函館・江差でまったり観光
さてさて、わざわざ記事を区切って観光編をやりますので、結構がっつりやります。
とりあえず函館空港からスタート。
そもそも昨年の江差地裁(該当ページへ)のときに、次に江差来たら魅力をたくさん伝えますとか言って、市内の情報を端折っちゃったんですよね。なので今回はきちんと観光して、きちんと伝えます。
ただ江差の紹介をする前に、少し函館の話でも。
函館空港到着は11時頃だったのですが、そこから木古内行って江差へ行くとなると時間的なものと食べる店はあるのかという不安からお昼はこの函館界隈で探すことに。
空港内にあったラーメン屋さん。北海道はラーメンも有名ですからね。
啄木らーめんにトラピストらーめん…。気にはなるけど、せっかくの北海道の食事をチャレンジ枠に持っていくのももったいないということで、ラーメンは断念。
バスに乗って函館市内に向かいます。途中、道沿いに駐車場も満員になっている回転寿司屋がありネットで調べてみたら結構有名な寿司屋だったりで次来る時の参考にと思っていたところで、
函館駅に到着です。ここからお昼探し再開です。
駅を背にして右の方へ歩いていくと、
函館朝市どんぶり横丁市場があります。海鮮丼はとても好きなのでここにしようかとも思ったのですが、朝市は観光客価格だという話なんかもちらほら聞くので、これも決定にはいたらず。正直、北海道に来た時点で海鮮系を求めるハードルはかなり上がっているので、安易に海鮮に走りたくないというのもあるのですが。
そこから結構歩きまして、
塩辛や蟹の販売所もあったのですが、お土産の地方発送用なのでもちろん却下。
ビール園もあったのですが、たぶん飲み出すと撮影ほっぽっちゃう恐れもあるので論外。
なかなかお昼が見つかりません。そういえば、前回函館に来た時は、
ハセガワストアのやきとり弁当を食べたんだった(該当ページへ)。ならば今回もそういう意味で函館っぽさが出る食べ物にしようと思案した結果、一つの結論に。
ビール園から7分ほど歩きましてついに見つけました
皆さんご存知でしょうか、「ラッキーピエロ」です。見るからに怪しい一見様お断りなお店ですが、結構有名なハンバーガーチェーンなんです。
函館を中心に店を構えていまして、実は一時千葉県にも出していたことがあるとか。冷凍ものは使わない、水にもこだわるなどでご当地バーガーNo.1にも選ばれているチェーン。
※注)5月の撮影です。
注文を終えて座席につこうとするとこの装飾に圧倒されます。とにかく落ち着かない。モスと同じで注文してからハンバーガーを作る手法でして(まぁ当然か)、5分ほど待って来たのが、
こちらのチャイニーズチキンバーガーセットです。値段は600円〜700円くらいだったかな。結構なボリュームです。
肝心のお味ですが、
……
……
……
うっまwww
ご当地バーガーNo.1って言われてもなぁと正直タカをくくっていたのですが、これは美味しい。肉のボリュームと甘辛いタレが、ゴマがたっぷり乗ってやや渋めのパンにぴったり。多分クオリティを落とさないために限定的な出店をしているんでしょうね。函館来たら必ずラッピ(地元の人はそう略すらしい)に必ず行く人がいるというのもうなずけます。
もし、函館で絶対に美味しいという海鮮系の店があるならそこでもいいと思いますが、あまり情報がなくハズしたくないという方は、函館らしさのハセガワストアかこのラッピを是非選んでみてください。お薦めです!!
いい食事にあたり気分よく撮影に挑めそうです。
函館駅に戻り、木古内駅を目指します。
個人的にこの表記なんかツボなんすよね。「ようこそ函館へ。」って書いてあるのに下には「サッポロ」って...てな感じで。
皆さん 矛盾系AAって知ってますかね。2ちゃんとかの馴れ合いというかなんかなんですけど。画像に煽り文句とか、セリフ、固有名詞があるのに何一つ統一されていないもののことでして、最初は、「は?」ってなると思うんですけど、うまくまとめているサイトがあったので、もしよかったらご参照ください。⇒「矛盾系AAおもしろすぎワロタwwwwwww」(該当ページへ)
これとこの「ようこそ函館へ。」が同じに感じちゃうんですよね。なので雑ですが作ってみました。
暇なんですよ、察してください。
んで、ここから先ほどの記事の通り、木古内駅からバスに乗って裁判所へ行くわけです。裁判所の撮影が終わったのは17時くらい、この日は江差に宿をとっていたので時間はたっぷりです。
橋本町バス停近くにある、れすとらん津花館。前回来たときも気になったのですが、ダテメカレーという海産物がたくさん乗ったカレーが有名みたいです。調べてみると、ご飯の上には江差で採れるエゾバカ貝というのが乗っていて、ルーは黒色のカレーだそうです。おおむね高評価で高級店のカレーみたいという感想もあったので、カレー好きな方は是非。
津花館を過ぎると前面に海が広がる景色を臨めます。その海を楽しむため目指すのは
かもめ島。海の駅があったり、飲食店や海産物を買える店があったりもします。
新栄丸の魚屋さん。この日はもう閉まっていたのですが、翌朝中に入ったら、ホタテやらカニやら牡蠣やらが並んでいました。その場で食べるというお店ではなく、家で調理したり地方に発送したりできるところです。
その奥にあるのが繁次郎の店。ここは定食屋で、江差名物の鰊料理などを食べることができます。こちらもこの時間は閉まっていたのですが、翌日の朝食はここに決定。地元の味を楽しむこととします。
さらにその先には海の駅「開陽丸」があります。道の駅は聞いたことあっても海の駅は初めて聞いたような。しかし、ここも午後5時閉館で間に合わず。ここの見所はこの大仰な建物でなく、その先にある
この立派な船・開陽丸の中に入れるというもの。これも翌日にお預けです。
お預けばっかで何も出来ないなんて許されない。これは、かもめ島に期待せざるを得ません。
陸続きとは、ちょっとした小島みたいになっているこのかもめ島。さぞかし景色もいいことでしょう。時間の制限もなさそうだし。
実は前回来た時も、このかもめ島には行っていてブログ上ではそこで出会った
このコーギーちゃんの紹介だけにとどめていました。まずはその再会からです。
前回は散歩道に面しているところで懐いてくれたのですが、なかなか見つかりません。まさか、一年の間に...と最悪な想像もしてしまったのですが、
奥の方でのんびり眠そうにしていました。完全に人の敷地内なのでこれ以上は近づきませんでしたが、元気がなさそうで少し心配になってしまいました。
さて散歩道をと思ったのですが、
まさかの落石で通行止め。これが今後解除されることはあるのでしょうか。ルートはこれだけじゃないのですが、
結構な坂道。これをせっせと登っていきます。
登った先は綺麗な原っぱが続いています。これがいい長さに整えられていて歩くと気持ちいいんだ。温かい日だったら寝っ転がっても気持ちよさそう。
海もこんな感じで一面に広がっています。夕日がもろ反射していますが、実際に景色として見てみるとなかなかのものですよ。
少し島をぐるっとしてみようと見渡してみると、
なかなか凄い感じで続いている道を発見。実際に見てみると、ゴツゴツした岩肌というのもカッコよく感じてしまいます。ってか、そりゃあ多少の落石くらいあるわなって感じ。ちなみに毛虫が割と出るらしいので、女性などは気をつけてくださいね。男は黙って刺されてろ。
正直、どこも海に面しているのでこの島の中で特別眺望がいいポイントって訳でもないんだけど、それでも絶景かな絶景かな。やや荒削りな自然だからこそ、何か感じるものがあるのかもしれないと思ってみたり。
ちょっとした名所「弁慶の足跡」。岩盤についた穴が、弁慶の足跡と伝わっているとのことなのですが、
まぁこんな気持ちですわ。弁慶のこと何メートルだと思ってるんだ?進撃の巨人か何かと勘違いしてるんじゃないか?せめてもうちょい信じたくなる噂にしてくれよ。
これが島の先端。さっき荒削りな自然がいいとか言ってたけど、多少は手を加えてくれてもいいのよ。さすがに、ここまで来てこれは萎えるわ...。なんかカラスが多くて恐かったし。
また島の中心部に戻って、ちょいと小高いところから1枚。
みんゴルか!パワータイプでは挑みたくない超難関コースみたいです。う〜ん、改めて見ても素敵だ。
先ほど進んだとは逆の方向へ歩いてみると、
神社があったりします。まさか江差でも広島で名高い厳島神社に出会えるとは。以前、長野地裁(該当ページへ)に行った時に善光寺が全国にあるってのを知ったように厳島神社も全国にあるのでしょうか。それともこれは名前だけ?
島を後にし、町に戻ってきました。今いた、かもめ島に通じる道って
実はまぁまぁ洒落ていて結構見るところがあるのです。
お手製感溢れる可愛いパン屋だったり、美容室を髪結いやと言ったりいちいちオシャレです。
特に目的もなかったのですが、とりあえずまた坂を登ります。
しかし登った先は普通の民家の入口で、首をかしげながら歩いているとおばちゃんに出会いました。でっかいハサミを持っていたので、坂のダンジョンをクリアしたと思ったらボスが表れた!とビビっていたのですがすぐさまハサミをしまってくれて会話が始まりました。
>>
おばちゃん「あら、あなた見ない顔ね。ここら辺の方?」
普通「いえ、関西から観光で来ました」
おばちゃん「あら、そうよね。あなたみたいに大きい人(187cm)一度見たら忘れるはずないもの」
普通「うるせぇなババァ、こっちは言われ飽きてるんだよ(あっはっは、よく言われます)。」
おばちゃん「オホホ、あなた建前と心の声が逆になってるわよ」
普通「ビクッ!!Σ(・ω・;|||」
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冗談はさておき、
>>
おばちゃん「北海道といえば、函館や五稜郭なんかが歴史上有名だけど、江差はその辺りが有名になる前から文化として確立していて、昔は石川県とか北陸の人がこの江差に働きに来てたのよ」
普通「へぇ〜そうなんですね」
おばちゃん「そういった歴史もあるから、江差ではだいたい300年前から町を上げて夏に祭りをやってるの。その時は人口の10倍くらい人が集まるのよ。あなたも絶対来てね」
普通「それは凄いですね。宿をとるのも大変そうだ。でも、そうなると電車が止まっちゃったのはホント残念な話ですね」
おばちゃん「ほんとに偉い人は何をしているのかって感じだわ(`・д・´)ノ。でもね、私たちの文化は変わることないから祭りも絶対に継続する、だから貴方も絶対来てね」
<<
いやぁ色々と話してくれるいい人だった。江差線の話をしたときは正直地雷をブチ抜いちゃったかなと思ってヒヤヒヤしたけど、うまく偉い人への怒りに転化してもらって助かったわ。
その後、おばちゃんに夕飯で鰊を食べられるとこを聞いたところ、この時間だと結構閉まっているところも多くて、いろんなところに聞きに行ってくれた。まさかのさっきコロッケ買った肉屋さんの前を通り、そこの店主の電話を借りてあちこちのお店に電話してくれ、行ったのがこちらのお店。
橋本町バス停のすぐ近くです、「食堂つるみ」。鰊料理もあるし、その他麺類なども豊富にある食事処。頼んだものが来るまで、さっきおばちゃんが言ってた江差の夏祭りについて調べてみます。
江差・姥神大神宮渡御祭(該当ページへ)
なんだこれ、すげぇ!!しかも300年前とか言ってたけど、370年って書いてあるぞ。若くサバ読んでるんじゃねぇぞ、おばちゃん!今年は無理だけど、「俺、全国の裁判所の撮影が終わったら、江差の夏祭りに行くんだ」と死亡フラグを無事に立てたところで料理が運ばれてきました。
鰊ウニ丼定食+冷酒。どうせなら高そうなものを頼んでやろうと思いまして。
お味の方ですが、鰊ってあんま食べたことなかったけど美味しいですね。卵の甘さに鰊の塩気がちょうどいい具合にマッチしてご飯が進む進む。
それにしても香りからして、明らかにいいウニをふんだんに使ってるのに、卵と鰊に挟まれてウニっぽさをなくしているのがなんか笑える。多分ですけど、この地の人にとってはウニとか当たり前過ぎて、とりあえず入れてみちゃえ!って思える食材なんでしょうね。一人暮らしの大学生がとりあえずなんでもキムチと炒めるみたいな。隣のお吸い物の中にもウニ入ってるし。後から来たオッサンは普通にレバニラとか頼んでたから、鰊も食べ飽きてるのかなと思ってみたり。
でも、僕にとってはこの地ならではの料理、大変美味しくいただきました。ご馳走様でした!!
ごめん、この定食見てたら、酒飲みたくなってきちゃったから残りはちゃっちゃと済ませるわ。
結局この日は、この店を出たあとセイコーマートで酒とつまみを買ってホテルで爆睡。次の日、まず向かったのが、
旧江差駅。
駅前にあったお土産ももちろんというか閉まっています。
柵が張り巡らされて、駅構内に入ることはもう出来ません。この敷地はどうなってしまうのか、1度来たことがあるだけなのに悲しくて仕方ありません。
私からも「ありがとう江差駅」。なんかもう一度くらいはここに来る気がする。ってかここの動向を追っていきたいな。
頼むから、この「江差駅」の表記は出来るだけ残しておいて。少しでも駅があったという事実を残しててほしいんだ。
江差駅とお別れをして、昨日遊んだかもめ島に戻り朝食を食べます。
宣言通り、繁二郎の店に戻ってきました。店内は食堂というより海の家という感じ。奥からイカ娘が出てきてもおかしくない雰囲気。もちろん表れたのはただのおばちゃん。客とみるや、せっせと火をつけたり準備を始めました。道中人も見かけませんでしたし、あまりお客も来ないのでしょう。
注文は「にしん丸干定食」。おばちゃんがお薦めだと言うので。
作ってる間に読んでてと地元の函館新聞を渡されました。4コマは多分、この日がハズレだっただけで普段は面白いに違いありません。
新聞読んでて知ったんですけど、北海道新幹線って最初函館までしか開通しないんですけど、その函館の新駅「函館北斗」駅って函館からクソ遠いらしいですね。函館市じゃなく北斗市に出来るそうで、函館駅に向かうにはバスで1時間近くかかるそうで、空港から函館行くほうが近いんだと。なんじゃそりゃ。地元の新聞ならではの情報を得たところで、
にしん丸干し定食の出来上がり。750円でこのおかずの量www
大根おろしに醤油をかけようとしたら、おばちゃんが先に鰊を食べてと言ってきたのでそうすることに。「高菜食べてしまったんですか!?」ばりに退店させられても困るので、そのまま魚をいただくと、
……
……
……
うん、確かにしょっぺぇ…。
これは確かに醤油いらねぇわ。味はしょっぱいけど、魚の身自体は美味しいから塩加減と相まってご飯が進んでしょうがないね。その他おかずも丁寧に作られていて特に文句のつけようがありません。なんか家のちゃんとした朝食という感じで大満足させていただきました、ご馳走様でした!
まぁその後、開陽丸も行ったんだけど、中は撮影禁止だったし、にしん定食見てたら口の中が塩っぽくて酒が飲みたくなってきたから今度こそやめるわ。
そんな訳で、電車がなくなる不便はあるけどこの地の文化は変わることなく継承されるであろう力強さを感じ、大都市にも負けない自然と食文化も楽しめる江差市の江差地裁
お薦めです!!
長ぇ〜!!ワード15枚だって、バカじゃないの。記事書いてたらテンション上がっちゃったんで、その思い出を肴にお酒を飲むことにしますわ。
〔室蘭地裁編へ〕