動感と弓を射る姿が見事な作品。地元の名士かなにかかなと思ったら、 「若き日の織田信長。嘘だ、なんでよ。島原来たこととかあるのかな。 お次は筋肉隆々のこのお方。う〜ん、こんなポーズとってる歴史上の人物知らないしなぁ、神話とかに出てくるなにかの神様かな。 「浦島」。嘘つけよ、俺が知ってる浦島はこんなムキムキじゃねぇぞ。そりゃ亀いじめている子どももこんなん来たら逃げるわ。 最後。あ〜、これは分かった。日本人ならみんなが知ってる桃太郎さんだ、間違いないよ。 天草四郎。嘘だ!絶対に桃太郎だろう。鬼灯の冷徹」に出てくる桃太郎そのものじゃねぇか。   ほらやっぱ、まんまじゃねぇか、畜生騙しやがって。 そんな訳で今回のサブタイの元ネタは腐女子の皆さん大好きの鬼灯の冷徹からです。 ちなみに僕はあんま好きじゃないです。 天守閣の向かいはお土産と軽食が食べられるようになっています。 この噴火まんじゅうも気になったのですが、僕が食べたのは この「寒ざらし。初めて聞いたのですが、道中何度かこの言葉を目にしたので、すごく気になっていたのです。 これがその「寒ざらし。「寒」と書いてあるので冷たいのかなと思ったら、常温。 甘い蜜の中に小さな団子が入っているものなんだけど、この甘さがほどよい!なんだろう、これクセになる。団子にもこの蜜が絡まりまくる訳でもないので、甘すぎず飽きることなく食べることができました。なんか落ち着く味です。ごちぞう様でした。 島原城から最後の目的地へ。   行きとは違う道で城内を歩いていたのですが、ここの緑はホントきれい。緑は目を安らげますね。 城の出口までもう少しといったところでなんだか拍手が聞こえてきました。「お疲れ様〜」という声も聞こえます。僕が島原にいるということはほとんど伝えていないので、全国100万人のこのブログのファンの方ではないと思うのですが、とりあえず身を正して行ってみると、 ウォークラリーのゴール地点だったそうです。走るのは嫌いだけど、歩くのは好きなのでどんくらい歩くのか調べたところ、 24時間以内に105km歩くそうです。 なんだよ、105kmって。つまり、みんなが黄色いTシャツの24時間マラソンランナー並みに凄いってことじゃん。日○レさんよ、無理くりな感動小噺作り上げるより、これ取り上げた方がよっぽど面白いぞとアドバイス ウォークラリーには驚いたけど、目的地はこっち。武家屋敷に向かいます。 いつからか行くのが好きになってしまった武家屋敷に到着。この親子が離れるの待とうとしたんだけど、子どもが箒持って掃除始めちゃったから観念して収めさせてもらいました。ごめんね。   あ〜やっぱ落ち着くわ。なんだろうね、特別歴史が好きって訳でもないのに、ここはホント落ち着くわ。     ふぅ〜。いざ住めと言われたら、築10年以内のマンションじゃないとブーブー言うくせに、こういうお宅はホント心休まる。いいリフレッシュできたわ。いい雰囲気の場所なので、 景観を汚すような行為は是非慎んでくださいね。まぁイエローカード置いたところで、そのときには飼い主はもういないと思うけど...。 そんな訳で鉄道だけでなくフェリーでも他県とつながっており、歴史的にも意味があり、ジオパークなど自然溢れる島原市の島原地裁 お薦めです!! 長崎県の地裁も初制覇。今年の目標が、「裁判所の撮影のために行ったことがない県をなくす」ってものだったから、ここが終了したことで行ったことない県は岩手県だけに。こりゃ今年もクリア楽勝だな。 今回の行程も終わり、帰路へ。 島原鉄道の終点駅、諫早駅に到着です。ここでお昼でも食べながら、空港行きのバスでも待とうかなと思ったところ、 駅がやたら立派。調べたら諫早駅長崎県内のJRの駅の中で2番目に利用者が多い駅なんだそうです。そんな地なのに地裁が無いのって珍しいよなと思い調べていたところ、 家裁ならあった...。 そんな訳で、もうちょっとだけ続くんじゃ(えーもうWordで8枚も書いているのに)。 〔諫早家裁編へ〕