242件目 気仙沼地裁 〜アリスと蔵六〜
僕の彼女を紹介します。
僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。
その名前は、気仙沼地裁。仙台地方裁判所気仙沼支部。
というわけで、僕の彼女を紹介します。
改め、
気仙沼地裁を紹介します。
裁判所のHPによると、気仙沼地裁へは
>>
(1)JR一ノ関駅から大船渡線で快速1時間10分弱、気仙沼駅下車、タクシーで約10分…ブログでは無視
(2)県庁市役所前バス停又は宮交仙台高速バスセンター前40番乗り場から宮城交通バス「気仙沼駅前」停留所にて下車、タクシーで約10分…ブログでは無視
(3)県庁市役所前バス停又は宮交仙台高速バスセンター前40番乗り場から宮城交通バス「気仙沼」行き(三陸道経由)に乗車約2時間50分、「南郷」停留所にて下車、徒歩約20分
(4)JR柳津駅から気仙沼線(BRT方式)で約2時間、南気仙沼駅(市立病院入口)下車、徒歩約20分
<<
とのこと。
というわけで、JR各線「気仙沼」駅か
JR気仙沼線「南気仙沼」駅からスタート。
全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」(該当ページへ)からどうぞ。
この本編では話の寄り道なく裁判所に向けた記事を書くようになってきましたが、この気仙沼について語るには事前に知っておいてもらいたいことがあります。
2011年の東日本大震災の際、この気仙沼市も甚大な被害を受けました。海に面している都市のため津波による被害も大きく、また大規模な火災も発生。火災の状況は空撮などもされ、その火の広がりにただただ驚いた記憶があり、あの震災においても最も被害の大きかった都市の一つといって間違いないでしょう。
その気仙沼に訪問。今回は随所にそういった情報などもお伝えできればと思っています。
まずは気仙沼駅に到着。前回(該当ページへ)の一ノ関から気仙沼までは直通で1時間10分程度で行けます。
気仙沼駅から裁判所まで歩いて行けないことはないのですが、ホームページにはタクシー推奨と書いてあるし、説明するには道のりが結構面倒なので駅周辺だけを紹介することにします。
一ノ関にも置いてあったポケモンと連動した復興グッズ。妖怪ウォッチに押されていた時期もありましたが、ポケモン人気というのは本当に長いですね。ジバニャン信者涙目www
駅舎は、震災で直接被害を受けたのかはわかりませんが、2012年にリニューアルされたものだそうです。駅の前にはタクシーも停まっているので、これに乗って裁判所に向かってください。
まぁ歩いて行くことも可能ですがあまりお薦めしません。
駅前の道を左に曲がって、しばらく歩いて行って、
突き当たりのような交差点に差しかかったら、また左に曲がってまた歩きます。
まさかの池袋に行くバスがあることに驚きつつ、
市役所の前を過ぎたあたりの
この交差点を右に曲がって、これまたしばらく真っ直ぐ。
歩いてる感覚としては、道なりという感じだけど、説明上は交差点というか分岐を右に曲がって、またずっと真っ直ぐ行けば、
こうやって裁判所は左って看板があるから、30分〜40分かければ徒歩でも行けないことはないんだけどお薦めはしません。
あれ、説明すんじゃった。普段もこれくらいの尺で収めることがやろうと思えば出来るのか?
まぁ気仙沼地裁への推奨は、気仙沼駅からはタクシーで、徒歩だと南気仙沼駅からということで、それに従いましょう。
南気仙沼駅へは、気仙沼から気仙沼線に乗り換えて2駅。しかし、気仙沼線は津波の被害で電車は走っていません。しかし気仙沼駅構内には、
このように気仙沼線BRTと書かれた表示があります。ってか俺、今日本で一番「気仙沼」って文字を打ち込んでるんじゃないのか?「けせんぬま」と「n」が2つ重なったあとに「ぬ」でまた「n」を打つことがやけに気になっちゃって。まぁいいや。
気になるのはやはりこの「BRT」という文字。竹内力が言っていたら殺し合いの意味になりますが(わかりにくいか)、どうやら血が流された痕などはありません。
よく見ると2番線にも大船渡線BRTと書かれています。僕がこの気仙沼まで来た3・4番線の大船渡線にはその文字はありません。
まぁ現地に行けばすぐにわかりますが、
BRTとは「バス・ラピッド・トランジット」の略称で、バス高速輸送システムと呼ばれています。発祥はブラジルらしいのですが、バス専用道路を始めとして運行が優先されるバス路線といえばいいんですかね。実はWiki先生を見てもよく定義がわかりません。
日本ではこの気仙沼線を始めとして、名古屋ガイドウェイバス志段味線、かしてつバスなどがあります。ご近所の方にとっては日常の風景なのかもしれませんが、知らない人にとっては、バス専用道路の不思議な感じがなかなか新鮮です。
そんなこんなでこのバスに乗って2駅?2停留所目が、
(18)
裁判所の最寄りの南気仙沼駅です。こちらの写真を見てもお分かりのように、南気仙沼駅はバス専用道路でなく、一般道を走っています。詳しくは次の記事で書きますが、バス専用道路を走っている区間と一般道を走っている区間が混在しています。
バスの進行方向と同じ方向へ進みます。
こんな感じの道ですね。トヨタの販売店が左手側、先の方に紳士服のコナカが見えていれば正解ですね。
歩道橋がありますので、ここでもう一方のバスルートで来る人を待つことにします。
観光用サイトならまだしも、裁判所のアクセスとして仙台から来る人を想定する意味はよくわかりませんが、一応裁判所のHPにはその記載がありますので、一応そのルートも紹介します。仙台-気仙沼間って直線で約90kmっすよ。東京からだと茂原や小田原、秩父なんかよりも遠いです。
まぁ記載がある以上は紹介します。「南郷」バス停です。実際に乗車はしていないので、仙台からの所要時間などはわかりません。
こちらからも進行方向でいいと思うんですけど、トヨタやコナカの店の方に進んで行き、BRT組と同じ交差点で合流します。
南気仙沼方面から来た人は左、南郷バス停から来た人は右に曲がります。
それにしてもこの歩道橋の塗装はボロボロです。これも津波の被害なのでしょうか。
曲がった先はこんな感じ。コスモ石油が目印となりますが、それ以外は割と何もない道なので見落とさないように。道は適当なところで左に渡っておいてください。
大川に架かっている橋を渡るのですが、
結構、大規模な建設が行われている最中。渡っているときは、ふーんくらいにしか思わなかったのですが、渡りきってみると
その先も相当広い範囲で更地になっています。人に聞くことはできなかったのですが、津波または火災の被害を受け、一度更地にしてもう一度建物を建設しているところなのでしょう。
なんでしょう、この胸に来る感じ。災害の恐ろしさを感じる一方で、そこから再建しようとする人の強さの両方に感じるものがありました。
左に渡っておいてくださいと言ったのはここに理由があります。三叉路になっているところを道なりに左に曲がります。右側を歩いていると横断歩道もなく、進行方向から外れてしまうので左に移っておきましょう。
進む先はこんな感じの道。元はどういった道だったのでしょうか。
広大な土地に少しずつ建物が建てられていきます。住居だけでなく、こういった大規模な飲食店舗が建設されるようになるということは、復興が前に進んでいる感じがします。
不思議な作りの中央公民館を過ぎたところにある
交差点を左に曲がります。曲がらずに奥に行くと、今日はやりませんが寄り道編での重要な建物があります。
割と近づいてきたところで、裁判所のHPにも記載がなかった「河原田」バス停を発見。どうやら1日2路線計6本がこの河原田に行くらしいんだけど、そのうち4本はさっき紹介した「南郷」バス停を通るらしい。もっと言うと、南郷バス停を通るバスは全部この「河原田」バス停に着くらしい。少しでも町を歩きたいという人なら「南郷」からは確かにお薦めだけど、利便性を考えたら、この「河原田」バス停の利用をどうぞ。
この河原田バス停のところに、「飲み処あゆ」があるのですが、この写真でも気がつくかもしれませんが、
中が相当に荒れています。正確にはわかりませんが、これも津波でしょう。今でもこのように手付かずになっているところがあるということですね。
仮設感溢れるスナック。復興に汗水流して働いて、ちょっと心の休まる場所としてやっぱこういうところは必要なんでしょうね。キャバクラとはちょっと意味合いが違う気がします。キャバクラもあるでしょうけど。
右側の道路を歩いていたらこの看板があると思います。ってか右側歩いていないと見落とす可能性があるので気をつけて。
結構いい角度のついた登り坂を登っていきます。登った先、左側に目的地があります。
到着〜!!
所要時間は南気仙沼駅、南郷バス停から20分くらい、伏兵河原田バス停から5分といったところでしょうか。
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地図で表すとこんな感じ。まぁ分かりにくいっすな。仙台方面から来る人は間違いなく河原田バス停を目指した方がいいと思いますね。
ちなみに今回のサブタイの元ネタは今期アニメの「アリスと蔵六」より。
いつものように面白くもないアニメをパロったサブタイ候補はいくつかあったんだけど、どれもピンと来なかったのと、なんか不謹慎な気がしたんで、ただ単に自分が好きな作品をそのまま載せるという暴挙。でも好きなんです、この作品。
そんな訳で、東日本大震災で甚大な被害を受けながら、前に進む復興の力を見せてくれる一方、ホント行ってみると自分で何ができるんだろうと色々と考えさせられる気仙沼市の気仙沼地裁
お薦めです!!
みんな行け!!そして感じろ!悩め!考えろ!アクセスはホント悪いとこにあるけど。
全国制覇まで残り11軒
気仙沼まで行って、観光パートはないのかって?
もちろんあるさ。
でも、一回の記事じゃどうやったってまとめきれないんだよ〜。だから、次回は気仙沼観光だけで満腹コース行きます。
気仙沼の町の見所について、そしてやはり触れずにはいられない震災の爪痕について、そしてそれらとは関係なく勝手に陥ってしまった自分の悲惨な体験について。
どうにかこの場で鬱憤を晴らさせてください、お願いします(´;ω;`)
〔気仙沼散策編へ〕
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