気仙沼散策パート

改めて言うことではないですが、このブログは裁判ブログです。直接、裁判や裁判所に関係ないところでの記事をその日唯一のものにすべきでないとは思うのですが、 さすがに、今回の話を飲み屋のネタにするだけというのは惜しすぎる。 という訳で、今回は気仙沼地裁該当ページへ)前後に行動した、気仙沼市内での散策(主に悲劇)についてお話したいと思います。完全なる雑談(愚痴)にお付き合いいただける方のみでお願いします。 前回記事をご覧になってない方は、まずはそちらからお願いします。 とにかく色んなことがありすぎて、何から話したらいいかわからないんですが、とりあえず時系列に沿って話しますか。 到着したのは夜の気仙沼駅気仙沼駅のホームでまず驚いたのが、 改札に向かうには駅構内にある横断歩道的なものを渡らなければならず、これは言わずもがな前回紹介したBRTのバス道路が走っているからで、駅構内に道路があるだけでも不思議なのに、暗い道に真っ直ぐ道路が伸びている様子はちょっと不気味な気すらしました。 駅を出てホテルに向かいます。駅から左方向の裁判所の方面に歩くと多少お店などはあるのですが、ホテルがある駅出てからの右方向というのは家は建っているものの、結構寂しい通りです。ただ、その中で異彩を放っていたのが、 10階以上はあると思われる巨大マンション。周りは寂しいけど、こんな建物あるなんて意外とやるじゃんと思っていたのですが、これは復興住宅とのことなので震災後に被災された方が住むために建てられたもののようです。そのときは、気仙沼の被害状況はもちろん知っていたものの、今もなおとまでは思っていなかったので、まずズシリときました。 予約したホテルまでは15分ほどありました。 アコモイン気仙沼さんです。ホテルというには低い階層なのが気になるかもしれませんが、こちらは2013年に開業。そう、2011年の震災のあとに復興支援の方を多く迎えるために出来たホテルなのです。   雰囲気はホテルというよりアパートに近い感じですが、受け入れのための部屋数は十分。この日も多くの人が泊まっていました。気仙沼駅から徒歩圏内ではホテルも限られていますので、宿泊の際は是非こちらで。 と言えたら、どんな楽だったか。いやホテル自体はすごくいいんですよ。設備に文句はないですし、接客についても申し分なかったです。 ただ、リアル孤独のグルメ酒飲み会の井之頭ゴローとしては、やっぱり気仙沼フカヒレを始めとした海鮮食べたいじゃない。でも残念ですが、アコモインさんというより気仙沼駅周辺でそういった海鮮系の居酒屋はあまり期待しない方がいいらしいです。 >> 「すみませ〜ん、このあたりで海鮮系の食事できる居酒屋はないですか?」 ホテル「大変、申し訳ございません。ここ気仙沼駅周辺は居酒屋が大変少ない地域となっておりまして、こちらの赤で塗りつぶした○○さんが1軒あるのみとなっております。ただ、こちらもゴールデンウィークであることを考えると、入れるかどうか...」 「まぁそれはしょうがないですね。とりあえず行ってみますね。コンビニは近くにありますか?」 << >> ホテル「この居酒屋さんの近くのローソンさんが、当ホテルより一番近いコンビニとなっております」 「ローソンってこの居酒屋の奥のですよね。駅から歩いて来る途中にセブンイレブンが見えましたけど、そっちより近いんですか?」 ホテル「はい、セブンイレブンさんは確かに当館より見えるのですが、直接行く道はないんです。大きく迂回しなくてはならないので、ローソンさんに行かれた方がよろしいかと思います」 << ガーン。 最初の話で居酒屋は多少諦めたとは言え、セブン信者の俺としては見えているのに行けないというのはかなり悔しい。そりゃあ値上げも激しいし、弁当の量も減るし、おにぎり100円セールの機会も減った気がするけど、こうも試練を与えられるとなると行きたくなるのが俺の性。 居酒屋さんに行ってみたらやはり満席で入れなかったので、俺も伊達に200以上の都市を回ってはいません。コンビニ一つ行けなくて地裁の全国制覇なんて出来るもんか、いざセブンイレブンに向けてゴー!! ...... ...... ...... ...... 怖かった、暗い地方の夜道は怖かったよぉ...。 途中短いながら灯りのないトンネルを潜ったり歩道と車道が区別できない道をトボトボと車に轢かれないように歩き続けました。あ〜怖かった。買ったビールも歩き続けてぬるくなっちゃったし、冷蔵庫に入れている間にちょっとホテル内を散策してみよう! レストランあったのかよ...。温かいご飯が食べたかったよぉ...。 こんな悲しい思いはこりごりだとスマホを駆使して、翌日の予定を綿密にスケジューリング。 11時15分南気仙沼発のBRTに乗らなきゃ行けないことは決まっているから... >> 06:30 起床 07:20 風呂等身支度を済ませてホテル発 07:40 BRT 気仙沼発 10分ほどで南気仙沼07:50 南気仙沼駅から気仙沼地裁への行き方の撮影をしつつ、途中離脱して     気仙沼魚市場」気仙沼お魚いちば」で朝食。どちらも営業8時から! 08:30 気仙沼地裁の仔細な撮影を実施。 09:30 気仙沼シャークミュージアムで遊ぶ!9時営業開始。 10:00 気仙沼市を歩ける範囲で観光。 11:15 南気仙沼駅よりBRT出発 << 完璧すぎる。なに、この俺という名のるるぶ。明日への期待感と、忘れていたけど朝から新幹線を4時間乗り継いでいたこと、地裁撮影を2軒行った疲れなどから早々に眠ることにしました。もし居酒屋に行けていたら、きっと深酒してこんな計画は立てられなかったはず、居酒屋行けなかったのはきっとベストチョイスに違いない…zzz。 翌朝、寝坊することなく予定通りに起床。寝坊なんてベタなボケはしません。 南気仙沼駅からの道のりで、震災の爪痕を感じつつも朝食の期待も胸いっぱいだったことは裁判パートじゃないから言えること。裁判所までのルートは掴んだので一旦離脱して、   気仙沼市魚市場へ。津波浸水の高さは、表記されるだけで絶望感があります。停まっている車の約3台分です。 見学者デッキにいざ入ろうと思ったのですが...、 カギがかかっている。入ることができない。周りに人がいる雰囲気もなく、この日はやっていなかったのか、今でも不明。それならば、とりあえず隣接されている シャークミュージアム海の市へ行ってみることに。シャークミュージアムは9時開場ですが、海の市は8時からやっているのです。   確かに開いてはいたのですが、やっているのはお土産屋さんだけ市場が近くて海鮮系の取り扱いがあると聞いたら、獲れたての魚を食べられると思いません?食事系のお店は10時開店とのこと...。 しかし綿密な計画というのは一つ崩れた程度じゃ揺らぎやせんのじゃ。それならば、保険で調べておいた「お魚いちば」とやらに行くまでのこと。 徒歩7分ほどで到着。   品揃えもあり、人も多くて期待が持てます。しかし、食材は多く扱っているのですが、それを食べられる場所がありません。恐る恐る聞いてみると、 >> 「すみません、朝食食べられるところってないんですかね?」 店員「あ〜、ごめんなさい、食事は10時からなんですよ」 << マジか!?こんだけ食材扱ってて、食えるとこないんか? 予定組み直さなきゃと思っていたところ、なんだか凄くいい匂いと「ご試食いかがですか?」の声。近づいてみると、 気仙沼産ふかひれスープの試食。朝から何も口に入れずに動いていたので、いい加減お腹も空いてとりあえず1杯。 これが凄く美味しい。ふかひれの旨みと溶き卵が絡み合って、とても濃厚な味わい。これは自宅用にいいなと、買うからもう1杯おくれと飲むとやはり美味しい。 しかしここで問題が。空腹時に少しでもお腹にモノを入れると、割と満腹感って出るよね...。ヤバい、ヤバい、気仙沼まで来て試食用のふかひれスープで満足なんて、そんなの嫌だ。食事は仕方なく10時まで待つとして裁判所の撮影など他の予定を早めることで、朝食を食べていないのに空腹感を出す方向へ。裁判所のHPにも書かれていなかった気仙沼駅からの裁判所への道のりを雑ながらも撮影したのはこのためです。 で、撮影も済みちょうどいい時間。ただブラブラしていたら遠くまで来ちゃったので、タクシーを呼ぶことに。震災絡みの話を伺っていたら突如ガソリンスタンドで停車。なにかと思ったら、   平成23年3月11日14時46分、東日本大震災の揺れが起きた時刻からこの時計は止まっているんだそうです。改めまして、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。そして一日も早く復興されることを心よりお祈り申し上げます。 仮設住宅などはニュースなどで見たことはあるだろうけど、こちらは仮設の商店街。そしてこの工事はそれを撤去するもの。つまり、仮設でなく徐々に従来の姿に戻ってきているという姿に少しウルっときます。 そんな色々と気遣いの寄り道をしてくれた運ちゃんとの会話。 >> 「事前知識なく来ちゃったんですけど、南気仙沼の方が栄えているんですね」 「そうだよ、ホテルやら飲み屋やら飲食店はこっちの方がいっぱいあるよ「いやぁホントにお店がいっぱいあって驚いちゃいました。昨日は気仙沼駅の方に泊まったんですけど、あちらは何も無くて」 「あっちは居酒屋1〜2軒あるだけでしょ」 「そうなんです、そうなんです。それに気仙沼駅周辺の道も暗かったですし」 「やっぱ県外から来られた方は、市の名前がそのままの気仙沼駅の方がいいと思っちゃうんですよねぇ。でも、地元から言わせると南の方に宿とったほうがいいんですよ」 「ですよね、ですよね!」 << その場で見たことをそのまま伝えることがいいと思いながら、地元の人から言わせるとそれは違うと思われるのも嫌なのは事実。僕の印象が地元の方と合致しているとテンションが上がるんです。でも、もちろん合致しないこともあるわけで。 >> 「がっはっは、お兄さん、町のことを詳しくご存知だ。気仙沼駅は市の中心的な駅にしては、ちょっと寂しくてね」 「まぁまぁまぁ、でも十分立派だと思いますよ」 「そう?俺なんかあの駅のこと 無人駅のお兄ちゃんって呼んでるからね、がっはっは」 「あははは、そうなんですかぁ(どうしよう、全然意味わかんない、意味わかんない)」 << 今でも意味わかんないわ、無人駅のお兄さん」ってなんぞ?まぁ最後は変な感じになったけど、いろいろ教えていただいてありがとうございました。 時間がめちゃくちゃになりましたが、 シャークミュージアムに戻ってきました。ここはもう営業しているので、ここを楽しんだら10時営業開始のどこかで食事をとって、11時過ぎのバスで帰るという算段です。 それでは中へ。入館料は500円です。 当たり前のように「シャークミュージアムと連呼していますが、「サメの博物館」ですね。気仙沼=フカヒレだと思っていたのでサメというのもすんなり受け入れていますが、別に前々から知っていたとかではありません。   最初は震災に関わる資料の連続。もちろん気仙沼で軒を連ねている以上外せない情報でしょうけど、正直なんだかなぁって思いだったんです。サメだ〜、サメを見せろ〜! さらに奥に進むと震災復興シアターなるものが。あぁわかったよ、見ればいいんでしょ、見れば。地元の人も多く今さら感なのか、スルーしている人も多く、中は僕だけでした。 あ、船が流されてる...。 警報音激しく、クレーンみたいなの倒れて地域の方の悲鳴が。 なんか当たり前のように、いとも簡単に家が流されていく...。 シャークミュージアムが見える。今と建物の色が違うってことは、きっと今のは2代目なんだろうな...。 ...... ...... ...... ...... なんか、どっと疲れた。でも見てよかった。よかったという表現がいいかわからないけど。 車や家が凄い勢いで流されるのも衝撃的なんだけど、撮影している周りの人の声で、「あー終わった、終わった」って声が聞こえるのが凄くキツい。 裁判を傍聴していると、まぁその事件の現場は直に見てはいないけど、目の前に窃盗や覚せい剤、果てには殺人をしたと嫌疑をかけられている人がいて、その状況が克明に説明されます。僕は幸いにもそういった犯罪の被害にあったことはないけど、ニュースなどでしか聞かない犯罪というのが実際に行われている、身に降りかかる恐れがあるものなんだという思いになり、そこにリアルさを感じ、普段の生活においても出来るだけ注意を喚起しています。(某ライターさん、あなたが手錠を生で見てリアルだとか言っちゃうのとは断じて違います。) 震災の日、僕も関東でしたが身動きがとれず近くの駅の大型モニターで津波映像を見ていたのですが、周りが信じられないとか悲鳴を上げている中、裁判で身についているものなのか「これはきっと本当に起きていることなんだろうな」と、なんて表現したらいいのかな、受け入れるじゃないけど多分周りの人よりかは現実的に冷静に見ていたと思うんです。不快に感じたらごめんなさい。 僕の筆の問題なのかもしれませんが、感情を表現するのってホント難しいなぁ。でも、出来れば多くの方に、気仙沼の町を見てもらい、あえて言う被災映像も見て欲しい。そこには実際に大きな被害を受けた町や人がいて、そしてそこから立ち直ろうとしている姿を見るというのは、人によっていろいろ感情があるだろうけど、絶対にいい経験、人としての成長に繋がるになると思うから。 あ〜、なんか本当に疲れたな。久々だ、こういう感情になったのは。 鮫?どうでもいいよ。もっとこの感情について誰かと話す機会が欲しいんじゃー!! まぁサメ博士とやらが腕組みして待ってるし、少しは触れてやらんとな。ってかサメ博士ってなんだよ、俺のことも裁判所伯爵とか呼んでくれよ。   本物の歯を使用しているらしい。皆さんは芸人じゃないんですから、逆にみたいなことはないですから、触っちゃダメですよ。 多くの情報の中で一番興味があったのがこの妊娠情報。サメにもいろいろ種類がいるみたいだけど、長いのだと約3年半も子宮の中で子どもを育てるタイプもあるみたい。人間同様約9ヶ月ってのもいる。 サメに襲われないための4か条だって。近づかない、引き寄せない、手出しをしないだと?どんなにウェーイ系のアホ大学生だってサメ見て近づかんだろ。 最後に「サメより恐いのはだれ」と、答えが中にあるクイズが。まぁ半ば答えはわかりますが、一応見てみましょう。 ...... ...... ...... ...... !!バタン(閉じる音) なんかブサイクが大写しになったので思わず閉じてしまいましたが、もう1度見てみます。 そう、答えはだっせぇ服の裁判所マニアがサメより恐い男の正体でした。そりゃあ意味もなく一人で裁判所巡ってる男なんて恐怖以外の何者でもないわな。人の10年を意味もなくとか言うな!! まぁサメも無差別に人を襲うわけじゃないし、2004年から2013年での国内での事故例はないんだと。でも、人は数百万の、数千万のサメの命を食料として奪うのだから、恐ろしい存在なんですというよくあるオチ。うるせぇ、どう考えてもサメの方が恐ぇわ。 まぁ駆け足だったけど、紹介してないサメの展示部分についても結構楽しめると思うので、気仙沼にお越しの際は是非行ってみてはいかがでしょうか。 時間もいい感じになり、   念願の海産物ともようやくご対面。本当に文句なしに美味しかったんですが、ページ数の関係で詳しくは割愛。(えー) そんでバスに乗って無事に帰れましたとさ、ちゃんちゃん。となれば良かったんだけど、まだ終わらないんだこれが。最近の暑さにも負けないダルさの長文に脱落者も出てきそうですが、構わず続けます。 バスが走り続けますと、海沿いの道はこのような更地になっているところが続きます。相当広い範囲に渡っているので、これら全部に修復が予定されているのかもわかりません。 BRTのバス専用道路。この道路専用の踏切なども設置されており、他に車も走らない1車線の真っ直ぐの道です。南気仙沼駅を出ましたら、登米地裁該当ページへ)の最寄りでもある柳津駅を経由しつつ終点の前谷地駅まで約2時間半走ります。 ただ、前の記事にも書きましたがすべての道のりがこの専用道路を走る訳じゃなく、途中途中で一般道路を走ります。そして撮影時期はゴールデンウィークの真っ只中、一般道を走っていたこのバスは 渋滞に巻き込まれちゃった...。 志津川駅周辺で大渋滞。調べても何があったのが今でもよくわかっていないのですが、今までのスムーズさが信じられないほど動かなくなってしまいました。 まぁいうても僕も旅慣れしていますから、バスはもともと時間は不正確なところありますので、前谷地駅から小牛田駅、仙台駅、仙台空港駅と乗り継ぐに際して、90分の余裕は持たせていたんです。しかし、志津川駅到着予定時刻まで、15分、30分、45分と遅延が続くとさすがに少しずつ焦り出します。 というのも、このバスの終点である前谷地駅から出る電車は30分に1本なので、予定の60分遅れの電車に乗れないと次は90分遅れのやつ。飛行機まで90分余裕を持たせていたとはいえ、搭乗手続きやら考えると90分遅れの電車だと実質アウトになるので60分遅れのに乗るしかありません。 しかし、私大人の余裕です。何度も言いますが旅慣れているのです。こういうこともあろうかと、飛行機の最終便の1つ前のを予約しているので、最悪キャンセルして最終便で帰ればいいんです。 早割みたいなのを予約していたので15,000円ほどの運賃で当日キャンセル代が含まれちゃうから、実質戻ってくるのは8,000円くらい。当日運賃とはいえ、20,000円ちょいくらいなら、もちろん出費は痛いけどこういうトラブルも旅の醍醐味だし、ブログのネタにもなるし甘んじて受け入れるかと思って値段を見たら、 37,000円! ... ...... ......... ............ はぁぁぁぁぁ(゚Д゚ )? 旅慣れた大人の余裕一瞬で決壊。車は全く動いていないので、運転手さんの方まで歩いていき >> 「これ、動く見込みとか全く立ってないんですかね。60分以上遅れると、飛行機に乗れなくなっちゃうんすよ。そしたら飛行機の代わりに僕の37,000円飛ぶんすよ。」 「いやぁ、こればっかりは渋滞だからねぇ、なんともわからないですねぇ」 「とはいえこのバスJRさんの運営ですよね。飛行機乗れなかった分、新幹線への振替とかないんですかね。37,000円ですよ、37,000円。「私JRの人間じゃないんで。まぁ渋滞ですから、諦めてくださいとしか...」 「1時間以上遅れて、そうですか仕方ないですねとはいかんでしょ。37,000円ですよ、37,000円。」 (もう少しマイルドに、かつ37,000円のくだりは全部言っていませんので) << もうどうにもならなそう。結局、志津川駅には75分遅れで到着。ここから道は一気に空いたので、マッハで行けばなんとかとも思ったんだけど、裁判ブログでスピード違反を推奨する訳にはいかんよね。法定速度をきっちり守る運転手の鑑であるバスに揺られ、きっかり75分遅れで途中駅にてトイレ休憩。 トイレ休憩はもともとの予定なんでしょうし、4時間近くバスに乗ってるので止むなしと思いつつも少しイライラしてたら運転手さんが僕のところにやってきます。 >> 「さっきの新幹線の振替の件ですけどね、やっぱ無理だと思うんですよ」 「聞いてくれたんすか?」 「いや、聞いてないけど無理だと思うんですよね」 (じゃあ、来んじゃねぇよ) << まぁこのあともイライラすることあったんですけど、これ以上私の評判下げたくないのでカット。結局、前谷地駅には75分遅れだったので乗りたい便は完全アウトだったのですが、航空会社に問い合せたら、電車の遅延証明書さえゲットできれば無料で別の便に振り返ることが可能だったので37,000円は無事に。よし、この浮いたお金で誰か飲み行こうぜ〜。 で、ちゃんと飛行機も代替のが取れました、ちゃんちゃんでいいじゃん。でも、最後の最後にもう1つだけ。 朝の10時に無事に海鮮丼にありつけたとは言え、11時のバスで4時間強乗車して、そんでここから1時間近く電車に乗って、さらに飛行機で1時間以上と考えると軽くお腹の中に何か入れておきたいところ。実際お腹も空いてきている。前谷地駅では、航空会社との連絡で全然時間がなかったので、次の小牛田(こごた)駅でちょうど20分くらい乗り換え時間がある。駅前にコンビニとか牛丼屋があればそれをかっこむのですが、 どうやらその類はない。定食屋っぽいのはありそうだけど20分だとキツいと思っていたら、 村上屋というパン屋を発見。パンなら外れようがないし、実は地元では知られた名店ということもあるし、お行儀悪いけど電車内で食べることだって可能。きっと小牛田では有名に違いないと村上屋でダッシュしたところ まさか、饅頭屋だとは思わないよね。パン屋のアイコンだったじゃん...。運動選手の栄養補給じゃないんだから、ここで甘いのいらないんだよなぁ。オチとして夕方なんでもう閉まっていましたってのは正直あるかなとは思ってたよ、でも饅頭屋とはつくづく運がない。 でもさ、俺そのときホントに思ったさ。饅頭って書いてるけど、「肉まんじゅう」かもしれないじゃん。 そんな期待を胸に秘め、店内入るとすごく甘い香り漂ってるの。 しかも5個も入ってるし...。 ただ小牛田の名誉のために言っておきますが、この饅頭はとても美味しかったです。伝統あるお店作りでしたし、小牛田に立ち寄ることがあったらお店の様子はまた見に来ると思います。 そんなこんなで気仙沼観光はおしまい。観光らしい時間は数時間しか取れなかったけど、非常に密で、そしてもっと知りたいと思う場所でした。 途中でも言ったけど、ホントみんな一度自分の目で見て、それぞれ何かを感じてほしい。そういう場所でした。 心の底からお薦めです!! 最終目的地に設定している仙台を残して東北地区も全部制覇。 今回みたいなバタつく旅も最後かなと思ってたけど、まさか次の撮影でさっそくだとは思わなかったよ...。続く。