207件目 二戸地裁 〜九戸城は天下統一の夢を見るか〜
僕の彼女を紹介します。
僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。
その名前は、二戸地裁。盛岡地方裁判所二戸支部。
というわけで、僕の彼女を紹介します。
改め、
二戸地裁を紹介します。
裁判所のHPによると、二戸地裁へは「JR二戸駅から徒歩30分。駅からJRバス・県北バスの金田一温泉方面行き乗車10分、呑香稲荷前停留所下車徒歩15分」とのこと。
というわけで、JR、IRG「二戸」駅からスタート。
全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」(該当ページへ)からどうぞ。
青森県の八戸市って聞いたことある方多いと思うんですけど、今回は岩手県の二戸市が舞台です。調べていたら岩手県から青森県にかけて、四を除く一から八の「○戸」という地名があるそうで、かなり歴史的背景を色濃く表しているようなのですが、まぁ説明も面倒もなのでそういう地名があるってことを覚えていてもらえれば。
今回、最寄駅となる二戸駅ですが、JRの東北新幹線が停る駅なのですが、あともう一つIGRいわて銀河鉄道(以後、IGR)という第三セクターの停車駅です。
このIGRという列車が厄介というか、鉄道事業上すごく有益というか...。
JRの在来線で東京から北へ北へと向かおうとすると、実はこの盛岡でぶっつり切れてしまうんだな。盛岡-八戸間の新幹線開通により三セク化されたとのこと。
新幹線開通に伴って在来線を潰されたとなったら沿線住民にとっては大迷惑なので、これが鉄道事業上すごく有益だという点なのですが、一方でJR路線ではなくなってしまったので、青春18切符を使って安く移動したいという人には遠回りするかこの区間の切符を別に買わなくてはならなくなったということが厄介と呼ぶ点でしょうか。まぁ、地元民にとって有益であるなら、厄介って表現しないほうがいいか。
そんな訳で前日宿泊の盛岡から、IGRのホームに向かいます。綺麗ですな。JRのホームからでも5分もあれば乗り換えできると思います。
駅員さんみんながカメラ目線のこんな列車に乗り、盛岡から1時間ほどで
二戸駅に到着です。隣が同じ「○戸」の一戸駅となっております。
名所案内。お城とか山岳やらですが、基本遠いです。駅から11kmなんて距離、よっぽどの名所でないとなかなか行けません。一番下の「馬仙峡」ってのは画像検索したら
なかなか素敵!ただ、こんな凄い景色のところに徒歩30分で行けることに、逆に二戸の町がどんななのか不安になる部分も...。
「鶏王国、北いわて」なんて書かれているくらいですから、この辺りはは鶏が有名なんですかね。「とり合戦」というイベントがここ二戸で行われていたそうです。そういえば、つい最近も焼き鳥を押し出している町があったなぁと結構真剣に振り返ってみたらレジェンド室蘭地裁様(該当ページへ)でしたね。何も無いのが特徴だと思っていたから、すっかり忘れていたよ(まだdisるか)。
列車の貴重な収入源、広告収入の募集。やっぱこのブログもねぇ、全国制覇が見えてきているので、正直多くの方にご覧いただきたい気持ちがあるんですよねぇ。ここに掲載することで、北岩手の方と何故か室蘭の方々の閲覧率が上がったら面白いのになぁ。1月で28,000円か、うむ悪くない。
駅改札です。左に向かえば新幹線改札ですが、裁判所へは右の東口から出ます。
裁判所へのHPによると二戸地裁までは徒歩30分くらいとのことで、暑い7月の撮影では正直やや抵抗もあったのですが当日はいい具合に曇っていてお散歩日和。お散歩気分で裁判所へ向かうのもどうかという指摘はさておき。
駅前です。ガランとしているなぁ。正面やや右に「南部美人」と書かれた看板があるんですけど、これは日本酒の銘柄の一つで僕の大好物でもあります。これは美味い美味いと家でグビグビやり過ぎたせいで、一人勝手に酔い潰れたのはいい思い出です。
歩きの方は正面の道を歩いて行きます。やや下り坂になっています。先ほど30分と書きましたが、実際はそれほどなので歩きでもいいとは思います。
バスを使いたいという方は、
左側にバス乗り場があります。この縁石的なのもなく、道路ん中にポツンとバス停が置かれているスタイルは会津若松地裁(該当ページへ)と同じやね。
その中で1番バス停から発車するバスに乗ります。多分、ここから出るバスならどれ乗っても目的地の「呑香稲荷前バス停」に行くと思います。行かなかったら見当違いのとこに行ったらごめんなさい。「でも、失敗するのも人生だと思うんですよ」とこの前つべで見たマネーの虎動画の中で高橋がなりも言っていたんで、苦情はがなりまで。
嘘です、ちゃんと着きますんでご安心を。
ちなみにこの3番線のバスに乗ると、ドラマ「あまちゃん」の舞台となった久慈へ行くバスとなります。久慈への観光を考えている方は、電車よりも意外とこの行き方が便利ですよとアドバイス。
バスも本数が限られていますので、時間によってはここで待っているのもいいでしょう。中に入ったら3人ほど地元のオバさまが会話していたのですが、ホント何言っているかわからなくてさ、わからないだけなら無視すりゃいいんだけど、時折すげぇ笑い声が混ざるから何話してるか気になるし。
外国語飛び交う時間も終わり無事にバスに乗れましたら「呑香稲荷前停留所」で降りて下さいね、所要時間10分弱、運賃は140円です。
では徒歩組行きましょう。駅から真っ直ぐ進んで行きます。
こんな感じの下り坂です。駅からは気付きませんでしたが、結構お店が連なっています。しかし、その前にどうしても気になるのが、
以前も紹介しましたが、この訛り歓迎看板ですよね。さすがにこの地の人も、書き言葉には訛りは無いと思うんですけどねぇ、まぁその地っぽさを感じる意味ではいいけどね。
よし、ほな下り坂下って、裁判所目指していくで〜。歩いていきなり見えるんは
「二戸市シビックセンター」へ向かう看板や。なんや、えらいけったいな建物建ってるんやなぁと思うたら、市の情報センターなんやってな。ワイ、車のシビックの展示場かなんやかと思うてたわ。
...なんや、ここ笑うとこやで。自分、東のもんやろ。やと思ったわ〜、リアクション薄っすいもんなぁ。関西人やったら、小さい子でもビシッと突っ込んでくれるで、そういう風に英才教育受け取るからな。これだから東京もんは好かんわぁ。
......
......
試しに西の喋り言葉で書き言葉にしてみたら、うぜぇwwwまぁウザい理由が、このモデルとなっているのが関西人の中で特に面倒なタイプってのと、単に僕自身が関西言葉を使いこなせていないからなんでしょうな。大変失礼いたしました。
まだ着いたのも朝の早い時間だったのでお店は軒並みやっていなかったのですが、このハンバーガー屋さんだけやっていました。実は朝食を食べていなかったのでここでさっそく食べることに。
なんかアメリカ映画のワンシーンに使われそうな店内で注文すること数分、頼んだのは
なんだったけな、これ...。多分、ハンバーガーセットか何か。値段は350円とかそれくらいで凄く安い!
お味は、このお値段ですから、ある種ハードルを下げた形で言うと、特に文句をつけるようなお味ではございません。一つ一つ手づくりで作っていると思われるハンバーガーは、肉は薄いですが、レタスはシャキシャキで温かいパンに合ってますので、ちょっと小腹が空いたときなら重宝すること間違いなしです。まぁまぁ歩く裁判所の撮影の前のエネルギー補給には十分すぎるほどでした。ごちそうさまでした!
坂を下り終えると
T字路になっていますので、そこを左に曲がります。すぐの橋を渡り終えまして、
あとはこの道をひたすら真っ直ぐ歩いて行きます。距離にして約1.5kmです。
紙器店。聞いたことない言葉なので調べてみたら、結構幅が広いみたいでティッシュ箱みたいなんもそうですし、Amazon的な段ボール梱包なんかもそれにあたるっぽいです。てっきりホームパーティとかで使われる、紙のお皿を延々と作ってるのかと思ってたわ。
なんかボロい建物が建ってるなと思ったら警察署でした。「がっこうぐらし」的な感じでゾンビに襲われたわけでなく、ここは跡地で現在は別の場所にあるみたいです。警察署の抜け殻って初めて見た。
スナック「希望」。この寂れ方からして、希望が絶望に変わったんでしょうね。まるでダンガンロンパですね。
また、「殺伐したスレに!!」みたいな看板を発見。ちぢれラーメンなのか喜多方ラーメンなのかはっきりしろと思う中、最後に百円寿司って...。さっきのハンバーガー屋にしてもそうですが、独創的な飲食店が多い店なんですかね。
今日一番の衝撃、二戸パークホテルにて小金沢昇司がディナーショーをやるとのお知らせ。小金沢昇司とか懐かしいな、おい。なんか、喉ぬ〜る的なCMに出なくなったと思ったら、こんなところで小遣い稼ぎしていたのか。それにしても18,000円って凄いな、わざわざここまで小金沢さんを呼ぶ足代も多少含まれていると思うけど、やっぱ芸能界ってのすげぇわ。
調べてみると、直リンはしませんが、なんか微笑ましい気分になる本人のブログを発見。イベントの告知などしているのですが、残念ながらこの日のディナーショーの様子は更新がありませんでした。また、9月3日の最新記事の写真がブレブレな感じなどもありなんだか応援したくなりました。
道中、何度か見た「水晶米」の看板。聞いたことなかったんで、この地のブランド米かなと思ったのですが、ブレンド米のことなんですね。看板の下の文字が「小保方」に最初見えて、「水晶米を食べまあす」ってCMまでは脳内に浮かんだ。
交差点曲がってから10分近く歩きましたかね。
バス組が乗っていた「呑香稲荷神社前」バス停がありましたので、ここで合流です。バス組はバスの進行方向と同じ向きに進んでください。
バス停んとこで右を見ると、恐らくバス停の名前の由来となっている神社があります。なかなか、物々しい雰囲気をした場所です。
ちょいと歩くと、九戸城跡への看板があります。九戸氏や南部氏が居城していた城のようです。南部氏はなんか聞いたことあるかも。もしくは、日本酒「南部美人」のせいで知ってる気になっているだけかもしれないけど。
今回のサブタイは「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」からです。最近、やたらこのタイトルのパロを見るのであえて便乗。かっこいいタイトルだよね、これ。今後、何度か使うかもしんない。
さてここは注意してもらいたいのですが、
この目印のない交差点を右に曲がります。ちょっと信号やらがないんでわかりにくいかもしれないけど、看板の一つに
「裁判所」と書かれたものがあるので、これを目ざとく見つけてもらうしかないかもしれない。
仮に気付かず通り過ぎたとしても、
こんな感じの橋が目の前にあったら、間違いなく通り過ぎてしまってますので注意してください。橋は、最初のT字路過ぎてすぐのところで渡っていこうはありませんので。
曲がった先はこんな感じ。これは行く道を目印にするのも難しいな。
少し歩くと教会があります。牧師さんなのか、なんかお話している姿が窓から見て取れました。
そんでこの道の突き当りが目的地です。
到着〜!!
所要時間は徒歩だと20分から25分ほど、バスだとバス乗車10分弱で徒歩7分といったところでしょうか。最後の曲がり角は少しわかりにくいから気をつけてくださいね。
地図で表すとこんな感じ。写真をクリックしていただくともう少し大きく表示されます。
この日はその後の移動時間などもシビアだったので、道草なくこれに終了。
そんな訳で、歴史的背景からついた「○戸」がついた地名の一つですが、今は地名にない「九戸」城があるなど調べたらまだ面白そうな北岩手の恐らく中心都市、二戸市の二戸地裁
お薦めです!
本当ならもっと歴史的な部分に調べる時間を割きたかったけど、小金沢昇司のブログを読んでたらそんなのする気なくなっちゃったよ。
〔八戸地裁編へ〕
- 作者:フィリップ・K・ディック,浅倉 久志
- 発売日: 2012/08/01
- メディア: Kindle版