225件目 弘前地裁 〜ふらいんぐ普通っち〜

僕の彼女を紹介します 僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。 その名前は、弘前地裁青森地方裁判所弘前支部。 というわけで、僕の彼女を紹介します
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改め、 弘前地裁を紹介します。 裁判所のHPによると、弘前地裁へは弘前駅からバス約15分(下土手町バス停下車)」とのこと。 というわけで、JR各線、弘南鉄道弘南線弘前駅からスタート。 全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」該当ページへ)からどうぞ。 調べてみたら三年連続だそうです。 なにがというと、このブログで青森県に撮影に行くのがです。全国飛び回ってはいますが、その都度一定の地域を終わらせて帰るので、何年も連続して行くことはあまりないのです。 一昨年前が北海道へ行く前にちょろっと青森地裁該当ページへ)へ行き、昨年は岩手県北部を責めたときにちょろっと八戸地裁該当ページへ)に行ったというのがありました。今回は青森県内の撮影をメインでの訪問ですので、一気に方をつけてやる予定です。三年連続で撮影と観光を楽しんだのに、これが終わったら十年くらい行かないのかもと思うと寂しい気持ちが湧いてきたり来なかったり。 まずは青森空港へ。年間利用者数100万人ってのがあまりピンと来ませんでしたけど、365日で割ると1日あたり2700人強青森空港発着が1日約40便設定されているので、1便あたりの利用者が60人強、ジャンボを使っていないとしたらなかなかの搭乗率ですね。三年連続で行っておいてなんですが、みなさん何をしに青森まで行くのでしょうか 前回は青森駅までバスで行ったのですが、弘前へもバス路線があります。約1時間の乗車で目指す弘前に到着します。 では、バスで到着した人はそのままバスターミナルで待っていてもらい、電車で弘前へ来た人向けにも案内しますか。 という訳で弘前駅です。 JR弘前駅は秋田の大館まで東北の真ん中をぶった切る奥羽本線日本海沿いをぐるりと回る五能線が走っています。 反対側には窓がやたらにデカい豪華列車リゾートしらかみが停まっていました。列車によっては津軽三味線が聞けたり、晩酌セットというのを販売しているらしいです。これだけ電車移動しているのに、豪華列車には一度も乗ったことがないのがホント悔しい。まぁそれに合わせた旅程を組んでいないのが悪いのですが。   金沢駅にはない自動改札(そろそろ怒られるかな)を通り抜け、右の「弘前公園方面(弘前城)」出口方面へ。この行き先が円状になっているのは、まぁなかなかに見にくいのですが、青森のりんごを表現した円状だと勝手に解釈して許してあげることにします。 この弘前駅はJRともう一つ弘南鉄道というのが通っており、同じ建物内にあるのですが、改札がある出口とは「弘前公園方面(弘前城)」出口は逆にあるので、それだけ気をつけてください。いつもは入場券を買って構内に入って駅名標を撮るのですが、今回は時間の関係でそれも行わず外から撮影するのみ。 田んぼアート」「田舎館」駅が凄く気になります。 いつものようにWikipediaで調べてみてその背景なども面白かったのですが、それよりも田んぼアート」に関してはGoogleで画像検索してみることをお薦めします。今までもその地域の特産品などで作られた作品はいくつか見てきましたが、驚き度は随一でしょうな。これは一度足を運んでみたいです。 「田舎館」に関しては、そういう資料館的なものがあるのかと思ったら、「田舎館村」という地名だと知り少し残念。それはそれで十分珍しいのですが。 駅から出るとします。 広々としていて立派な駅前です。青森県第二の都市といえば人口的にも八戸のイメージが強かったですが、駅前だけなら弘前のほうが栄えている感じがあるかもしれません。八戸市民の八戸の中心は本八戸駅だから!という声が聞こえてきそうです。 駅構内ではあえて触れなかったのですが、やはり青森りんご県、いたるところにリンゴが主張してきます。「りんごのまち」と名乗っているくらいですから、青森の中でも弘前が特に有名なのでしょうか。県内いたるところで「りんごのまち」を自称していたらそれはそれで統一感を持って欲しいと思います。 銅像「りんごの風」。もうなんでもありだな。裁判所もりんご地裁に改名したらどうかね。 駅ビルと駅本体。アプリーズ(APPLIESE)の名前の由来はもはや一瞬でも考える時間がもったいないので割愛。 裁判所へ向かうバスは駅出て左側にあるバスターミナルの1番乗り場2番乗り場の間くらいにあります。土手町循環バスに乗車してください。 一律100円の乗車賃で15分ほど乗車しまして、下土手町?」バス停に着きました。 なんか乗るバスによって、地味にバス停の場所が違うっぽいので、みんな循環バスに乗ってくれると話がしやすいんだけど。バスの進行方向と同じ方向に進みます。 パッと見、しっかりとした通りなんですが、建物は新旧入り乱れていて不思議な感じ。昔から、町としての中心機関はこの辺りに集約されていたのかなと感じることはできます。 弘前名物という「黄金焼(こがねやき)」。1個60円で今川焼きのような見た目で中に白あんが入ったお菓子だそうです。生地に牛乳と卵を使用していないのが特徴だそうです。 途中から上り坂となります。その途中で下土手町?」バス停があります。やはりさっきのバス停とは少し離れているので、地元民以外には混乱は必至です。   印鑑屋さん。店頭には、弘前城やら、弘前ゆるキャラの特大スタンプが置いてあり自由に押せるようになっています。印鑑屋さんならではの観光客のもてなしで大変素晴らしいと思います。ただ、それで「それじゃあ、ちょっと印鑑屋の中に入ってみようか」とはならないのが辛いところですね。 私のブログが全国制覇したら、こちらの印鑑屋さんに記念スタンプを作ってほしいと一応書いておきましょうか。 坂を登りきりました。登りきった先にある交差点をに曲がります。写真がなくて申し訳ない。最近、「はてな」への取り込みが調子おかしくてさ。   そしたら、ほんの50メートルほどで青森銀行がありますので、そこをに曲がります。 曲がったところの右側は公園になっているのですが、 そこには、りんごを持った変態が立っています。そして久々にこの説を唱えます。 「駅とかの寄贈している団体、「ライオンズ」が一番多い説」 この像は「国際ライオンズ」さんの寄贈だそうで、今までも何度か触れてきていますが、こういった寄贈品は「○○ライオンズ」と名のついたものが多い印象です。ケンコバをプレゼンターにして「水曜日のダウンタウン」で是非取り上げてほしいものです。 青森銀行の隣には青森銀行記念館が建っています。ここはもともと、県内では初めて、全国では59番目に建てられた国立銀行「第五十九銀行」という名で営業を行っていたんだと。今では、国の重要文化財に指定されています。 あまり町並みには触れていませんが、こんな欧風な建物であっても、町には溶け込んでいる感じがあり、その歴史も含め弘前には無くてはならないものなのかなとも思います。 青森銀行記念館の100mほど先に左側に見えてきます。 到着〜!! こういう「裁判所」の記載の看板は初めてです。デデンと裁・判・所と書いてくれるほうがやはりしっくりきます。 所要時間はバスで15分ほど徒歩で10分弱といったところでしょうか。 地図で表すとこんな感じ。ちょいちょい細々と曲がったり、裁判所の手前もちょい曲がったりしてで少しわかりにくいかもしれませんが青森銀行記念館さえ分かれば、大丈夫だと思うんで。 ちなみに裁判所にはこんなのも建っています。明治天皇御臨幸之所」1881年明治天皇弘前を訪れたのを記念したものだそうです。 さて、撮影も終わりましたのでいつものように寄り道をするのですが、今回は大きな目的があります。 実は、弘前はただいま放映中のアニメふらいんぐうぃっちの舞台なのです。この写真は弘前駅でデカデカと貼られていたもの。 こういう番組でアニメを取り上げられるときいつもドキドキするけど、この作品なら安心できる安定した作品です。今年のベスト10に入るのは間違いないでしょう。 そういう訳でもちろん今回のサブタイの元ネタはふらいんぐうぃっち。ちなみに私はだいたい本名に「ちゃん」付けをされることが多いのですが、たまにサブタイの通り「っち」と付ける人がいます。ただ、そういう人は大概面倒臭い人という謎の共通点があることを一応お伝えしておきます。 さて、その「ふらいんぐうぃっち」ですが、第4話「桜の中の占い師」の中で、弘前地裁のすぐ近くの弘前城の観光シーンが多くあるとのことだったので、いわゆる聖地巡礼をしてきたのであります。   まず冒頭のシーン。桜の季節でないのは残念ですが、まぁ同じ場所ってのはギリ分かるでしょう。今回は時間もありませんので、写真にアニメキャラを貼り付けるなんてことはしませんからね、絶対に。   ここもまんまですなぁ。 こういう風に、明らかに特定の場所を舞台として描き上げた作品って何が最初なんだろう。そんでやっぱ嬉しいのか、作品の舞台の本屋さんとかは売れ方が別地域と段違いらしい。   弘前城が見えるはずのこのスポットなのですが、なんと弘前城は工事中。これはちょっと寂しい...。 そんで、こっからはアニメに関係ない写真を何枚か。     アニメの聖地巡礼ってのが第一目的だったけど、普通にこの公園は観光スポットとしてかなり優秀だわ。来年の桜の季節はきっとヲタたちで溢れかえることとなると予言します。 そんで最後に、公園の外にあるこのお店。 メインキャラの一人がやっている店なのですが、こちらも実在するお店です。   店の外にはポスターやらグッズの展示が。中にも入ってみます。   お店は原作と同じく酒屋さんでした。中にはお利口な犬が座っていて、裁判所ヲタという変質者が入ってきたのに吠えることはありません。恐らく、有象無象のアニメ好きが押し寄せたことによって感覚が麻痺しているのでしょう。 お店のおばちゃんに話を聞いたところ、作者の方はもう少し山の方に住んでいる方らしく、直接はお会いしたことはないんだそうです。ただある日電話で、お店の外観を使ってもいいですか?と問い合わせを受けて了承したのは覚えていらっしゃいました。 ただその時は、作品名も聞いていなかったしと、そんな問い合わせも忘れかけたところ、ある日漫画雑誌を持った男性が表れ、とあるページを指差し「このお店ってこちらですよね?」と言われ、ある日言われた問い合わせのことを思い出したのだとか。それ以降、コミックスも全巻買い、立派なファンの一人となったんだとか。 それにしても恐ろしいのは、その男性。まだコミックスも1巻した出てないときだったらしく、その時から聖地巡礼するなど、この作品にただならぬものを感じていたのでしょうか。世の中のコアなファンってのは本当に侮れないものがあります。 と、そんな感じで弘前の探索は終了。今回は予定が詰まっていたのでそんな時間とれませんでしたが、非常に雰囲気のいい町だと感じました。桜の季節や田んぼアートについて調べてまた来てみたいと思います。 そんな訳で、青森県内で有数の都市で、県の顔であるリンゴが名産地であり、県内初の国立銀行、立派な城と公園など文化的な価値を多分に感じさせる弘前市弘前地裁 お薦めです! さすがに酒屋さんに入っていろいろお話聞いたのに何も買わないのもと思い、カップ酒を購入。電車内で景色を楽しむことなく爆睡して、次の地へ向かったのでした。 〔鰺ヶ沢簡裁編へ〕