219件目 杵築地裁 〜おしえて!普通さん〜

僕の彼女を紹介します 僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。 その名前は、杵築地裁大分地方裁判所杵築支部。 というわけで、僕の彼女を紹介します
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改め、 杵築地裁を紹介します。 裁判所のHPによると、杵築地裁へは「JR日豊本線杵築駅5キロメートル。バスセンター西徒歩10分。バス利用の場合(駅行き・バスセンター行き共)・中平経由便守末停留所下車徒歩5分。・新道経由便新道停留所下車徒歩5分」とのこと。 というわけで、JR日豊本線「杵築」駅からスタート。 全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」該当ページへ)からどうぞ。 一般的なイメージでは規律が厳しいなんて思われている高校野球業界でも、最近は選手の自主性に任せてとかいうのを謳って甲子園出るとこが増えてるけど、それはやっぱ野球脳が優れたところだから出来ることだと思うんだよね。 ある程度強制力がないと、自分で限界を決めちゃったり、自分の想像が及ぶ範囲外のものには手をつけなかったりするしね。それは学校の勉強だってそうだと思うし。 一方で自主的にやるってのはそれに向かおうとする姿勢が出来ているので、深く追求する際には必要だと思うんだよね。だからある程度考えのある人だったらそっちの方がいいよね。 まぁ何が言いたいかというと、俺は撮影のために自主的に1時間歩くのは苦にはならないけど、裁判所から公式で5km行けと言われたらそれはげんなりしちゃうよねって話。 はぁ〜。 そんな訳で着きましたは 杵築(きつき)駅でございます。 割と珍しい読み方させる駅ですよね。「築」という漢字は「建築」「築城」などの「ちく」の読み方が一般的な感じがしますしね。でも市場で有名な「築地」「つき」って読むか...。 ほかに「つき」って読み方するものあるのかなと調べてみると、土や石などを積み重ねて高く築くことを「築き(つき)上げる」と言うらしいです。そういう意味では、「築地」という言葉自体は元来埋立地という意味の言葉だそうでして、事実東京の築地も埋立地なんだってさ。 そういう意味のある「築」の字が入ったこの地ですから、   お城に縁があることを押し出したり、駅舎も昔ながらの建築物を思わせる渋いものになっています。やっぱ自主的に学ぶってのは深く知れていいですな。 ちなみに、この「杵築」の名前の由来は江戸時代の杵築藩から来ているらしいんだけど、本来は「木付」だったのが幕府が「杵築」と書き誤ったことがきっかけでこうなったらしい。どうしたら、そう間違えるのか...。まぁきっかけはともあれ「築」の字が入っているにふさわしい町が見れるっぽいので非常に楽しみではあります。と無理やりにでもテンションを上げてみます。 さてお勉強はここまで。ここからは運動のお時間です。 駅前はこんな感じ。真ん前に旅館がありますが、それ以外は特に見当たるものはありません。タクシーはそれなりに停まっています。 サンドイッチ型城下町というのが気になります。こういったお城や歴史的な町並みというのは駅周辺では無いのでタクシーの需要はありそうです。まぁ裁判所の方面にあるのでタクシーじゃなくても徒歩で行けることをこれから私が証明する訳ですが...。 ちなみに、外国人の方もいらっしゃったので有名な場所なのかもしれないなと思いつつも、そのチョイスの渋さに驚くばかりです。日本人だって、いや九州在住の人ですらどこまでこの地の歴史的建造物の価値をご存知でいるのか...。 それらスポットが裁判所の近くであることが分かれば、とりあえずは主目的の裁判所を目指すだけです。前回該当ページへ)は温泉めぐりをする合間に裁判所でしたが、今回は裁判所がメインです。 徒歩でなくバスを使われる方は、駅出てを見れば   バス乗り場があります。乗るバスは赤く囲った杵築バスターミナル行きのバス。どちらに乗っても大丈夫です。 ってか裁判やってるような時間帯は1時間に2本以上あるから、5キロも歩く必要が全くないじゃんか。 市役所経由のバス停に乗られた方は「新道」停留所で、中平経由のバスに乗られた方は「守末」停留所で降りてください。それでは、それぞれの停留所でお会いしましょう。 ではバスも見送ったので現実を直視します。歩きましょう。 また駅前の写真に戻りました。ここからだと少しわかりにくいですが、旅館のの方に真っ直ぐ進む道がありますのでそこを進んでください。50メートルも歩けば 交差点がありますので、そこをに曲がってください。曲がった先進むのは こんな感じの道。家はいくらか建っていますが、それ以外見るところがあるんだろうかという道。ただ正直、こういう何もない道に立たされて呆然とする感じが久々だったので、ブログ的にはいやっほぅ〜とガッツポーズ。 この道を途中ちょっとした分岐はありますが約4km歩きます。 歩き始めて5分くらいで、乗ってきた日豊本線の線路下をくぐるんですが、くぐってすぐ振り返ると、 線路に登れる階段が、特に立ち入り禁止なくついています。かなり危ないと思うので、絶対に立ち入らないでくださいね。 それで思い出したんだけど、この前京都の叡山電鉄乗ってたら、電車が急ブレーキかけたんだよ。なんだ?と思ったら、外人さんが踏切潜って、ホント電車の脇1メートルくらいのところでカメラ構えてたんだよね。あいつ、何だったマジで。電車を間近で撮りたければ、愛知県にあるリニア館がお薦めですよ。 駅前は何もなかったですが、線路をくぐったら色々と見えてきました。 途中左に曲がると阿蘇神社に行けるらしいのですが、神を( )で閉じている表記は始めてみました。それと矢印で示した、藁みたいなので出来た家みたいなのも気になります。 ファミマを発見。少し行くとスーパーはありますが、それ以外は数kmお店はありませんので何か必要な方はこちらで。 「ひとりぼっちはさみしいよ。誘ってあげよう友だちと」という寂しい標語の近くには、 そういう児童を出さないよう頑張る八坂小学校が建っています。このブログで紹介する小学校は立派なところばかりです。しかも、この学校Wikipediaでも記事になっており、創設は1874年と調べるといろいろと出てきそう。まぁ説明文がやけに丁寧だから、学校関係者かPTAが頑張って書いたんだと思います。 学校を過ぎて、すぐ左前方にスーパーコマツさんがあります。ここを過ぎたら静かな田園風景しか広がりません。 一見すると裁判所にも見えなくもないこの建物は今は貸物件。元はなんであったか、今では調べる術もありません。 千光寺。階段があって、その先にお堂が真っ直ぐで見えるのはなかなか綺麗です。 道路の脇の崖のようなところに穴が掘ってあり、そこに灯篭やらお地蔵さんが並んでいます。不気味っちゃ不気味ですけど、ちゃんと目的地へ着けるようにお祈りしました。   ちょいとした分岐に差し掛かります。この左は国東、大分空港方面、真っ直ぐは杵築市役所方面の分岐がありましたら真っ直ぐの杵築市役所方面に進んでください。見た目上は真っ直ぐですが、県道として続くのは左の道のようなので、右に曲がるという表現の方が正しいのでしょうか。 ちなみにこの案内板にある通り、左に行けば大分空港方面となります。大分空港大分市からべらぼうに離れた国東市にあり、沿岸海域を埋め立てた(築き上げた)空港だそうです。立地的に使うことはないだろうなと思っていた空港なので、お名前だけでも見れて嬉しい限りです。 分岐を過ぎましたら、歩道がロクにない道を通りますのでお気を付けて。さして車通りがある訳ではないので、車が通るときは大きく逸れてはくれますが。 ちょっとした林みたいなところを通り抜けるのですが、その中に こんなところに広告打って誰に効果があると思っているのか、日サロの宣伝が。しかも杵築にある店でもないらしいし、本当に何の意味があるのやら。 そういや日サロの話やってたなということで、今回のサブタイの元ネタは今期アニメのおしえて!ギャル子ちゃんから。今期アニメの中では面白いほうですよね、うん、ってか好き。 さて、この林を越えたら裁判所までもう少しってとこですよ。うん、あと1.5kmくらい!   左後方に杵築高校があります。3〜4年前に甲子園に出てたので、覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。まぁそのときは、そんな強くないときの常総にボッコボコにやられていましたが。 この杵築高校を過ぎたあたりから少し、建物も増えてきます。 小犬丸さんとは珍しい名前です。どこぞやのサイトによると、全国でも約100人ほどしかいない名字だそうです。 葉欠けになっているタバコの自動販売機も珍しいですね。実は私、高校時代にタバコ屋でバイトしていたことがあって、タバコの銘柄にはちと詳しいのです。 飾っておく意味があるのか甚だ疑問な謎のマスコット。あえて野ざらしにしておくことで、壊した人に罪の意識を持たせる狙いなのでしょうか。ちなみにさっきのサイトによると「野ざらし」という名字の方もいるとのことで、日本はまだまだ知らないことだらけです。 これは見逃さないようお願いします。三菱の看板が見えてきました。その先に、 ようやく合流できました。バス組が降りる停留所の一つ「新道」バス停があります。駅方面からバスに乗ってきた人はバスの進行方向と一緒、バスセンター方面から乗ってきた人は進行方向とは逆にちょい進んでもらうと、 なんとも表現難しいのですが、分岐する道がありますので矢印の通りやや左斜め方向に進んで行ってください。 こんな感じの道を100メートルほど進んだら、 田川歯科さん辺りから登り坂になります。 初めて見ました、レモンを栽培しているお宅の前を過ぎたら、 突き当たりとなりますので、ここをに曲がります。と、ここで別ルートの方を待つとします。それにしても、ポンポン菓子ってなんなんだろう?と思って例のごとく調べたのですが、驚きました、あのお菓子ってポンポン菓子って言うんだ!皆さんにも同じ衝撃を味わってもらいたいので、これは各自Google先生なりで画像検索してください。 ではもう一つのバス停で降りた方の道順を紹介しましょう。 「守末」バス停です。駅方向から来た人は進行方向逆から来た人は逆に進みまして、すぐ見える   信号のある交差点をに曲がります。地図を詳細に見ると近道があるっぽいんですが、かなり細い道を通りそうなので、 とにかく坂を登っていきます。登りきって少し歩くと右側 神社が見えますので、その神社がある   この交差点を右斜め後ろ方向に進んでいきます。この交差点のところにある神社は、先ほどの小学校と同じく八坂神社というそうです。 そして、この交差点でまた別の組を待ちます。すみませんね、ややこしい紹介になっちゃって。後で地図で説明しますので。 最後は杵築バスセンターから向かう人の道順を紹介します。 大分駅方面空港からのバスが着くなど、それなりに市の中心的役割がありそうですし、裁判所のHPにも「バスセンター西徒歩10分。」って書いてあったので説明しない訳にはいきません。 バスセンターを出ると正面にヤノメガネさん、そして奥にローソンが見えます。まず、そのローソンを目指しまして、 ローソンがある交差点に曲がります。 そうしたらすぐにまた分岐点がありますので、右側のまたもや登り坂の道を選択します。なかなかきつめの登り坂なのですが、 途中、高いとこから家並みをなんかを眺めることができます。駅前よりも少し離れたバスセンター付近に家などが集中しているケースはたまにありますよね。 登っている途中で またも分岐点。今回の記事で何回「分岐」と言ってるかは知らんけど、これをに進んでいきます。ちなみにここで左を選択しますともちろんバッドエンディングなんですが、 武家屋敷に行けるというある意味で観光的にはトゥルーエンド。体力と時間が余っていたら行きましょう。 こんな感じの道を歩いて行くのですが、こちらはこちらで   佐野家武家屋敷だそうです。撮影後に武家屋敷に寄ることはあっても、撮影の合間に立ち寄るなんてプロとして言語道断。裁判所の撮影があってこその後のお散歩タイムなのです(キリッ。まぁ単に早く着きたかったのと、有料だったのが癪だったのでスルーした訳です。 就活の写真を撮った以降、行く機会もない写真館さん。奥にさだまさしの写真があり、そういや大分の明豊高校の校歌歌詞はさだまさしだったよなぁ...と思ったらそれは南こうせつでした。なんで、さだまさしの写真があったかは謎。 10分弱くらい歩いたのかな 「守末」バス停組が待っている、八坂神社がある交差点につきました。バスセンターから来た人は真っ直ぐ進んでください。 んで100メートルも歩けば、 この交差点で、徒歩組と「新道」バス停から来た人とも合流です。ここを過ぎたらすぐです。右側に見えてきます。 到着〜!! 長かった〜。所要時間は徒歩だと1時間強杵築駅からバスで「新道」「守末」バス停ともに乗車+徒歩で20分強杵築バスセンターからは徒歩10分強といったところでしょうか。 地図で表すとこんな感じ。うん、地図にしたところでよくわからんが、長く面倒な道ってのはお分かりいただけるでしょう。はっきりとした交差点を曲がるってのが少なく、気付いたら曲がっているのが多い気がするので、お気をつけください。 さてはて、ほとんど話の寄り道せず書き続けた割にかなり文量使っちゃったので、ここで終わらせても良かったんだけど、ここからのお散歩がなかなかのものだったので、少しだけ。 駅前の幟で「日本唯一のサンドイッチ型城下町」と書いてあったのを紹介したけど、それというのは南北の高台に武家屋敷が広がっているそうなんだけど、その谷間には商人の町というのが広がっており、その様をサンドイッチと言っている様子。 位置的には北の武家屋敷になるのかな、そこを少し紹介。 入口に近いところに杵築小学校というのがあり、こちらも武家屋敷を多少感じさせるイカした校舎。 武家屋敷の通りはこんな感じ。まぁこんなもんかなと思いつつも、 貸衣装もやっているようで、一般の方ごめんなさい少し撮らせていただきました。その他にも写真は控えましたが、ガチのコスプレをなさっている方がいらっしゃったりしており、確かに江戸の雰囲気を感じるのにはいいのかもしれません。 ここから南北の武家屋敷にサンドされている商人の町を目指します。 長い下り坂の先にあるのが商人の町のようです。この写真だとわかりにくいですが、奥の南の武家屋敷の方からも下り坂となっており、ホントに谷間にあるのがわかります。下り坂をある程度降りたところで振り返って1枚。 またもや一般の方ごめんなさい、いい雰囲気の1枚ということで何卒ご容赦願います。 商人の町に降り立ちました。 しっかり舗装された道が広がっており、今まで進んできた道はなんだったんだろうと悲しい気持ちになります。 こちらが南側の武家屋敷に向かう坂ですね。時間の都合で今回は行けませんが、確かにこのように分かれているとどちらも行ってみたい気にはなります。 お味噌屋さん。僕は料理はしませんが、野菜スティックくらいなら食べますし、実家にお土産で味噌なんて買って行ったら喜ばれそうです。最近、お土産買う時はお菓子じゃなしにこういうのを買うようになりましたね。舌がお子ちゃまの妹はぶーぶー言いますが。 小休止はこちらでどうぞ。和服をレンタルしたカポー達がアイスを食べている姿などを見ることができます。そんなことしていたら、江戸時代でも現代でも斬られても文句は言えません。 最後にそんな町を見守る市役所。豪勢な市役所があると、無駄にお金使っちゃって...と思ったりもしますが、この町の景観にあった感じで設計されているのでこの建物はアリですね。 そういえば冒頭で「築」の話をたくさんして、散々武家屋敷の話をしたのにそれの象徴ともなる杵築城ってのが見当たらないなと思ったら、今回行けなかった南の武家屋敷のさらに奥の方に建っているそうです。もし杵築に行かれることがありましたら、私の代わりにレポートをお願いします。 という訳で、漢字間違いで出来た地名もそれに合った城下町を残し、少し長い散歩もまぁ昔は交通手段なんて徒歩しかないし納得させられる(建前)杵築市の杵築地裁 お薦めです! あまり期待していなかったですけど、面白い町でした。こういうあまり広く知られていない観光名所に人がいるというのは、僕もまだまだリサーチ不足だなと反省させられたり、でもまぁ事前リサーチは裁判所さえしとけばいい訳だしと変に肯定したりしながら次の地へ向かうことにします。 〔豊後高田家裁編へ〕