番外編19件目 築館簡裁 〜ツキダテクエスト〜

僕の彼女を紹介します 僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。 その名前は、築館簡裁築館簡易裁判所。 というわけで、僕の彼女を紹介します
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改め、 築館簡裁を紹介します。 裁判所のHPによると、築館簡裁へは「 (1)JR仙台駅前西口バスプール1番乗り場から東日本急行バス「栗原市金成庁舎前」行き、又は「一迫総合支所前」行きに乗車約1時間、「築館」停留所にて下車、徒歩約5分 (2)東北自動車道築館インターチェンジから国道4号線栗原市役所方面へ自動車で約10分 (3)JR新幹線くりこま高原駅からタクシーで約15分 」とのこと。 というわけで、JR各線「仙台」駅か JR東北新幹線くりこま高原駅からスタート。 全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」該当ページへ)からどうぞ。 ※裁判所のHPによりますと、(2)(3)の行き方は車を利用してありますが、このブログでは車での行き方は一切触れませんのであらかじめご了承ください。 人によってお金のかけ方の考え方ってまちまちじゃないですか。僕は日頃の交友関係をほとんど行わず裁判所への旅にあてていますし、家族がいる人はそこに費やすことでしょう、車などの高価なものに向けて貯める人もいるでしょう。 その大きな使い方とは別にもっと細かいところの金銭感覚の差って面白いです。例えば僕はランチというのは午後の仕事のモチベーションに関わるので1,000円を超えない範囲ならまぁいいかという気なんですが、500円以内に収めたい人もいるので、僕のランチの出し方は贅沢だという。一方で、僕は休憩などでは120円のコーヒーでなんの問題もないですが、ランチは500円に抑えたいのにコーヒーショップで500円近くするコーヒーを飲まないと気が済まない人もいる。 まぁ何が言いたいかといういいますと、僕はスタバが高くて嫌いってことですね。それと、この旅でのいろいろなお金の使い方ってどう思われているのかなとふと疑問に思っただけです。 今回の築館簡裁へ行くにあたり、まず目指す「築館」バス停には行き方が大きく分けて2つあります。 1つは裁判所のナビ通り仙台駅から高速バスに乗る方法。2つ目はナビには載っていませんが仙台よりは少し近づいた新幹線駅「くりこま高原」駅からバスに乗るという方法。両方紹介していきます。 まずは仙台駅から。 仙台駅からは、この前の登米地裁該当ページへ)と同様のルートで高速バス乗り場に向かいます。まぁ前の記事をご覧になっていない方もいると思うので簡単に。   中央口改札の適当な出口から出て、   駅からはやや右方向にある、七十七銀行と百貨店さくら野の方へ向かい、さくら野の前へと下る階段で下に降ります。   さくら野地下にある、HACHIさんでナポリタンを食べ、美味いけどナポリタンに1,000円近く使うのはちょっとな...と思いながら適当にスマホをいじって、ナポリタンスタジアムってのが5月13日、14日にあるんだ。うわぁ、つまんなそう...そうだ!東京にいる大学の後輩を派遣してレポしてもらおうと久々に連絡を取ります。築館簡裁に行くのには大事なことですからね、必ずやってくださいね。 そんで一連のやり取りを済ませて、百貨店のさくら野情報を仕入れて、仙台店はもう閉店しているんだ...とブルーな気持ちになってください。ここまでがセットです。   そんで32番バス停栗原市金成行・一迫行」の高速バスに乗ってください。一時間に1本ほどの運行ですから、あらかじめしっかり予定を立てておいてくださいね。 それでは目的地の「築館」バス停でお会いしましょう。 お次は仙台駅から60kmほど北上したところにあるくりこま高原」駅からのナビです。 新幹線単独駅なので、新幹線ホームに乗り換えます。左は大分昔に行った古川地裁該当ページへ)がある古川、右は私はウィンタースポーツをやらないのでよくわからないですが、そういう方に需要がある蔵王でしょう。古川や北海道、青森方面の電車に乗ります。 いざ乗るべと思っていたら、まさかの「全席指定席」の表示。目指す「くりこま高原」駅までは各駅で2駅、25分程度なので当然指定席など買っていません。サイゼに行っているのに、その中で一番高いメニューを頼むみたいなプチリッチなことなどはしたくありません。 ただ、駅員さんに聞いてみると仙台以北の区間だけかわかりませんが、指定席に人がいなければ自由席券でも座ってもいいみたいです。ありがたいと思う一方で、わざわざよーわからん土地行くのに指定席強要されるのもなぁとも思ったり。ほっと息をついた途端、本音が溢れてしまうのはこの人の悪い癖ですわ。 そんな訳でくりこま高原」駅に到着。   かなりようこそ感を出していただいていますが、残念ながらよく知らない町です。駅名からするとかなり自然に囲まれた場所の印象はあります。 この「くりこま高原」駅やこれから目指す築館簡裁がある栗原市は2005年に成立。随分と最近ですね。栗原郡の全10町村が合併して誕生したそうです。面積だけでいったら宮城県最大の市だそうで、これから目指す築館というのは合併された町の一つ築館町のことのようです。その他にも市全域が栗駒山ジオパークとして認定されているなど、やはり自然豊かな町みたいです。   西口から外に出ます。まぁいい具合な田舎の駅です。奥にイオンが見えますが、それ以外の商業施設は見えません。 駅舎は新幹線駅だけあってさすがに立派。正面のガラス部分が大きな星型になっているように見えますが、その理由は調べてもわからず終い。   乗るバスは駅を出て正面にあります。今回は、高速バスに乗りますが、柳津でも使ったミヤコーバスでも行けるようです。高速バスを使う方は、仙台行きに乗車してください。仙台まで行くような長距離のバスで乗車賃200円程度の区間しか乗らないので、さっき新幹線のときに味わえなかったプチリッチ感を楽しむことができます。 仙台からだと1時間ほど、くりこま高原駅からだと10分程度で着きます。   築館バス停です。ミヤコーバスでは築館町バス停です。バスのアナウンスでようやく知るんですが読み方は「つきだて」です。字面だけだと「ちくだて」かなとも思いますし、これでも漢字変換されちゃうんだから、漢字というのはなかなか難しい。 仙台駅方面から来た人はバスの進行方向と逆くりこま高原駅方面から来た人は進行方向と同じく進んでください。 こんな感じの道。教会の文字が目立ちますな。 ファミマを発見。関西に来て6年が経ったものの、いまだに言葉遣いが変わらないと言われますが、ファミマのイントネーションだけは変わりましたね。マクドって言わないの?とも言われますが、行かないし会話に出ることもないので別に...。   最初の交差点をに曲がります。もちろんというか、道を1本入ったくらいで何があるという訳ではありません。まぁこれがこの町の普通なんでしょうから、とやかく言うつもりはありません。 意外と言ったら失礼かもしれないけど、ハローワークって全国の小さな都市にもあって驚きます。調べてみると、結構仕事もあって驚きました。 その中で特に気になったのが「キャラクター業務員」というもの。栗原市のマスコットキャラクターを活用して行う市のPR業務に関わることが仕事みたいです。 という訳で今回のサブタイの元ネタは今季アニメサクラクエストより。SHIROBAKOを製作したP.A.WORKSの新作というのと、町おこしがネタとあっては見るしかないでしょう。 そういえば、栗原市のキャラの業務といっても、そのキャラ自体を新幹線駅でも、そして今回の旅通じても見た覚えがありませんので調べてみますと、 栗原市マスコットキャラクター「ねじりほんにょ」です。仕事とはいえ、これをどうしろと...。 そして、調べてみると2016年のゆるキャラグランプリ(ってか、まだこれやってたんだな)にも出場していたようです。 このグランプリはイラストだけじゃなくて、中に人が入れる人形作らんといかんので、そのとき作られたのがこちらです。 このセンスなかなかにヤベェなとも思っていたのですが、全1421キャラの中で284位だったからそこそこ検討したのかな? まぁこの辺りの順位だと相当キテるのが多いので、人気というより自治体の組織票の力の入れようだと思うのですが。 ちなみに同年1位をとったのが、 高知県須崎市のキャラ、ニホンカワウソ「しんじょう君」でした。高知県須崎地裁該当ページへ)に行った時も多少触れましたが(俺の嫁・ガッキーとCM出てるから○ねだとか言った気がする)、知ってるキャラが一位と知って多少興奮しますね。まぁ、2位以降が全然知らないんで大分求心力落ちてるグランプリなのかなとも思いますが。10位の「しまねっこ」よ、いつまでそんな地位に甘んじているんだ! さて話は遠回りしていましましたが、裁判所自体はそう遠くはありません。 クリーニング屋さんの向かいに置かれたこの廃車。これが今後も裁判所道筋のための目印になるのかは知りませんが、 栗原市立図書館・白鳥省吾記念館を通り過ぎた先に目的地はあります。右側にあります。 到着〜!! 小ぢんまりしてるんだけど、なんかオシャレな雰囲気を感じるのは僕だけですかね。まぁ多分中に入ったら設備は古いんでしょうけど。「ねじりほんにょ」君が掃除用モップに使われてたりしないことを祈るばかりです。 地図で表すとこんな感じ。築館バス停からの歩き出しの方向性さえ間違え無ければ大丈夫でしょう。5分もあれば着きます。 帰りのバスまで多少時間があるので少し散歩します。 裁判所の手前にありました図書館と並列書かれていた白鳥省吾記念館というのに向かってみます。白鳥省吾さんがどなたかは存じませぬが。どうやら図書館よりもさらに奥にあるようです。 白鳥省吾だけでも誰かわからないのに、さらに表れた謎の「伊藤記念館」。広いよ...この地にとっては馴染みの伊藤さんかも知れないけど、範囲が広すぎるよ。   なかなか立派な伊藤記念館に驚きましたが、どうやら築館の米穀商さんのことらしいですね。それなら私はあんま関係ないので白鳥省吾にしましょうか。歌手のハマショープロ野球選手のヤマショーに次いで、築館のシラショーと呼ばれるような人なのか期待に胸が高まります。   なんてだろう、ここまで散々人にとってはお金の無駄遣いと思われることをしてんのに、誰だか知らん人の記念館入る200円は高く感じる。せめてプロ野球選手のヤマショーの記念館だったらなぁ、別に好きな選手じゃなかったけど入る可能性あったけど、シラショーじゃなぁ。 ただ気になるのが、開館日で開館時間のはずなのに中に人がいる雰囲気がしません。帰る気だから受付の人と目が合うこともなくていいのですが。 「ようこそ白鳥省吾(せいご)記念館へ(「しょうご」じゃなくて「せいご」なんですね失礼しました) 職員は、図書館におります。右側のインターホンでお知らせください。白鳥と同じくらいの速さで、飛んだり、跳ねたり、スキップしたりしてまいります。 webサイトで言うところの「そっ閉じ」をして退散。これも感覚なんでしょうけどね、こういうユーモアはわかるんですけど、なんか見てて辛くなんで苦手なんですよ、いやいいと思うんですけどね。 白鳥省吾さんは詩人ということは知ってお腹いっぱいなので、近くの小高い丘みたいなのとこにある公園を目指すことに。 幼児出現ポイントみたいです。「とびだし注意」を強調して書けよ。 地元の人の会話を聞いていたんですが、栗原市は相当雪が降る地域みたいです。この旅をしているとこういうのを見る機会はありますが、実際に使われるシーンは見たことないので一度体験してみたくはあります。 何年物の廃車なのでしょうか。廃墟マニアの方がいるのは存じておりますが、廃車マニアという方はいるのでしょうか。 結構歩きました。ちょっと疲れたしベンチでもないかなと探していたのですが、 メッチャあるけどなんで全部丘の中腹にあるんだろう...。これ登ったところがちょっとした広場になっているっぽかったのですが、ここへの登り方がわからなかったので断念。広場の外周をぐるりと回って帰ることに。   さっきまで広場だったはずなのに、急にお墓ゾーンに。自然豊かな道なので散歩コースに最適と紹介しようと思ったのですが、肝試しコースに最適とお薦めポイントを修正しておきます。   神社を見つけたので、いつも通りこの旅が完遂できることを願ってきたのですが、賽銭箱がなかったので手だけ合わせておきました。 まぁ全く知らない町でしたが、これがこの町の楽しみ方かは別として意外と時間を潰すのには苦労しませんでした。 ここで、終わってもいいのですが、実はここからの寄り道が今回の肝なのであります。本筋より長い寄り道があっていい訳がないけど、まぁもうすぐ終わるブログだと思ってご容赦。   仙台方面のバスに乗り、仙台駅まで戻ってもよかったのですが県庁市役所前バス停で乗り換え。赤で囲った「定義」方面へのバスを待ちます。この行き先で仙台在住の人は「普通さん、さすが」となることでしょう。   乗るバスではないですが、孤独のグルメ」バスを発見。これから仙台名物を食べるために出向くのは気持ちを上げるのには最適な作品です。 前回該当ページへ)、寒い、疲れたという理由で石ノ森漫画館行かなかったことをここでも後悔することになろうとは...。 お目当てのバスにも乗れて、そこから1時間ほどの乗車。 かなり山奥まで来ました。まぁまぁ雪が降るという栗原市でも雪の気配は全くなかったのに、ここらは最近でも降ったことがわかります。   もちろんレンタカーなどで行くことも出来ますが、バスがお薦めですね。このダム周辺の景色は運転しながらでは見れないのがもったいないです。そして結構狭い道を通るので、運転手さんのドライビングテクニックも見ものです。バスの運転手さんの車体感覚っていつもどうなってるのか疑問です。   そうこうするうちに終点の「定義」バス停に到着しました。途中フリー区間といって、バス停じゃなくても降りれるし、乗れるという初めての経験をしたと補足。 このバス停からの周辺の観光マップ。本来はお堂を参ったりするのが目的の場所なんだと思いますが、たくさん食べ物の告知がされています 焦らしてもしょうがないので、ここに来る理由であるメインの食べ物をいただきにいきます。 今回のメインはこちら「定義とうふ店」さん。むしろここに行くために、今回宮城県旅行を組んだといっても過言ではないほど楽しみにしていた場所。中に入ると芸能人の写真などもたくさんある中で、何を食べられるかというと、   油揚げ豆乳です。厚揚げじゃないんです、油揚げなんです。油揚げを食べに仙台まで行ったなんて聞いたら100人中98人はバカにするでしょうけど、2人の仙台市民は納得するであろうほど、人気の店なのです。 原価高騰により値上げしましたとか書いていましたが、1つ130円くらいかな。箸でザクザクと穴を空けて、七味と醤油をかけていただきます。 …… …… 油揚げに対して美味いなんて感情を抱くことがあるとは思わなかったよwwwふわふわサクサクで凄くジューシー。学校の近くにあったら部活帰りに毎日食ってるよ。 油揚げの定義ってなんなんだろうな。普段、食べる機会なんて味噌汁の中に入っているか、お稲荷さんか、おでんの餅巾着くらいしか浮かばないけど、それぞれこの厚みを見てしまうと同じ料理に使うとは思えないもんなぁ。こんなん味噌汁に入れたらすぐ溢れちゃうよ。 この自然が作り出した水やらきっといろんな条件が重なっているんだろうなぁ。持ち帰り用なんてのも売っていて、大量購入している人もいたんだけどこれは納得。 もう1枚とも思ったんだけど、2枚でかなりお腹が膨れそうなので、とりあえず周りも見てから決めることに。 「早富食堂」さん。さっきの定義とうふ店さんもだけど、相当山の上にありますけど、どこも建物は綺麗なので、女性子供にもお薦めしやすいです。   ここでは焼きおにぎり玉こんにゃくを購入。 …… …… そしたら、これも美味いんだ。こっちはさっきの油揚げと違って普通の焼きおにぎりとおでんだと思うんだよ、でも旅行気分で美味しいということでなくて味がしっかりしていて美味しいんだ。焼きおにぎりって正直今まであまり存在意義がわからなかったんだけど、ここで食べるためのものだったんだね。 あまりに美味しいものが続いたので、小休止的な意味を込めて甘いものでも。こういう無難なもので落ち着くのもいいやねと買って、写真も撮らずに一口、 一口かじってからで悪いけど、これも凄く美味しかったんだ。なんなのこの一帯、漫画「食戟のソーマ」の監修者かなにかなの?甘すぎない餡に対してサクサクしっとりの衣が抜群。これも2〜3個食べるのもなんの問題もないわ。 いやぁ食べた食べた。食に関してはなんの不満点もありません。帰りのバスまで少しぶらついてみると   お寺の本堂やら五重塔やら。どちらも立派で綺麗な建物に驚かされます。 皆さん行けばわかるんですけど、ここまでの道のりはホントいくらでも悪く言えるような田舎道なんですよ。それがこの整備された建物やら施設の数々で不思議な気になります。 掘り下げるときっと面白い場所なんでしょうけど、時間もないので今日はここまで。栗原市の歴史やらゆるキャラよりもこちらを掘り下げるべきだったのでは?という突っ込みはノーセンキューです。なぜなら、 このブログは裁判所ブログだからです(`・ω・´)キリッ こんだけ寄り道しておいてよく言うよ…。 という訳で、東北ならではの雪深い新設市にあり、ゆるキャラなどで新たな街作りを目指す努力をしている栗原市の築館簡裁 お薦めです!! 主なお薦めは栗原と関係ない定義山ポイントですが。 という訳で、今回でひとまず3回の宮城県編はおしまい。マイナーなところばかりでしたけど、今回も楽しめましたね。 宮城って正直仙台以外の知名度は相当低いですけど、行ってみるといいとこってやっぱ多いですね。そういうポイントをいかに描いてもらえるのか、本当にアニメ「サクラクエスト」には期待しているんです。