229件目 佐世保地裁 〜三者三様〜
僕の彼女を紹介します。
僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。
その名前は、佐世保地裁。長崎地方裁判所佐世保支部。
というわけで、僕の彼女を紹介します。
改め、
佐世保地裁を紹介します。
裁判所のHPによると、佐世保地裁へは「JR佐世保線佐世保駅北方向へ徒歩15分、佐世保市営バス・西肥バス島瀬町バス停から徒歩3分」とのこと。
というわけで、JR佐世保線、松浦鉄道「佐世保」駅か
松浦鉄道西九州線「中佐世保」駅からスタート。
全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」(該当ページへ)からどうぞ。
さて、先週に引き続き、長崎県の佐世保地裁を紹介していきますよ〜。
……
……
……
……
……
……
本来更新する予定だったのが8月14日ですか。約1月半の更新ストップの間に何があったかと言いますと。
まず、更新予定の8月14日にですね、甲子園に行きました。その日は高校野球ファンなら誰もが気にならざるを得なかった横浜高校vs履正社高校という優勝候補同士の対戦がありました。
その試合自体は16時ごろ開始の第4試合だったのですが、日曜日だったのと他の試合もいい組み合わせだったので、始発前に家を出たんですよ。まぁでも、去年、早実の清宮を見に行ったときは家を朝4時に出たけど、今回はさすがに5時前くらいに出て、始発組より早く着けばいいかなくらいのテンションで。
そんで着いた甲子園球場がこちら。
リアルにこんなリアクションになりましたよ。まだ電車の動いていない朝5時半とかっすよ。
この列どれくらい並んでいるかというと、
甲子園球場のチケット売場から甲子園球場の方へ列(青い線)が向かうんですけど、まず最初の横にうねうねしているゾーン、これ高速の高架下なんですが夜明かす人が雨に濡れないよう隙間なく人が埋まっています。そんでそこから甲子園駅まで向かっていって、そこを折り返して、また高架下でうねうねして、3塁側の球場入口付近までチケット買いたい人の列が並んでいます。しかもこれは、1塁側特別自由席を買いたい人の列で、これと同じくらいかそれ以上の列の長さで、3塁側特別自由席の列、バックネット裏のチケットを買おうとする列が連なるんです。
球場関係者の人が列の最後尾だと、チケットは購入できない可能性が高いとメガホンで必死に言ってくれているので、さすがにそれはテンションが持たんと断念。もしかしてダッシュで行けば間に合うかもという淡い期待を持った始発電車組と入れ替わるようにして電車に乗って帰りました。
球場に入ったらカレーライスを食べようと決めていたので、帰りのコンビニでカレーとビールを買い、1試合目をカレーとビールと共に観戦。朝からヤケ酒で眠ってしまいましたが、メインイベントの横浜vs履正社にはなんとか起きたものの、横浜勝利で予想していた試合は横浜の惨敗でふて寝。
そして、そのふて寝から目が覚めたのが、
今朝でした。
うん、だから更新できなかったとしても仕方ない。ふて寝の結果だもん。だから今日は、さも先週まで更新を続けていた体で進めていきますよ。
佐世保駅に到着です。
前回(ひと月半前)も少し触れましたが、
JR佐世保駅はJR駅での最西端に位置する駅です。JRの東西南北での最端でいうと、最東端は以前行った根室地裁の最寄駅の根室駅のお隣にある東根室駅、最北端はこれから行く予定の稚内地裁の最寄駅の南稚内駅の隣にある稚内駅、最南端は裁判所と関係ない鹿児島県の西大山駅になります。まぁそれなりに近くに砂風呂で有名な指宿に家庭裁判所があるので、この最南端駅も行くことはあるかもしれませんね。
駅構内にはバカデカい独楽が飾っており、これは佐世保伝統の喧嘩独楽というものだそうです。高さ240cm、重さ200kgもあるのでふざけていたら確実に死にます。
ひとまず裁判所とは関係ない「みなと口」から出てみます。
かなり広々とした公園となっており、先には大きなフェリーが見えます。
このフェリー乗り場から、県内の多くの離島へ向かうことができるようです。つい気になったので、「離島が多い県」でググったところ期待通り長崎県がトップでした。
日本は6,800もの島々で構成されていますが、そのうち971島が長崎県に属するとのことです。2位は鹿児島県、3位は北海道でした。ちなみに海に面している都道府県では、大阪府だけ唯一離島を有していないんだとか。これで急遽慣れない大阪の地に転勤とかなっても話題はバッチリですね☆
裁判所へはこちら、東口から出ます。
町としてはかなり立派だと思います。なんか佐世保って独特の大都市感がありますよね。来るのは初めてでしたけど、なんか異様に町並みに期待していましたし。
佐世保駅からは徒歩、またはバスで向かうことができます。どちらも駅前の大通りに出まして、まずバスですが、
この2番乗り場を探してください。タクシーを乗り場を挟んですぐのところにありますので、すぐわかると思います。んで、こっから出るバスなら目的の「島瀬町」バス停に全て行く、はずです...。不安なら、
僕の乗った「矢峰」行きのバスに乗れば間違いなく「島瀬町」バス停に行きます。バスの本数も豊富ですし、まぁこれが無難ですかな。
それでは、「島瀬町」バス停でお会いしましょう。
それではここから徒歩ルート。
大通りを左へ進んで行ってください。後々面倒なので、早いうちに右側に移っておいてください。とりあえず、ここの紹介では最初から右側を歩いている体でいきます。
トヨタレンタカーの営業所の前からスタートです。
額縁屋さん。なんかこの旅でも定期的に写真屋さんを見ることはありますけど、このデジタルの時代にどう生き残っているのか、いろいろ事情は真剣に聞いてみたいところ。気軽に残せるものと違って、額に入れるようなしっかりとしたものを撮りたい需要ってのは一定は理解できますけど、まぁ大変な時代なんだろうなぁ...。
左に見えてきたのは、アルカスSASEBOという建物。会議室やコンサートなどをやるホールなどがあるようです。僕の育った東京都江東区でいうならティアラ江東みたいな感じなのかな。誰も知らねぇだろうけど。
中学生のとき、そのティアラ江東の近くで野球の試合があって、球場周りをアップで走っていたらベンチで馬乗りになってブチューってやっているカポーがいて、見る派ときちんとアップする派で別れた懐かしい思い出。このアルカスSASEBOにもそういう甘い思い出があるといいですね。
何故か武雄までのkm数が標識に。武雄地裁(該当ページへ)懐かしいですね。武雄の名前を出したのなんて、地裁の紹介以来な気がします。
ちなみに右の道を進んでといっているのに、俺は人の指図は受けねぇとこのブログには不向きな左を歩いちゃってる人がいるかもしれんので、そんな人に少し注意が。まぁ道路沿いに進んでいれば正直右でも左でもどっちでもいいのですが、ただ道なりに進むという意識でいると少し道に迷います。
この商店街が見えてきましたら、
今まで進んできた大きい道路沿いの道を歩けるように、自分で修正してください。商店街を突っ切ってしまうと、地元でも有名な佐世保バーガーのお店はあるそうですが、地裁からはどんどん離れていってしまいますので気をつけてくださいね。
でも、最終的には右にいてもらわないと困るので、いい加減この辺で右に渡っておいてくださいね。
さてさて道のりとしてはちょうど中間くらいになるのかな、
京町通り商店街に差し掛かりました。栄えている区間が長いのは、なかなかに好印象。長崎市よりも他の県に行くアクセスも良さそうですし、住むにはいいんじゃないですか。長崎市は長崎市できっといいところがあるんでしょうけど、まだ見ぬ長崎市よりも今いる佐世保が1ポイント上という今んとこ印象です。
大きめな歩道橋を渡って、さぁもう少しというところで、気になるものが。
ハウステンボスに向かうがバスが運休になっているとのこと。運休予定は4月30日までとあるのですが、撮影したのは7月上旬で、まだ運転は再開しておりません。じゃあ9月末の現在はどうなのかというと今でも運転はしていない様子。いろいろ調べてみたら、まぁいろいろとあんま触れない方がよさそうなニュースがポロポロ出てきたんで掘り下げんのはこれくらいで。中途半端に取り上げるなら無視すりゃいいのに出来ないのが、32歳を迎えても治らない私の悪い癖。
青い橋が先に見える「体育文化会館前入口」交差点で、中佐世保駅方面から来る人を待ちましょう。
それでは裁判所のHPにも載っていない中佐世保駅からの道のりを紹介します。松浦鉄道をご利用の方は、この駅から向かうといいでしょう。
佐世保駅から2駅のこの中佐世保駅ですが、珍しいのが
隣の佐世保中央駅との距離が極端に短くて、その距離なんと0.2km。佐世保中央駅はカーブした先にあるので、駅から見ることはできませんが、この距離は筑豊電気鉄道の黒崎駅前-西黒崎間と並んで最短の距離だそうです。
関西人としては京阪本線の千林駅-滝井駅間、または滝井駅-土居駅間が全国最短とちゃうんかい!と怒鳴ってしまいそうですが、こちらは両駅間とも0.4km離れていますので残念ながら全国最短ではありません。ってか200mってマジで短いな。
駅の壁がぶっ壊されています。その理由は
貼られたポスターの広瀬すずに興奮した学生の若気の至りなのか、まゆゆを差し置いて1位取ってんじゃねぇよぉぉぉぉぉとかいう古き良きヲタの怒りかはわかりませんが物を壊すのはいけません。ちなみに、私は広瀬すずよりも松岡茉優さんが好きなんですが、そのことを言ったらなかなかご理解いただけませんでした。う〜ん、人の好みはまさに“三者三様”でございますな、といったところで
今回のサブタイの元ネタは、昨季やっていた神日常アニメの一角「三者三葉」より。高校生の日常アニメってこんだけ溢れているのに、まだまだ新鮮味が出るってのは凄いジャンルだなと思います。非常に素晴らしい作品だと思うので、この分野好きな人は是非。
さて、この中佐世保駅から裁判所に向かうわけですが、この駅がなかなか凄い。1日の乗降客数は200人弱の無人駅なので改札がないことくらいは何の問題もないですが、
急な階段を降り、降りた先を右に曲がって外の道に出るのですが、そこを振り返ると、
とても駅がある一角には見えません。この駅、徒歩で到達したのですが見つけるのに相当時間がかかりました。どこにも看板とかないですし、一種の秘境駅認定を是非していただきたいところです。
駅を出て右に進むと、
徒歩組が待つ「体育文化会館前入口」交差点にぶつかりますので、ここで合流です。中佐世保駅からの人はここを右に曲がります。
この青い橋(松浦鉄道の線路)をくぐれば、もう少しです。もう少しなんですが、ここからちと面倒なんだな。
しばらく歩くと、右側に「裁判所」の看板がありますので、ここを右に曲がります。
と、ここでバス組を待つことにします。
お待たせいたしました、「島瀬町」バス停に到着した人達のルートを説明いたします。
ここを通るバスもこんだけあるので、あの駅前のバス停で何に乗っても一緒だと思うんだけどね。
バスの進行方向にある歩道橋を渡ります。裁判所への方向を示してくれているのはなかなかポイント高いと思うのと同時に、そんなに行く人いないだろうと思わなくもない。
歩道橋を渡り終えまして、真っ直ぐ100メートルほど歩けば、徒歩組が待つ裁判所への曲がり角にぶつかります。バス組は左に曲がります。
ただここで気になるのは、「階段上る」という文字。そこで、どんなものかと見てみると、
ここに来て、長崎は坂が多い町だということを思い出した。ここを毎日通勤せいと言われたら、体力の余っている高校球児ですらちょっと戸惑うんじゃないのか。まぁいいですよ、こちらも仕事なんですから。
中間くらいで「臼邸」と書かれたものが建っているんだけど、何かわからないのでスルー。
登った先はマンションになっているので、そこを左からぐるりと回って進んでいきますと、
明らかに裁判所っぽい建物に到着。地図もここだと示しているんだけど、
「裁判所」と書かれた看板がどこにも見当たらない...。もしかして裏口なのか?ならば正面に回るだけよと思い辺りを見渡すと、選択肢は
登る道か下る道のどっちか。「えぇい、ままよ!」と彼岸島でしか使われない台詞を使い、とりあえず登り坂の方へ。
すると検察庁はあったものの、裁判所の正門に回れそうな道はなし。
それなら仕方ない、下り坂でぐるりと回ってみるかと進んでみたものの、
明らかに正門とは思えないところに入っていってしまいながらも、でも目の前に裁判所らしき建物はあるしで歩を進めたところ、
まさかの通行止め。今年12月までかかる建て替え工事に伴うものだそうです。がっくりはしたものの、やはり目の前の建物が裁判所だという確信を得たのでまた正面に戻ってみて、仮庁舎を探してみると、
裏にひっそりと建つそれっぽい建物を発見。ズームしてみると、
裁判所って書いてある!どうだ、これがプロの意地ってもんよ、ということで奥に見えるのが仮庁舎で手前に見えるのが建て替え中の本庁舎といったところなのでしょう。
ということで、改めて
到着〜!!
裁判所の看板が無いと締りがないですが、無いもんはしょうがないね。
所要時間は佐世保駅から15分強、中佐世保駅から5分ほど、佐世保駅からバスだとバスで5分徒歩5分といったところでしょうか。
最後の坂がやっぱ面倒なのと、その坂にいたる道は看板ないと気づかないと思うので、その辺りに注意してくださいね。
久々に記事作成に手間取っちゃったので、このまま終わりにしたかったんですが、佐世保まで来てそれで終わりは悲しいもの。とりあえず2つだけ名物を紹介して終えるとしましょうか。
1つは、やはり佐世保バーガー。ご当地バーガーと聞いてまず思い浮かべるのは佐世保というの人も少なくないのではないでしょうか。そんな佐世保バーガーですが、僕は滞在中に2回食べました。
1軒目は駅直結で改札内でも外でも注文することができる「LOG KIT」さん。
2軒目はバスターミナルに向かう途中にある「リベラ」さん。
滞在中にわざわざ2軒分も食べたのは、
すっげぇ美味しかったからwww
これ食ったら、しばらく大衆のハンバーガーチェーンはちょっと行けないわ。何がどう美味しかったかは、もう2ヶ月も前のことなんで忘れたし(だから、とっとと更新しろと)、忘れたからもう普通にマクドも行ってますが、肉が美味いとか、バンズのこだわりがとかじゃなくて、一つのハンバーガーというまとまりとして美味しさが凝縮されているんだ。嘘か誠か、佐世保の人は飲みの後のシメにラーメンじゃなくてハンバーガーを食べるらしいんだけど、これは納得だわ。ってか、そもそも締めにラーメンってどんな文化よ。酒飲みだけど実はあんま理解できでない。
よくある名前が先行しちゃって味は...ってパターンでなく、王道として食べてもらいたいご当地商品です。お薦めです!!
さて、もう1軒の観光施設は少し電車に乗ります。着いたのは、佐世保と聞いてまず頭に浮かべる人も多いでしょう。
ハウステンボスです。ただ時間も限られているので、ただ外を見て回るだけですが。
ちなみに、皆さんはハウステンボスとはどんなもんかご存知ですか。僕が無知なだけなのかもしれませんが、なんとなくオランダ風の何かということは知ってはいたものの、詳しく説明せいと言われると…という感じ。
ただ、駅のホームからも見ることができる、この洋館を眺めれば何かわからなくても気分は高揚していくもの。きっとこの洋館こそが、ハウステンボスとは何かを教えてくれるシンボル的なものなのでしょう。
洒落た駅舎を抜けて、いざハウステンボスへ!とりあえず目指すは目の前の洋館だ!と思ったのですが、
この洋館はまさかのホテルオークラ...。この紛らわしい作りで何人の冒険者が命を落としたことでしょう。
無事に入口に到着。じゃあここからなんとか中の様子をと思ったのですが、なかなかいい画は撮れず仕舞。ちょいと寄ったコンビニのレシートに「ファミリーマート ハウステンボスホテル店」と書かれていたのでレア感あるかなと思ったのですが、それも捨ててしまったし、まぁ中の雰囲気はリア充どもの感想に任せるとしようか。
この駅外から撮ったホームの写真が、欧風らしさを出しつつ、外交の町っぽさ(写っているのは川ですが)を表している感じで妙に気に入ったので、この写真で締めとしましょうか。
という訳で、JRの最西端に位置する駅があり、県の特徴でもある離島へのアクセスの要所。坂にグルメにハウステンボスに、長崎らしさを存分に感じることができる佐世保市の佐世保地裁
お薦めです!!
いい町でした。十分楽しい思いもしましたが、完全に堪能するにはまだまだ時間が必要だなと思う非常に魅力的な町として強く印象に残りました。また行ってみたい町の候補ですね。
本当はこのまま帰る予定だったんだけど、またもやネタ埋めに最適な裁判所を近くに見つけてしまったので、もうちょっとだけ続くんじゃ。
〔伊万里簡裁編へ〕
三者三葉 Vol.1(初回生産限定版)(イベントチケット優先販売申込み券付き) [DVD]
- 発売日: 2016/06/29
- メディア: DVD