251件目 北見地裁 〜旅は終わらないずっと〜
僕の彼女を紹介します。
僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。
その名前は、北見地裁。釧路地方裁判所北見支部。
というわけで、僕の彼女を紹介します。
改め、
北見地裁を紹介します。
裁判所のHPによると、北見地裁へは「JR北見駅(バス停「2条通」)から緑ヶ丘団地線乗車「花月町」停留所下車徒歩約3分」とのこと。
というわけで、JR石北本線「北見」駅からスタート。
全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」(該当ページへ)からどうぞ。
室蘭大先生(該当ページへ)であったり、滝川永世名人(該当ページへ)のように北海道には魅力的な街が多数ありますけど、やっぱり新たな可能性を探りたいわけですよ。
その点では今回の旅というのは非常に期待値が高いルートかなと思っていたものの、紋別、遠軽と不発。今回の北見を終えたら、残す網走は知名度からもそれなりの都市でしょうから、嫌でもこの北見に期待しなければならなかったんですが、
駅前にこんなデカい建物がドン!ドン!と建てられていたら、そっち視点での期待値は即死。それにしても右の信金はヨドバシみてえな立派さだな。
裁判所はこっち側の出口でいいのですが、反対側へ行くと、
珍しく駅の反対側も立派な建物が建っています。駅の裏側選手権では旭川より好成績残せるんじゃないか。よく工事現場なんかに貼ってある、工事完了後の予想図みたいな感じに不自然なくらいに立派な駅前ですな。
それならそれで普通に町を楽しむとしましょうか。
駅出て正面にそびえ立つこのデカい建物の間の道を進んでいきましょう。道は左を選んでね。
振り返って駅舎を見てみると、駅前の立派さに比べてなんとも背丈の低い庶民的な駅作り。ちなみにかつてはこの北見駅を始発として第三セクターの「ふるさと銀河線」というのが走っていたんだってさ。
それにしてもこの「第三セクター」という言葉、僕は鉄道でしか聞いたことがないんだけど、社団法人・財団法人として3,200ほどの法人がそれにあたるらしい。全く知りませんでした。
歩き始めると、駅前の華やかさから離れてなんとも普通の道。まぁ、駅から見える範囲で予想はついていたけど。
年季を感じさせる北見第一ビル。かつてはここに入っていることが一つのステータスであったと信じることにしましょう。
300メートルくらいは歩いたのかな。バスを使う人はこの「2条通」バス停から乗ってください。乗るのはこの9系統「緑ヶ丘団地線」。1時間に1本から3本とまばらなので、バスのタイミングが合わない人は歩きましょう。
徒歩の人はこのまま真っ直ぐ、バスに乗れた人は「花月町」バス停でお会いしましょう。
右手に立派な北見赤十字病院。ドラマとかでこういう庭付きみたいな病院を見るけど、道路に面している部分からその緑が見えるというのも珍しいのではなかろうか。
北見郵便局。この無知男、いまいち郵便サービスを理解していないので、どうしてこんな立派な建物が必要なのだろうと思ってしまう。少なくとも僕の生活圏内にこんなデカいの今まで無かったし、必要とも思ったことないしなぁ。まぁ就活の時は新宿の24時間受付してくれる郵便局は重宝しましたが。
渡辺界立さんのお店。なんて読むんでしょうね。最初「渡辺界」一(位)の店なのかなと思ったけど、多分フルネームなんでしょうな。
進む道は変わらず真っ直ぐですが、左に曲がるとあの「ピアソン記念館」があるそうです。まぁあのと言っても知らない訳ですが、あとで行ってみるとしましょう。
急遽表れた、「とまりん」と名乗る、恐らくコン○ームのゆるキャラ。それは、ゆるくちゃダメだろ!って下品なツッコミは受けませんよ。
それにしてもこの近藤、全く説明がありません。一応調べてみると、泊村というところにある北海道電力泊発電所のマスコットらしいです。泊村ってどこやねんと思って調べてみると、
この距離のキャラをPRしてくるとは、さては北海道内なら移動楽勝っしょとか考えてる北海道初心者だな。今いる北見から400km近くあるぞ。東京駅から大阪駅が約500〜600kmですからは、それよりかは近いね!!
我らのセイコーマートを発見。ちなみに前回言い忘れましたけど、宿泊した上川駅近くのセイコーマートで私ポイントカード作っています。
北海道北見北斗高等学校。随分と「北」が多い学校ですな。
「NHK前」というバス停の前にはその名の通りNHKが。わざわざNHKの支局があるとは、なかなか中心的な都市なんでしょうな。
工事現場の通行禁止の看板。これは北海道仕様なのだろうか。ってか、きっとこの業界にも業界最大手というのがいるんだろうな。就活生はそういうあまり前に出ない優良企業を探すことをオススメするぞ。
家だか、事務所だか、店だか知りませんが、北海道でこういう屋根を見るとオシャレというより、あ〜雪を落としやすいんだろうなとしか思わん。
我らのセイコーマートがまたも右手側に見えてきました。「寿町4丁目」交差点です。
そこそこにデカい交差点で、かつ裁判所は左と書いてあるのでここを曲がりたくなるのですが、ここより20〜30m先にある
この交差点を左に曲がってください。右に北見信金さんがあるのが目印です。
そしてこの交差点でバス組を待つとします。
バス組もただ真っ直ぐ行くだけなので徒歩組と見える風景はさして変わりません。
花月町バス停です。7分程度、210円で乗ることが出来ます。珍しくバスに乗れば、僕だってこれくらい情報を伝えることは出来ます。
北見駅方面から来た人は進行方向と逆に進みます。
なんとも不思議な寿町4丁目町内会の地図。しかし、この形でどこかで見たような...。
そうか、先ほど前を通りかかったなんか建物に似ているんだ!こんなに似た形がこんな近場で見つかるだろうか、いやこれはきっと何かの暗示に違いない...
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金田一的なボケをするのはともかく、書いてて広げられないと判断したら辞めるという勇気を持とうねみんなは。
左側が北見信金になっているこの信号もない交差点で徒歩組と合流。100mくらいかね。バス組は右に曲がってください。
一気に普通の道になりました。
普通のお宅を撮っちゃって悪いですけど、小さいながらも洒落た一軒家が多かったです。ちょうど建設途中のもあったし、わりかし人気の場所なのかしら。
交差点に、この裁判所の看板が見えたら右に曲がります。そうしたらすぐ左側に入口が見えてきます。
到着〜!!
所要時間は徒歩で20分弱、バスだとバス7分の徒歩3分ってとこですかね。
地図で表すとこんな感じ。基本ずーっと真っ直ぐだけど、最後の曲がるポイントが狭いところだから見逃さないように注意だね。なんか碁盤目っぽいけど、斜めってたりしてまじまじと見ていると随分と気持ち悪い地図だな。
よ〜し、今日も記事を分けずにサクサクっと観光パートやるか。
まずは歩いている最中から気になっていた、
このピアソン記念館を目指すとするかね。それにしても、遠くからわざわざ看板を設けているということはそれなりの場所と期待してもいいのかな、と歩を進めてきたけど完全に周りは民家となり、遂に見つけたピアソン記念館ですが、
宣教師さんの私邸を記念館として復元したものらしい。うん、なかなかに興味の無い部類のものが来ちゃったな。
せめてWikipediaに載ってるくらいの人なら掘り下げられたんだけど、まさかのピアソン記念館は記事にあるものの主はないというビックリマンシール状態。でも、とりあえず記念館の方の記事を見てみると、ミーシャの2012年のシングル「恋は終わらないずっと」という曲のPVに使われたらしい。
では、そんなミーシャさんも訪れたことのあるピアソン記念館はこちら!
なんでここを使おうと思ったのかね。
調べるとミーシャは、長崎県の対馬出身で小さい時から教会でゴスペルに触れていたらしい。そんなところが関係しているのかしらね。
なかなか興味は湧かない中、終いには「近江八幡を愛したヴォーリズ」という新キャラは出るわ、北海道ではない近江八幡なんて地名は出るわで大混乱。
そんな混乱した頭は、ミーシャさんの美しい歌声で癒してもらいましょう。それではお聞き下さい今回のサブタイの元ネタにもなっています、ミーシャで「恋は終わらないずっと」。
まずは1分33秒あたりですね、
これはピアソン記念館の正面横から撮ってますな。
そして続いてのカットは、
恐らくこのソファーから撮ってるな。これ薄暗いから、この画像だけでピアソン記念館って答えられる人はいないだろうな。例によって、PVに使われたって情報は今まさに調べて知ったことなので、私はこのソファーになんの感慨もなく座ってやりましたよ。確かツイッターのタイムラインでも見てたんじゃないかな。
さてみんなが大好きピアソン記念館はこれくらいにして、駅の方に戻っていき
このホテル黒部に入ります。黒部ダムも一回は行ってみたいなぁという思いを抑えつつ、入ったのはレストラン。そして頼んだのが、
塩やきそば!
なんとこの北見はオホーツク北見塩焼きそばというご当地グルメを持っているのです。小樽地裁(該当ページへ)にも同行いただいた友人から教えてもらいました。やっぱ持つべきものは友だね。友だち少ないけど。
北見は降水量が少なく日照が時間が長いという風土のため、タマネギの名産地らしく、またオホーツクで漁れるホタテは国内有数だそうで、さらにそのオホーツクの自然塩を使った特製の塩ダレで味付けしたのがオホーツク北見塩やきそばの発祥らしい。
ほかにも公式HPには8ヶ条というのもあったんだけど、面倒だから見たい人は勝手に見て。
お味はね、良くも悪くも普通。そんなに優劣出る食べ物でもないよね。このホテルを選んだのも、歩くルート上にあったので選んだだけで、特に意味はありません。
腹ごしらえも済んだので、最後に隣の駅まで歩きます。お目当ては、
釧路の時も行った大きな本屋さんコーチャンフォー。なんなら東京にもあるらしいんだけど、やっぱ北海道馴染みの書店は北海道で見ないと。とわざわざ本屋さんを目当てに来たくせに、大きい本屋さんは探すのが大変なので、特に何も買わずに駅へ。
待ってる駅のホームで、
「あぶなぁーい!」って、もう轢いとるやないかーい!と一人関西人っぽさを出しながら最終目的へと向かうのでした。
そんな訳で、駅前は立派な建物が立ち並び、オシャレな家が立ち並ぶ地域なんかもありなんとも不思議な町。ご当地グルメもあって住みよいのかな、北見市の北見地裁
お薦めです!
ホタテは食べたけど、あまり海が近い都市って訳でもないから、内陸で栄えているほうの町という認識でいいのかな。
さぁ割と地味どころが続いた今回の北海道撮影旅行ですが、最後に超長編が待っているのであった...。
全国制覇まで残り2軒
〔網走地裁編へ〕・・・12月24日更新予定