224件目 七尾地裁 〜罪裁くいろは〜

僕の彼女を紹介します 僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。 その名前は、七尾地裁金沢地方裁判所七尾支部。 というわけで、僕の彼女を紹介します
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改め、 七尾地裁を紹介します。 裁判所のHPによると、七尾地裁へは「JR七尾線七尾駅徒歩7分とのこと。 というわけで、JR七尾線のと鉄道「七尾」駅からスタート。 全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」該当ページへ)からどうぞ。 今回で224軒地方裁判所を巡っている訳じゃないっすか。んで、家庭裁判所簡易裁判所計9軒。近くにめぼしい町があったら途中下車なんてのもあるので、行ったことある町は自分でいうのもあれですが、まぁまぁ多い自信があります。 そうすると、大概の地方出身者とそれなりの話が出来るのでかなり重宝するんですよ。だいたいの方は、東京や大阪で地元の話が出来ると思わないので、テンション高くいろいろ話してくれるんですよ。ただ、たまたまうちの会社に今回取り上げる七尾出身者がいたんで、撮影前に話を聞いたのですが、何度も「何もないところなので行かない方が...」と言われ、ちょっとビクビクしながら今回の撮影に挑みました。 前回の輪島編該当ページへ)で紹介した、穴水駅からひとまずスタートすることにします。 輪島駅からバスで1時間ほど。適度に飲んだお酒も抜けてくれて、撮影モード復活です。力士の遠藤の話題も前回しちゃったし、まぁホームで静かにしているかなと思ったら、遠くに妙な電車を発見。 アニメ花咲くいろはが描かれた列車です。この作品は2010年にアニメオリジナルとして放送され、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品というのに選ばれた作品です。ちなみに昨年、同賞は私が年始に行ったアニメランキングで2位につけ、今会社内でDVDを貸しまくっているSHIROBAKOが受賞していますね。 んで、この作品は石川県の温泉街を舞台にしており、作品で重要な「湯乃鷺駅」はこの路線上のに西岸駅をモデルとしているとのことなのです。
花咲くいろは 1 [DVD]

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そういう訳で、今回のサブタイの元ネタはもちろん、この花咲くいろは。2010年なので、まどマギとかやっていた年の放送と考えると、月日が経つのは本当に早い...。 この穴水駅は始発駅なので、この停車する花咲くいろは列車に乗れるのかなとワクワクしていたのですが、最終的にホームに入ってきたのは、 この永井豪列車でした。これはこれでもちろん僕も嬉しいんですけど、残念ながら小さい子がデビルマン見て恐いって泣いちゃってね、確かに夜にこんな電車が走っているの見たら呪われた電車かなと思ってしまうかもしれません。 しかもこの列車のイラスト、よく見ると窓のところにもガッツリ描かれています。これを列車内から見ると、 完全に景色をシャッタダウン。地元の方っぽい人は、2両編成の通常の車両に乗っていたのも頷けます。   直筆と思われるイラストがあったり、ちょいちょい仕掛けもあるので、観光の方は是非この列車に乗ってみてください。ちなみに、僕が乗りたかったいろは列車は、次の便で使われたようです。 結局、いろはの聖地の西岸駅をぼ〜っとしてたら過ぎてしまったり、次の能登中島駅には今は使われていない郵便車というのが留置されているのが見えていたり、その次の笠師保駅は「恋火駅」という愛称穴水駅田鶴浜駅は全て愛称がついている)で親しまれているなんてことを知ったりしましたが、特に下車するでも写真を撮るでもなく1時間ほどの乗車で 今回の舞台であります七尾駅に到着しました。まず目に付いたのが、   花嫁のれんという言葉と、それと思われる暖簾。花嫁のれんとは石川県を中心に北陸地方で見られる、婚礼の際に用いられる暖簾のことを指しまして、結婚式の当日は仏間に掛けられた暖簾をくぐった後に仏壇で先祖へ報告した後に結婚式に臨むなどといった風習があるようです。そしてこの花嫁のれん」という言葉は七尾市によって商標登録されているとのことです。 2015年10月からは、花嫁のれんという特急列車を金沢駅-和倉温泉間で運行させているとのこと。車内では北陸の伝統工芸品の展示や、北陸ならではの飲食などがあり、花嫁のれんにちなんで利用客に幸せになって欲しいとの思いが込められているんだとか。 それでは裁判所へ向かうとします。 駅を出て、を向くとこんな感じになっています。大きめな商業施設もありますし、いい具合に栄えています。ここを真っ直ぐ進んでいきます。この商業施設と隣の建物を結ぶ連絡橋みたいのがあると思うのですが、それを過ぎてすぐ  七尾駅北」交差点に曲がります。 進んですぐにスポーツ用品店があるのですが、店舗自体は移設中で閉まっているのですが、 ゴルフフェスタと書きながら、野球のポスターを貼っているなど、開いているときもお察し。結構長いこと放置されている感が見て取れます。よくよく見たら、小笠原がファイターズの、新垣がホークスのユニフォーム着てるし。 しばらくなんもないのですが、ちょっと開けた場所に出たあたりで右前方を見ますと、 周りにあんま馴染んでいない綺麗な建物があります。これが目的地ですんで、これが見えたあたりにある 「御祓橋」交差点というあまり由来を知りたくないところを右に曲がります。   その名の通り橋がかかっていまして、亀が泳いでいたりしました。そんで、橋を渡った目の前が目的地です。 到着〜!! 所要時間は5分くらいだったでしょうか。うん、距離が短い上に、写真の撮れ高がなんとも不安になる道中だったね。 地図で表すとこんな感じ。駅の出口を出るとちょっと進むべき方向がわかりにくい感があるのですが、あの商業施設の連絡橋を目印にしてもらえればと思います。 電車内でいろいろ調べていたけど、七尾は寿司王国と名乗っているとのことだったので、いくつか駅から行ける範囲の店に行ってみたんだけど、夜だけの営業だったり、団体客の貸切だったりでこちらも不発。お腹も空いたし、さすがにどうにかしようと思って見つけたのが、 駅から15分近く歩いたところにある食祭市場。入口前のオバちゃんが、全然お客さん来ないでヤバいわ〜なんて愚痴っているのを無視し中へ。 ちょっとしたフードコートみたいな場所があったり、地元の名産品を買えたりする場所があったり。色々見て回ったのですが、なんか目に付いた イカの丸焼きを購入。300円だか500円だかだったかな。豪快に食べることもできれば、一緒につけてくれたナイフで細かくすることも可能。 味付けは不要とのことだったので、そのままガブリといったら確かにしっかり味がついていてイカの風味なんかも口の中に広がって美味しい。ちょっと腹の足しにくらいに思っていたんだけど、結構肉厚でこれ1杯(イカって数え方、杯だよね?)食べたらお腹いっぱいに。 食事も終え、入口とは違う出口から出てみると、 目の前すぐに日本海が...と思ったらここで見えるのは七尾南湾となっていて日本海を見るには、もうちょい半島の先っぽとかに行かないといけないみたいです。地図で見ると、ちょっと変わった形になっていて、その特殊な湾の特徴などが寿司王国と呼ばれる海産物の理由になっているのかなと無理やりいい方向に持っていこうとしたり。 そんな訳で、北陸地方ならではの海産物の豊富さもありますが、地元ならではの結婚風習を残すための努力を多方向でするなども見られる七尾市の七尾地裁 お薦めです。 今回の北陸の撮影はこれで終わり。本当は金沢も撮影して、北陸地区の撮影を完全終了としたかったんだけど、ちょいとトラブルで帰らなきゃいけないことに。 でも、せっかく石川県まで来て金沢を乗り換えだけに使うのがもったいなく思えたので、   金沢カレーとして有名なゴーゴーカレーでカレーをいただくことに。金沢の企業イメージが強く、実際本社は金沢市にあるそうなのですが、なんと一号店は西新宿にあるらしい。 何故ゴリラが描かれているかというと、社長が元メジャーリーガーの松井秀喜(石川県出身)の大ファンで、ゴジラをトレードマークとしたかったそうなのですが、東宝への使用料の問題で同じ頭文字ゴということでゴリラにしたんだとか。店名のゴーゴーは松井秀喜の当時の背番号「55」から取ったんだってさ。大阪じゃ全然見ないと思ったら、関西圏は京都に2店舗あるだけらしい。 と、最後に今日一番の熱い語らいを見せてしまいましたが、今回の北陸撮影は1泊かけて2軒のみ、かつメインを1軒残すという消化不良満載で終了。別の見方をすれば、また金沢に来る機会を作れるということで前向きに考えようか。