211件目 厳原地裁 〜おさんぽびより〜

僕の彼女を紹介します 僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。 その名前は、厳原地裁長崎地方裁判所厳原支部。 というわけで、僕の彼女を紹介します
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改め、 厳原地裁を紹介します。 裁判所のHPによると、厳原地裁へは対馬交通バス厳原警察署前バス停から徒歩1分、農協前バス停から徒歩2分」とのこと。 というわけで、厳原警察署前バス停 農協前バス停 厳原港ターミナルビルからスタート。 全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」該当ページへ)からどうぞ。 厳原警察署前バス停からスタートと言ったな。それは嘘だ。 という訳で、前回の上県家裁該当ページへ)のラストから続きます。2時間後のバスを待とうとどこかで時間を潰そうとしたものの、時刻が早かったのといい距離に観光的なところがなさそうだったので、日頃の運動不足の解消の意味も兼ねてバスが通るコースを歩いてみることに。町を通る主要な道路は限られているので、バスルートも想定しやすかったので。 夜間照明などもついている立派な運動場がありました。朝はオバさん達の散歩コースになっているようです。 ちょっとした船が停泊。恐らくここからも漁に行ったりするんでしょうね。 15分ほど歩いたでしょうか、 大地バス停留所を発見。しかしまだ歩き始めたばっかりなのと、結構虫が多そうな停留所にあと1時間半近くもいてられないということで散歩を続行することに。まぁこの判断が大間違いだった訳ですが...。 途端に歩道と呼べるような道がほとんどない道に突入してしまいました。集落を抜け、完全に山道に入ってしまったようです。すれ違う車が皆怪訝な目で僕を見てきます。まぁ裁判所ヲタと知ったら、さらに冷たい目で僕を見てくるでしょうけど。ゾクゾク。 片側は完全に山の登り斜面になっています。ガサゴソと音がするたびに猿が荷物を狙っているんじゃないかとビクビク。 ところどころのようなものが置いてありました。そのどれもが、手の届かない斜面の中腹とかにあったので誰が何のために置いたのか不気味でした。もはやドラマTRICKの世界観ですな。 綺麗な山の緑です。バスの窓から見たりしたら素直にキレイだな〜となるんですが、徒歩の僕としてはバス停があるような人の気配はしばらくしそうにないなと不安になるばかり。 なっつん「あっ、あれってハクビシン?」 れんちょん「タヌキなのん」 こまちゃん「アライグマでしょ」 俺「ツシマヤマネコですよ」 分かる人なら分かってくれることでしょう。幸運かどうか、このお散歩中にツシマヤマネコに出会うことはついぞありませんでした。 ちょっとした道の分岐があって、そこを曲がるといろいろ観光名所があります。最初はここの一つに行こうかとも考えていたのですが、タクシー会社に電話したところ朝早すぎて繋がらなかったこともこの散歩の原因の一つです。 ここ数十分携帯は圏外が続いていたのですが、この分岐でようやく自分がどのあたりにいるか把握。でも、どこに行けばバス停となるかわからないので不安なピクニックは続きます。 完全に歩道がなくなりました。車がすれ違えるギリギリの道幅です。 …… …… と、ここで僕は何かあったときのためにいつも構えているカメラをバッグにしまいました。次のバスには何があっても乗り遅れるわけにはいかないので、写真を撮るのをやめひたすら歩くのに集中するためです。 そんで歩き続けることさらに40分ほど... やっと民家が見えた〜!歩き始めて1時間半ほどですかね、すれ違う車以外でようやく人の匂いがしてきました。 そしてそこから歩くこと10分ほどかな、 目指していました佐護バス停に着くことが出来ました!! Google先生で確認したところ、約8.1kmの道のりだったようです。その大半が山の中でしたからね、心細かった〜。 そんでなにより驚いたのが、さすがに全部は見ていませんがこの辺りもしっかりとストリートビューの情報があるんですね。バス停付近をのぞいてみたら、あーあったあったと懐かしさ...じゃなくてあの時の辛さが思い出されてきました。 バスが来るまで小休止中なのですが、   なんというか、のどか過ぎやしませんかね。もはやここが、のんのんびよりの舞台と言われても全く疑いません。
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ということで、今回のサブタイの元ネタは無事2期アニメも終わりましたのんのんびよりからでした。こののどかな風景を楽しみたい方はどうぞ対馬の佐護付近まで。 無事にバスに乗り込み、今回の記事いったんこれで締めてもいいんじゃないかなどと思いつつ浅い眠りにつき目覚めたのは、 対馬空港でございます。厳原地裁を目指す場合、ここから目指す人もいるかもしれませんので、一応ここから案内します。対馬空港対馬の真ん中やや南寄りにあり、対馬の中心都市である厳原や今までいた比田勝方面両方にも行ける場所にあります。   空港に降り立って、こういうのを見ることで対馬に来た感を持つ人も多いんでしょうね。僕はまぁたんまり堪能したんで正直もう勘弁という気持ちですが。   空港を降りたところにあるバス停から、厳原方面へ向かいます。そういえば、さも当然のように厳原、厳原と書いていますが「いづはら」と読みます。 20分くらい乗車したでしょうか、 最寄りバス停の一つ「農協前」バス停に到着しました。 バスの進行方向と同じ方向に歩いて行きます。少し歩くと、右側に もう一つの最寄りバス停の「警察署前」バス停があります。警察署もなかなか立派なのですぐわかるかと。 「農協前」バス停は空港からのバスルートだったのですがこのバス停は違います。多分市内循環のバスだと思うのですが、どのバスに乗ればこのバス停に着くかはわかんないです。ごめんなしゃい。見事、このバス停に着くことができた人は警察署が右側になる向きで進んでいってください。 そうしたら、30秒も歩けば右側に見えてきます。 と、ここでもう一つの海路から来た人向けのルートを紹介します。別の離島から船で裁判所を目指す変態御仁がいるかもしれないからな。 厳原港ターミナルです。比田勝港へのフェリーは、博多からの深夜便しかありませんが、この厳原港へは昼間も含め何便か博多と行き来しています。なのでどう考えても、島の中心はこっちの港ですね。   当然、厳原のフェリー乗り場にもハングルがたくさん書かれています。   ターミナルを出ます。休日だったこともあると思いますがすごい人です。駐車場の奥にある道路に進んでいきます。 漁に行くような船や、ちょっとした観光になら使えそうな船などが停泊しています。海につながる湾があり、その後ろには山がそびえ見栄えはかなりいいです。 朝鮮通信使対馬易地聘礼200周年記念壁画。そりゃあ笑顔で手を取り合っている地域もあるよね。一方で…な情勢もあるけど、この壁画は考えさせるものがあるね。 ちょっとした商店が連なる通りになりました。この辺りではハングル語っぽい会話が多く聞こえます。お店構える人も多少は喋れたりするのでしょうか。 ご当地バーガー対馬バーガー」を売っているお店を発見。対馬バーガーとは、対馬産の長ヒジキをパティに練りこみ朝釣れたての対馬産のイカを贅沢にサンド。対馬でしか味わえないリピーター続出の絶品バーガー」なんだとさ。ご当地バーガーといったら、同じ長崎県佐世保バーガーが有名だけど、長崎県はバーガー文化なの? と、ここでご当地バーガーで検索したところ「とっとりバーガーフェスタ」というイベントを発見。どうやら2009年から全国のご当地バーガーを集めて投票を行っているらしい。全く知らなかった...。しかもいきなり1回目の王者が連覇してしまい、それを「偉業」とか呼んでしまう寂しさ。俺さぁ、AKBの選挙とかでも「史上初の二連覇なるか!?」とかいう煽り見て笑っちゃうんだよね。そんなのに大仰に「史上初」とか言ってんじゃねぇよと。まぁいいや。 2015年の大会もすでに実施したようで、この対馬バーガーを始め長崎県からのエントリーはなかったようです。ってか、何一つ知っているのがなかった。まぁ長崎県がバーガー文化かはわかりませんが、ご当地バーガーを流行らせたいと思っている方々がいることはよくわかりました。 外国の方が多いとなれば当然ある免税店。店内は撮影禁止だったので撮っていませんが、定番の化粧品のほか包丁とかも売っていました。日本製は切れ味がいいのでしょうか。 交差点って感じじゃないですが、商店街の切れ目のここでに曲がってください。   そして、ほんの数十メートル先にある八幡宮神社前」交差点に曲がってください。いつものように神社にお参り。御縁があるように「五円」を納める方は多いと思いますが、私はこの裁判所撮影とプライベートで二重に御縁があるように「二十五円」を納めるようにしていますが、そのご利益は裁判所の方に全振りしているみたいです。 左前方にもう目的地が見えますが、右に曲がれば武家屋敷もあるそうです。知覧該当ページへ)、飫肥該当ページへ)、島原該当ページへ)に次いでこの厳原の武家屋敷も後で見に行くとしますかね。 そんな訳で裁判所の前で呑気に待っていたバス組と合流して、 到着〜!! 所要時間は、バス停からは1分程度厳原港から歩いて10分強といったところでしょうかね。   地図で表すとこんな感じ。写真をクリックしていただくともう少し大きく表示されます。 それじゃあ少しだけ散歩だ。正直、散歩はもうこりごりだけど。 まずは裁判所の近くにあるという武家屋敷から。   なかなか雰囲気を出している通り。若干、沖縄っぽくもあるかな。 与謝野晶子の師である、半井桃水の生誕の地。中は普通に資料館とかだったので、ベンチに腰掛けて小休止した気がする。 厳原聖ヨハネ教会。長崎とキリシタンってのは切っても切り離せない関係。ってか、戦国時代とか、この辺りの地はどういう扱いだったのかな? そのほか色々歩いてみたけど、ちょっと見るとこに乏しいかな。偉大なる武家屋敷の先輩方に比べるとやや力不足は否めない。 メインの通りじゃなく、裏道を通って港の方へ向かってみます。民家の前にパトカーが停まっていて、警官にジロジロ見られました。犯人は現場に戻ってくるみたいに見られたのかなと思い、冷静を装いながら通過。 響きがいいですよね、キャバレーって。キャバクラじゃないです、キャバレーです。なんとも地方に来てる感があっていいですね。キャバレー。入ったことないけど、何度でも言っちゃる、キャバレー 普通のお宅の前に掲げられた、日本語は一切書かれてなくハングルだけの注意書き(?)。観光地とは言え、一本中に入れば普通の住宅地。地元の人には苦労することもあるのでしょう。 港の方に戻ってきまして、   厳原と韓国・釜山を結ぶ高速船乗り場があります。この金網越しに見える船がその高速船のようです。そんなに人は乗れなそうですが、なかなかかっちょいいですね。厳原〜釜山間を約1時間55分で運んでくれるそうです。料金は8500円とかですね。 そして、その外にある税関署。海外渡航出来る場所には当然必要なものですよね。この矢印のところに描かれている、まんま君みたいなのを後ろからみると、 ちゃんとお尻を向けているという細かさ嫌いじゃないですよ。 まぁこんな感じで探索終了。 そんな訳で、韓国の方も多く観光に来る地であり、日本らしく美味しい海産物やB級グルメ対馬バーガーを楽しむことができ、武家屋敷で昔ながらの家屋を見ることで日本の良さを感じることが出来る対馬市の厳原地裁 お薦めです! という訳でお時間来ちゃったんで、 この旅行2回目となるフェリーに乗って、次の目的地へ向かいます。初日に乗ったフェリーはよく揺れたんだけど、今回のフェリーは快適そのもの 二等席だけど雑魚寝スペースじゃなく、普通の椅子に座れるし、   自販機コーナーも充実。この設備を昨日の夜に欲しかった。 二階建てになっていて、 賤民は立ち寄ることもできない一等席やバリアフリーの指定席など席も充実していました。31歳にもなって船内探索でキャッキャッ言っていたのですが、   そんな楽しい時間はあっという間。フェリーは私をこの旅の最終決戦の場に連れて行くのでした。 〔壱岐地裁編へ〕